「改ざんで自殺」裁判15日開始
07月15日 00時09分
森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられたことを苦に自殺した近畿財務局の男性職員の妻が国や財務省の佐川元理財局長に賠償を求めた裁判が15日から大阪地方裁判所で始まります。
妻はなぜ夫が命を絶つまで追い詰められたのか説明を求めることにしていて、裁判で新たな事実が明らかになるのか注目されます。
近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻の雅子さんは、赤木さんが改ざんを強制されたことでうつ病を発症し自殺したと訴え、ことし3月、国と佐川元理財局長に1億1000万円余りの賠償を求める裁判を起こしました。
15日午後2時から大阪地方裁判所で1回目の審理が行われ、雅子さんは法廷で意見を述べる予定です。
この中では改ざんに抵抗した夫がなぜ命を絶つまで追い詰められなければならなかったのか佐川氏をはじめ財務省などの関係者に対し、法廷で説明するよう求めていく考えです。
これに対し国側は争う姿勢を見せる一方、原告側の主張する事実関係を一定程度認める見通しです。
佐川氏側は訴えを退けるよう求めるとみられています。
国有地取り引きをめぐって政治問題化したすえに現場の職員の命が失われた財務省の改ざんで、新たな事実が明らかになるのか注目されます。
雅子さんは、真実が知りたいと訴えています。
それに引き換え、15日開始の裁判で
国や佐川は、訴えを退けるよう求めたという態度はいかがなものか!
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