「さらばシベリア鉄道」＆「木綿のハンカチーフ」 太田裕美 ＜日本名曲遺産 その７＞

 

　「さらばシベリア鉄道」＆

　　　　　「木綿のハンカチーフ」　太田裕美

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜日本名曲遺産　その７＞

 

「木綿のハンカチーフ」と言えば、知らない人はいないでしょう。

素朴な乙女の恋人を思う純な気持ちに、この歌を聴く度にせつなくなり、涙しながら、

青春時代を思い起こさせる。時代を超えた国民的な名曲に挙げてよいだろう。

「さらばシベリア鉄道」は、メロディーが印象的な曲である。歌詞の意味は多分聴く人によって重さが異なるだろう。

「伝えておくれ　１２月の旅人よ♪」・・・・・・

 

さらばシベリア鉄道　太田裕美

 

「木綿のハンカチーフ」

 

 (1) 恋人よ　ぼくは旅立つ　　東へと向かう　列車で　　はなやいだ街で　君への贈りもの　　探す　探すつもりだ　　

　　いいえ　あなた　私は　　欲しいものは　ないのよ　　ただ都会の絵の具に　　染まらないで　帰って　　染まらないで　帰って

 (2) 恋人よ　半年が過ぎ　　逢えないが　泣かないでくれ　　都会で流行(ハヤリ)の　指輪を送るよ　　君に　君に似合うはずだ　　

　　いいえ　星のダイヤも　　海に眠る　真珠も　　きっと　あなたのキスほど　　きらめくはずないもの　　きらめくはずないもの

(3) 恋人よ　いまも素顔で　　くち紅も　つけないままか　　見間違うような　スーツ着たぼくの　　写真　写真を見てくれ　　

　　いいえ　草にねころぶ　　あなたが好きだったの　　でも　木枯らしのビル街　　からだに気をつけてね　　からだに気をつけてね

 (4) 恋人よ　君を忘れて　　変わってく　ぼくを許して　　毎日愉快に　過ごす街角　　ぼくは　ぼくは帰れない　　

　　　あなた　最後のわがまま　　贈りものをねだるわ　　ねえ　涙拭く木綿(モメン)の　　ハンカチーフください　　ハンカチーフください