天城の瞳に逢いに
新緑の天城越え♪
昭和天皇も歩かれた御幸歩道を野烏のさえずりを聴きながら、
神秘をたたえた八丁池までのハイキング♪
八丁池・・・「天城の瞳」とも称される。
八丁池は 標高1125mにある天城火山の火口湖で、
周囲がスズタケに覆われている。
八丁池の名は、周囲が八丁(約870m)あるところからこの名がある。
天然記念物「モリアオガエル」の棲息地としても知られている。
八丁池へのルートは複数あるが、最もお気に入りの
天城峠からブナやヒメシャラの自然林を行く尾根コースを歩く。
伊豆に縁の川端康成
「伊豆の踊り子」文学碑
水生地下の駐車場から、R414を新天城トンネルに向って左側の細い道を登ると 8分程で手っ取り早く旧天城トンネルに出られるが、 本日のテーマは「新緑」を楽しむことにある。 因って、往路は旧天城街道をのんびり時間を掛けて歩くことにする。
足下には、水生地からの天城の奥入瀬といわれるせせらぎの心地よい音が響く。
マイナスイオンもたっぷりだ。
フレッシュグリーンの朝のシャワーを浴びて 清々しい気分で満ち足りる。
シジュウカラやコルリのさえずりが 自然のクラシック音楽となって耳に心地よい。
登山道に入るとブナやヒメシャラが主流となるが、この辺りはカエデも多い。
秋同様、青空に映える色彩を楽しみたいところだが、
生憎本日は「曇り空」の1日であった。
しかし、仕事で疲れきった心を癒すには十分な新緑の輝きだ。
つづら折の旧道を新緑を楽しみながら進むと 程なく旧天城トンネルに辿り着く。
右手を登っていけば、天城峠だ。
『風の群れ 天城隧道(ズイドウ)♪』
トンネルの中ほどまで進み、闇とひんやりした空気を楽しむ。
トンネル右脇の急な道をジグザグに登ること15分で天城峠。
天城峠付近の様子。
右ヘ行けば旧天城峠(二本杉峠)を経て猫越峠・仁科峠方面の
「伊豆山稜線歩道」。 八丁池ヘは左の道を辿る。
起伏の少ないこの道は、実は 天城山縦走路の西側半分に当たる部分なのだ。
ブナやヒメシャラがメインの森である。
杉や檜、ブナ、ヒメシャラ、シデ類の多い自然林の道は、
新緑の頃と紅葉の頃に訪れると、いっそう天城の自然が満喫できる。
数年前の台風で崩落した登山道の上の尾根に新たにルートが開かれており、
展望ベンチも設けられるようになった。
大好きなブナの大木の下で。
見上げると 大いなる生命力を分けてもらえるような気がする。
「お~~い、また逢いに来たよ!」
すべすべの木肌は ブナとは対照的で しなやかな女性を連想させる
ヒメシャラの持つある種の妖艶さ。
気持ちのいいハイキングの小道。
以下、登山道の様子。、新緑の森の中をどこまでも歩いていく。
曇り空なので、葉っぱの輝きがいまひとつである。
写真では、余計さわやかさが伝わらないかな?
目には、新緑。 足裏には 山道の感触。
そして、終始止むことなく聞こえる野鳥のさえずり。
時折、鹿の呼び声が森に響く・・・・・。 閑かな 閑かな 山歩き♪
道は平坦で、ブナの木の根が道に張り出している所もあるが快調に歩ける。
「野鳥の森・コマドリ歩道」の分岐をすぎ、
大見分岐点から35分で寒天林道(八丁池遊歩道)に出る。
少し登るとすぐに展望台入ロ。左ヘ折れて1分で着く。
風景は アセビのトンネルへと変わる。
盛りを過ぎた名残のアセビの花
アセビの新芽
鉄のヤグラの展望台に乗ると八丁池が見下せる。
その上に富士山や南アルプスも望めるが、本日は雲隠れしている。
この展望台で見た一瞬の青空が、本山行の唯一のもの。
ここから八丁池ヘは10分弱の下り。
八丁池の湖畔を行く。
霧が流れてくる。
万三郎岳と旧天城トンネルとのちょうど中間点に位置する八丁池。
案内板の写真を撮っていると
瞬く間に 霧に包まれた八丁池。
走り水 迷い恋 戻れなくても もういいの♪
到着するや、視界がなくなるとは・・・。 おまけに気温は低い。。。
再び霧が流れ、視界が得られた。
いつもだと 対岸の新緑の中にシャクナゲやミツバツツジのピンク色があるのだが
今年は、花が遅い。
視界があるうちに 千晴と記念撮影。
八丁池は、静まりかえっている。
いつもだと青空の下、この芝生の上でのんびり昼寝をするのがお約束だが
冴えない曇り空で、ウエアを着込んでも 底冷えがする感じであった。
とても寝転がるのは無理・・・。
湖畔の散策にと歩き始めると また霧が!
遠くを眺める楽しみはもうないので、足元の自然を楽しむことにする。
苔も新緑まっさかりだ!
湖畔の砂地には いろいろな動物の足跡がいっぱいついている。
こやつは何もの? ↑
細く長い爪があるね! テンかな?
これはすぐ分かりますね! 鹿さんだ! ここで水を飲んだんだね。
お~~、霧の摩周湖♪
いや、霧の八丁池♪
退散!
到着した時の入口の風景。 視界なし。 さむ~~~い!
霧に包まれたブナ。 幻想的な森の雰囲気もいいね♪
表情が全く異なって見えるブナ。
下山を開始すると 霧が晴れ明るくなってきた。
新緑に輝くブナ!
先ほどの霧に浮かぶ上がる幻想的な雰囲気とは一転。
だから、自然は面白い。
往路は曇り空の中だったが、復路では一瞬、登山道に日が射した。
同じ道を引き返しているのだが、その印象も変わってくる。
右下に水生地の谷を見下しながら進むとわさび田が見えてくる。
わさび沢 隠れ径(ミチ) 小夜時雨(サヨシグレ) 寒天橋♪
新緑越しに 対面の山腹を眺める。
旧天城トンネルから 帰路は新天城トンネル脇へと降りた。
今年は山の花の開花が遅いが、ゴールでヤマツツジが満開の見頃を迎えていた。
毎年、新緑の頃 ブナの黄葉の頃を中心に ブログには掲載してませんが
ふらりと疲れを癒しに 昼寝に行く八丁池。
さて今度は、数年ぶりに 軽やかなモリアオガエルの合唱を聴きに行こうかな。
あなたと越えたい 天城越え ♪
>GPS観測や光波測距
まだ我が山登りでは、そこまでは。。。
必要が生じたらその時はお世話になることも・・・。
「標石で遊ぶ会」を主催してます。
一度訪ねてみてはいかが。
国土地理院のある つくば市のとなり牛久市在
GPS観測や光波測距などを教わったらどうでしょう。八ヶ岳などで…
http://kaempfer.at.webry.info/201006/article_8.html
初めまして。たぶんRNさん=ろくちゃん・「緑茶ん」の紹介かな。
八丁池をご存知で嬉しいです。
あのワサビ田は、昔から健在なんですね。
最近、登山道や道標も一段と整備されたのでかつてと印象が異なるのかもしれません。
色が掠れた天城山一帯の小さなルートプレート<水色と黄色>は一掃されてしまいました。
そこに、八丁池とあって、懐かしく写真を拝見しました。
というものの、仕事で八丁池を訪ねたのは、35年も前でしょうか、こんな景色だった?、こんな道だった?、何もかも忘れてしまっています。
それでも、帰り道で見た、谷あいに木々が影を落とすワサビ田の美しかったことだけは思い出しました。
すれ違ったお二人連れ、はっきり覚えています♪ ご近所さんでしたね。
八丁池は、お天気がよければのんびり過ごせて、とても快適なすてきな場所なんですよ。
ぐるっと一周できるのです。天気がいいと、湖畔でまだまだ他のお楽しみも見られるんです。
>また是非いってみたいです♪
天気のいい日にね!わたしもまた何回か通うはずです。
さわやか天城ですので、よろしくです。
新緑のさわやかさと野鳥のさえずりは、本当に心地よいです♪
すーと申します~~どうぞ宜しくお願いします^^
私たちもあの後、頂上付近で霧に阻まれ、恐怖と寒さの中早々に退散してきました><
池周辺に写真のようなかわいい動物たちの足跡があるとは、、全く気付かず。。。惜しい事をしました:;
でも、いろんなルートがあるようなので、また是非いってみたいです♪
http://www.youtube.com/watch?v=OKrskFTxG4o
湯の町エレジー
http://www.youtube.com/watch?v=WTJIwV4WGDo
http://8.health-life.net/~susa26/ikoi/yunomatierezi.html
森林浴によって、フィトンチッドをたくさん浴びたのではないでしょうか、リフレッシュできますね。
紅葉より好きなんです。
青空の方が、新緑も映え 八丁池での昼寝にもいいのですが 霧の演出もよい雰囲気に見えますね。
>潤いたいワタシ(^^♪
八丁池にいらっしゃい。きっと天城の森が優しく包んでくれるはずです。
この季節ならではの美しい新緑、
八丁池の霧も素敵。
潤えそうですね~~~!潤いたいワタシ(^^♪
伊豆って若い頃は海に行ってたけど
今は遠くてなかなか行けないです。
でも、いい所ですね。
いつの日かまた・・・(^_-)-☆