首相による違法行為の可能性は?
「桜を見る会」野党ヒアリング詳報1
毎日新聞2019年11月12日 17時31分(最終更新 11月13日 11時36分)
首相による違法行為の可能性は 濃厚である!
来年度「桜を見る会は中止する」で終わる問題ではない。
⇒ 安倍首相、またもや会の中止をもって 幕引きを図り 何でもなかったことにしようという魂胆が見え見え!
逃げるな、安倍首相、あなたの名ゼリフ「責任を取って」ください!
その終焉の時が 訪れるのが怖いですか?
首相主催の恒例行事「桜を見る会」に、安倍晋三首相の後援会関係者が多数招待され「公費の私物化だ」と批判されている問題で、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党による追及チームは12日、国会内で合同ヒアリングを開き、会の実態などについて事務局サイドに質問した。主なやりとりは以下の通り。【吉井理記、中川聡子、大場伸也、江畑佳明/統合デジタル取材センター】
公選法、政治資金規正法に触れる可能性は
黒岩宇洋衆院議員(立憲民主) 「総理主催『桜を見る会』追及チーム」の座長の黒岩です。今日もワイドショーでコメンテーターが「今回のこの事案は度が過ぎる」とか「首相の支持者へのえこひいきだ」とコメントしていたが、
これは首相の違法行為の可能性の極めて高い事案だ。
具体的には
公職選挙法と政治資金規正法に抵触する疑いが極めて濃厚だし、
財政法や会計検査院法にも触れる可能性がある。
今回の「桜を見る会」は本来、国に功労・功績があった方をお呼びするのが趣旨だ。
でも、それに当てはまらない後援会の方を数百人規模で招待し、無料で飲食の大盤振る舞いをしたとなれば、公職選挙法違反になる。さまざまな証言から、後援会の人が前日から都内の一流ホテルに集まり、会費は5000円。だが、写真で見る限り高級すし店のすしが出て、とても5000円では賄いきれないことが行われているという。これが事実なら、完全な供応、公選法違反だ。
加えて、全体の旅費などがパッケージで、(安倍首相の地元である山口県)下関市から往復し、ホテルで宿泊して飲食となれば10万円単位の自己負担、しっかりなされているのか。(5000円との)差額はどうなのか。
数百人規模で、一人数万、数十万円かかる後援会活動となれば、トータルでは何千万円という莫大(ばくだい)な活動ですから、政治資金規正法ですべて記載しないといけない。
でも安倍首相の国会議員関係政治団体、どこにも記載がない。
これは虚偽記載と同等の罪で、極めて重い法律違反になる。
今日は一つ一つ、事実関係を解明していきたい。最終的にはどういう目的で、どういう趣旨で後援会の人が招かれ、前夜祭が開かれたのか。これはもう首相しか分からないので、追及チームの仕事は、外堀は淡々と客観的事実に基づいてすべて埋める。あとは首相が答えるしかない、という状況を作り出すということ。臨時国会だけでなく、通常国会も含めた長期レースになる。
では今日は、具体的に「桜を見る会」の招待状に関して論点を絞る。一つずつ進んでヒアリングをやりたい。決して(政府省庁の)みなさんを追及するものではなく、安倍首相が本当に公的行事を私物化したのかどうか、という点を一歩一歩解明していくためにご協力をお願いしたい。では副座長の田村議員から。
田村智子参院議員(共産) 私の8日の質問には(安倍首相に)何も答えてもらっていない。首相はこれで終わらせられると思っているかもしれないが、
「私たちの税金で何をやってくれたんだ」という国民の怒りがある。
あれで終わらせるわけにはいかない。
まず招待の仕組み、どういう人を招待したのか、ということをお聞きする。しっかりお答えをいただきたい。
「一般論としてだが、買収罪の一つの要素」
黒岩氏 ではまず総務省。公選法の趣旨にのっとって答えてほしい。「桜を見る会」のような公的行事で無料で人を呼んで、というのは今まで想定していないケースだと思うが、ただで飲み食いさせ、人を勧誘する。こういったケースが法に抵触する可能性があるのかどうか。
黒瀬敏文・総務省選挙課長 一般論だが、
買収罪というものは「選挙人などに対して、特定の選挙に関して、当選を得、または得しめない目的をもって、金銭物品または財産上の利益等を供与したものにかかる犯罪」とされておりますので、これに当てはまるかどうかだと。
黒岩氏 一般論として、法に触れる可能性は排除はできないということですね。
黒瀬課長 あくまでも一般論です。
黒岩氏 もう一点。仮に5000円という会費で、コストだけでも1万円、1万5000円かかる。一般論だが、あらかじめ1万円、1万5000円かかると見越された会合に、5000円という会費を設定し、選挙民をお呼びするということは、これは法に触れる可能性はあるか。
黒瀬課長 法律には「財産上の利益」という文言があるので、それにあたるかどうかだと思う。
黒岩氏 一般的に財産といえば有価物だと思うが、飲食は供応、有価物に含まれるという理解でよいか。
黒瀬課長 今回の事案うんぬんではなく、
一般論としてだが、物品を与えるのはその中に入るので、買収罪の一つの要素だと思う。
「招待客名簿は遅滞なく廃棄した」
黒岩氏 重要な指摘だ。一般論が果たして個別論に当てはまるのか。我々は一歩一歩積み重ねていきたい。収支報告書については改めて聞きたい。まず直近の2019年の「桜を見る会」、案内状を1万5400組出したということだが、この招待客名簿をお出しいただきたい。
酒田元洋・内閣府大臣官房総務課長 招待客名簿は、会の終了をもって使用目的を終える。個人に関する情報ということもあり、従前から「保存期間1年未満の文書」として遅滞なく廃棄をするという取り扱いをしている。今年の分も存在していない。
黒岩氏 1点目はいつ廃棄したのか。紙なのか電子媒体なのか。2点目は電子的なバックアップを含め、全く存在しないと言い切れるのか。後で出てきたら大変なことになる。
酒田課長 まず文書、電子媒体両方ある。いずれについても、すでに廃棄している。正確な日付は手元にもっていない。
黒岩氏 すぐ調べて出してもらいたい。いつ、何をもって廃棄なのか。電子媒体は、どういう形で消去したのか。これについてもお答えいただきたい。今の課長の認識だと「紙も電子媒体も一切ない」という理解でいいのか。いいんですね。
野党議員 内閣府大臣官房公文書管理課長が作成取得者、管理者となっている文書で「園遊会、桜を見る会の推薦(2018年度)」というのがあり、保存期限は「3年」と書いたものがある。これを廃棄したということか。
酒田課長 それは公文書管理課が一部署として決めたもの。内閣府全体のものではなく、公文書管理課が一つの課として出したものだ。
黒岩氏 その問題は後でやる。・・・
《まさに #二階からガソリン》 《#二階からガソリン うますぎて草》
こんなハッシュタグが生まれたのは11月12日のこと。「各界で功績、功労のあった方々」を招待することになっている総理大臣主催の「桜を見る会」に、安倍晋三首相(65)をはじめとした自民党議員たちが、多数の後援会関係者を招いていた問題。
安倍首相が「(功労のある)自治会やPTAの役員方が後援会員と重複することもある」「招待者の取りまとめなどには関与していない」と必死に茶番の言い訳を火消しをするなか、
油を注いだのが自民党の二階俊博幹事長(80)だ。
「誰でも議員は、選挙区のみなさんに、
機会あるごとに、呼びかけて、ご参加いただくということに配慮するのは、当然のことじゃないか」
「(与党議員に割り当てられた招待枠が)あったって別にいい。何か問題があるか」
法に触れてもいいじゃないか、当然だよ、何か問題あるのか
言っちゃったよ! 大炎上! 身内が半ば違法性を肯定したわけだ!
自身の主催で来年春に行う予定だった「桜を見る会」の中止について、
「既に(菅義偉)官房長官が説明したとおり、私の判断で中止することにした」と述べた。
首相官邸で記者団の質問に答えた。
記者団からの「国会で説明をしないのか」との問いには答えなかった。
黙りですかね!
中止は当然のことながら、 違法性の可能性を含めて きっちり責任は取りましょう!
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