北横岳&三ッ岳 <雪山>
TOP写真 上:北横岳 下:三ッ岳Ⅲ峰
2020・1・11 新年の初登山は、
北横岳&三ッ岳という対照的な特徴を持つ2座を楽しんできました♪
坪庭からのスタート。
何度も雪のシーズンに訪れているが、これほど雪が少ないのは初めてだ。
<遠望は、中央アルプス都御嶽山>
例年なら北欧を思わせるまっ尻な雪を纏った針葉樹のモンスターツリーと
月面のような真っ白い雪原が楽しめるエリアなのだが。。。
ちょっとがっかり感が漂う中、最初に目指すピーク北横岳に向かう。
この時期にして、黒く岩が露出して見えているなんて、暖冬を通り越して
山もある種、気候危機か?
<遠望は、復路コースとなる三ッ岳、雨池山>
三ッ岳にズームイン! 岩岩と雪! もうすぐそのTOPに立つから 待ってろよ!
緩やかな樹林の登山道を登ると
青空にクリスマスツリーのような針葉樹の北八らしい眺めが展開してくる。
例年なら、これが蔵王のような白いモンスターとなるわけだが 雪不足である。
北横岳ヒュッテ前の広場で休憩を取る登山者たち。
ヒュッテ裏手あたりから、積雪量も多少増えてきた。
<いつもなら真っ白な世界が展開している場所だ>
北横岳南峰直下
北横岳南峰にて
風が強めで、体感の寒さが増す。 されど360度の展望は、気持ちいい!
乗鞍岳~北アルプス南部、 手前は、霧ヶ峰<車山>
穂高~大キレット~槍・・・北アルプス中部、北部へと連続して全て見渡せる。
蓼科山、爺~鹿島槍~五竜<北アルプス>
爺~鹿島槍~五竜~唐松岳~天狗尾根~白馬三山~小蓮華~白馬乗鞍・・。
火打、妙高などの頚城山塊
根子・四阿山・・・・(切れているが、浅間山も見えている)
蓼科山と北アルプスオール
爺~鹿島槍~五竜~唐松岳~天狗尾根~白馬三山
穂高連峰~大キレット~槍ヶ岳 手前に蝶~常念岳の常念山脈が重なって見えている。
八ヶ岳と南アルプス
御嶽山
中央アルプス
掻い摘んで、ざっと展望写真を並べてみました。 展望は抜群です!
山頂から、再び樹林の間の登山道を抜けて北峰に向かう。
北峰山頂に視線を移すと登山者の姿が確認できる。
スタート時の眺めよりは、少し雪山らしくなってきた。<例年よりは極端に雪が少ないけどね>
北峰山頂にて
めっちゃ風が強くて 体感温度は一気に下がります。
でも、展望はサイコー!
晴天は今日だけ。明日は低気圧が接近し登山不可の天候となる。
既に西の空には早くも雲が広がり始めていた。<このあとの写真でわかる>
角度が変わるのて、多少見え方が変わるが南峰とほぼ同じ展望である。
蓼科山と北アルプス
南アルプスと南峰
八ヶ岳
穂高~大キレット~槍ヶ岳
鹿島槍、五竜、白馬三山方面
頚城山塊
浅間山
八ヶ岳
両神山
荒船山
いつまでも眺めていたい爽快な展望である。
名残惜しいが、素晴らしい景色を目に焼き付けて、
次なるピークへと向かうとしよう。
小さなミニモンスターをパチリ♪
この注意看板にあるように北横岳<平坦で、樹林のイージーな登山道>と対照的に
三ッ岳は、鋭い岩峰のピークである。
無雪期は初心者でも登れるが、
雪山となるとコンディションにより登頂は諦める場合もあるピークだ。
三ッ岳が視界に入ってきた。
だんだん近づいてきて、ワクワクする。
また来たよ、かっこいいなぁー!
山頂直下から見上げる。
岩に形成されたエビの尻尾<風の強さを物語る>
凍てつくクサリ。 露出しているのが厄介。
凍りつく岩! 完全に雪に埋め尽くされていない所謂ミックスの状態である。
テクニカルな登攀となる。 いざっ!!
三ッ岳Ⅲ峰に登頂! 北横岳が見えている。
北横岳の左には、中央アルプスの眺めが展開する。
テクニカルな登りをこなして三ッ岳Ⅲ峰に立つ。
だ~~れもいません。。。。。 静寂のピーク。。。。。。
北横岳
蓼科山
Ⅱ峰方面の眺め。 遠望は荒船山。
Ⅱ峰にズームイン!
この先、岩と岩のスリットや凹の危険なトラップのオンパレードとなるため
今回はここまでとした。 (かつて、単独者が脱出できなくなり命を落とした事例有り)
三ッ岳Ⅲ峰よ、さらば。
坪庭へ下山。
先ほど立っていた三ッ岳を振り返り見る。
午後の時間帯に入ると陽光の関係から、北アルプスが立体的に眺められるようになる。
(反面、紺碧の空も白んで、午前中のシャープさがなくなる)
北アルプスと霧ヶ峰
穂高~大キレット~槍ヶ岳 / 蝶~常念 のお気に入りの眺めを楽しみつつ下る。
おまけ:復路のドライブにて八ヶ岳の眺め
硫黄、横岳、赤岳、阿弥陀、権現、編笠・西岳
横岳、赤岳、阿弥陀岳にズームイン!
赤岳、阿弥陀岳
横岳
権現岳
天狗岳
蓼科山、北横岳
2020年、初山行の余韻に浸りつつ家路に着くのでした。
<完>
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