上高地~涸沢<1日目>
1日目の朝、大正池から望む穂高連峰。 ガスガスの雲の中である。
この写真が、今回の不完全燃焼の山行全てを物語っている。
2019・7・29~31日 本当は、26日からの夏休みで、恒例の槍穂縦走の計画であったが、
熱帯低気圧~台風6号~再び、熱帯低気圧へと変化し 動きが遅いことが最大の要因で
アルプスの梅雨明けも遅れた。夏休み前半は、天気見の自宅待機である。
槍エリアはカット。ジャンダルム~西穂もカット。穂高のメイン部分だけとし
行程は1/3に短縮しての山行であった。山行中の天気も不安定であった。
当初は、週間予報や天気図からも25~26日梅雨明け=夏休み山行計画とドンピシャと喜んでいた。
しかし、熱帯低気圧が天気図上に現れた。高気圧の間を縫って北上。はじめは24時間以内に台風になるとの予報であった。
1日やり過ごせば、台風一過の快晴かと思いきや極端に動きが遅い。そして、再び熱帯低気圧へと変化した。
ズルズルと長い期間、南からの湿った空気を引っ張り込み山は大荒れにこそならなかったが、
稜線は、濃いガスに包まれた。視界不良。いつもなら、360度の大展望も 360度ガスガスで真っ白であった。
山行終盤になって、甲信越地方の梅雨明けの発表があり、ようやくさんさんと輝く太陽を見たが、時すでに遅しであった。
夏山第一弾は、不完全燃焼の山行であった。
<ここ3年連続で,せっかくの夏休み縦走山行を台風によりショートの山行になっている>
1日目から振り返ってみよう。
初日の午後の天気が怪しいこともあり、稜線まで登らずに涸沢までとした。
河童橋にて。 初日の多くの時間を共有することとなったお二人である。
徳沢で降雨となった。雨宿りしつつ、小降りになったところでレインウエアの下だけ着けて
横尾へ。
横尾にて。天気は回復したが、前穂の稜線は雲の中である。
屏風岩。 いつもなら青空と夏の太陽に照らされてもっとクリアに眩しく見えるのだが・・・・。
屏風岩付近の登山道。北穂もガスの中であった。
本谷の吊り橋を渡るNちゃん♪ この辺りから晴れてきた。
涸沢下部。
ナナカマドの葉っぱと実。 秋には真っ赤に色づく。
涸沢ヒュッテ直下。 小規模ながら雪渓を登る。
稜線はガスガスで見え隠れの涸沢カール。
薄ぼんやりながら、全容を現した瞬間にパチリ!
すてきな若いF夫妻でした。将来のお仕事にロマンが広がる。<ドクターY・ドクターZ>
千晴&Nちゃん♪
ヒュッテのテラスでの楽しい一時を共に過ごす。
夕方、一瞬青空が覗いた瞬間である。 明日、2日目の稜線歩きはどうなりますやら?
山行2日目に続く。
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