2月26日 今日は何の日?
2・26事件なんて、答えていたら東大の合格答案は書けませんぞ。(笑)
独自の発想、豊かな感性、考察力、分析力、過不足なく論理的にまとめる力。
こんなものが求められるのでしょうが、
映画『男はつらいよ』寅さんのセリフなら、なんか合格答案が書ける気がする(笑)
「寅さんに学ぶ日本人の生き方」(扶桑社)参照
東大の入試問題に「寅さんのセリフ」が登場した日だ。
東京大学の国語入試問題に、映画『男はつらいよ』の寅さんのセリフが問題文として登場したのが 2月26日だ。<1992年>
『東大入試 至高の国語「第二問」』(朝日選書)は、東京大学の国語入試問題の中でも、とりわけ難易度が高いとされている
第二問目の過去問題を取り上げ、東大が求める人物像について考察する本。
この本から、寅さんの名言が引用されたという1992年の国語入試問題は、以下のようなものだ。
東京大学理科前期入学試験の国語第2問
【問題】 次のア・イ・ウは、同じ主人公が登場するシリーズものの映画のセリフである。ア・イ・ウのいずれかを選び、それを手掛かりとして、感じたこと、考えたことを、160字以上200字以内で記せ。
ア 「インテリというのは自分で考えすぎますからね、そのうち俺は何を考えていただろうって、分かんなくなってくるんです。つまり、このテレビの裏っ方でいいますと、配線がガチャガチャにこみ入っているわけなんですよね、ええ、その点私なんか線が一本だけですから、まァ、いってみりゃ空っポといいましょうか、叩けばコーンと澄んだ音がしますよ、なぐってみましょうか」
イ 「寅さん、人はなぜ死ぬのでしょうねえ」
「人間?そうねえ、まァ、なんて言うかな、結局あれじゃないですかね、人間が、いつまでも生きていると、陸の上がね、人間ばかりになっちゃう、うじゃうじゃうじゃうじゃメンセキが決まっているから、みんなでもって、こうやって満員になって押しくらマンジュウしているうちに、足の置く場がなくなっちゃって、隅っこに居るやつが、アアなんて海の中へ、パチャンと落っこって、アップ、アップして『助けてくれ!助けてくれ!』なんてね、死んじゃう。そういうことになってるんじゃないですか、昔から。そういうことは深く考えないほうがいいですよ」ウ 「梅の花が咲いております。どこからともなく聞こえてくる谷川のせせらぎの音も、何か春近きを思わせる今日この頃でございます。旅から旅へのしがない渡世の私共が、粋がってオーバーも着ずに歩いておりますが、本当のところ、あの春を待ちわびて鳴く小鳥のように、暖かい陽ざしのさす季節に、恋い焦がれているのでございます」
さあ、あなたも答案書いてみましょう!!
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