目黒のさんま ＜新宿末広亭＞

 

　　　　　　　目黒のさんま

　

　

　夏場も時折、訪れて楽しんでいたお馴染みの寄席通い。

　しかし、次の山行実施やらその記事のUPやらで
　末広亭にてのお話がしばらくなく・・・・・。

　秋分の日の昨日、久しぶりに出かけてきました。

　天気予報で気温が上がらないとのことでしたが、東京はそれほどでもなかろうと

　高をくくって出かけたのが失敗。

　新宿駅前の気温＝　９：４０　１９℃　　１８：３０　　１７℃

　半袖では、　さむ～～～～い！　と感じる陽気でありました。

　先週の昼休みには、３１℃あった静岡。

　おまけに土砂降りの雨になる時間帯もあった肌寒い１日であった。

　山でこうだと完全に気象遭難だななどと思いながら
　お馴染みの末広亭に向うのでした。

　

　雨の中でしたが、開場の１時間以上前から皆さん傘をさしての待機。

　モチベーション高し！

　丁度このタイミングで小降りとなり　やれやれでした。

　外は冷たい雨が降り続いていましたが、会場は２階席まで満員の熱気と笑いで

　盛り上がりました。

　今回は、色物では　漫才のナイツやWモアモア・ウクレレ漫談のぴろき・

　バイオリン漫談のマグナム小林・物売り声の宮田章司など好きなメンバーが

　ラインナップ！

　米丸や鶴光など実力派の落語も十分堪能。

　また今回は、寄席では珍しくトリの後に　「大喜利」のサービス興行があった。

　笑点のものとは全く異なりますよ。　今回は『二人羽織』。

　遊三、伸乃介、遊吉の３人による軽妙なトークとコント仕立ての『二人羽織』で

　三味線の演奏である。　一粒で２度美味しい昼の部であった。

　夜の部は帰宅の都合上、最後までは聴けなかったが　

　若手の春馬による古典落語の名作『目黒のさんま』が決まった！

　時節柄、タイムリーな噺であり、大勢の人が知っている落語なので　
　実にフィットした。

　また、春馬の活きのいいテンポの良さが　「さんま」を大いに引き立てていた。

　別談であるが、この古典落語『目黒のさんま』にあやかって

　東京目黒では　毎年「さんま祭り」が行われ　

　無料でアツアツの脂が乗ったサンマが　訪れた人々に振舞われる。

　今年は　出だしで不良が続きびっくりするくらい高値のサンマであったが、

　ようやくここに来て例年並みの値段となり　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カモシカの食卓にも秋の味覚到来である。

　

　写真でも大粒の雨が写っていますね！

　末広亭を出ると　土砂降りの雨。　そこは都会のど真ん中。

　心地よい寄席の空間から　一瞬にして喧騒な雑踏の中を新宿駅に向うのでした。

 

 

 

　折角ですから　古典落語「目黒のさんま」を一席お付き合いください。

　春馬とは、対照的な語り口の先代の馬生の高座を見つけたのでお楽しみください。

　　　＜因みに、私はこの先代馬生の演じる『抜け雀』が大変好きです。＞

　　（余談ですが、上方の爆笑王：桂枝雀も大ファンでした。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これからという時に・・・惜しいことをしました）

 

 

　落語「目黒のさんま」（前半） ・・・・クリックで戻ってご覧ください。

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落語「目黒のさんま」（後半）