1日目 常念岳レポ ←クリックでご覧いただけます。
10/7 2日目 蝶ヶ岳
山の朝は早い。日の出前であるが空一面オレンジ色に染まりだす。
朝焼けに染まる空と、富士山・南アルプスのシルエットの光景がドラマチックだ。
ご来光を待つ岳人たち。
雲海の下から 太陽が顔をのぞかせる。
出たー!
静かに時が刻まれる。 荘厳な山の夜明け。
秋の空が高い。 清々しい山の1日が始まる。
雲海に浮かぶ霞沢岳と乗鞍岳。
モルゲンロートに染まる槍ヶ岳。
モルゲンロートに染まる山肌をカメラに・・・・。
「穂高がすごいわよ!」 「槍のほうがステキよ!」
朝日に照らされたテン場。
朝は冷えます! 山では早くも霜柱がサクサク!
標柱のある蝶ヶ岳の山頂より、広々していて展望抜群な蝶ヶ岳三角点に向かう。
蝶ヶ岳ヒュッテ~瞑想の丘~を過ぎた付近から、常念に至る稜線を望む。
斜面がモルゲンロートに染まり、紅葉の始まりと相まって一層綺麗だ。
稜線を飾る草紅葉も程よいアクセントとなって槍ヶ岳の眺めを引き立てる。
途中で、蝶ヶ岳ヒュッテ・蝶ヶ岳山頂方面を振り返る。紅葉のピークにはまだ早いが十分感動を得られる美しい稜線だ。
蝶ヶ岳三角点のあるひろ~~い頂上<かつて>に着く。
稜線越しに大滝山・蝶ヶ岳山頂を見やる。
ここには7時前に到着し、離れたのは正午過ぎだ。丸々5時間をここでまったりと過ごした。 これが今回の狙いだ。
この先、同じような写真が出てくるが私にとっては微妙に変化する空の色や山肌の感じ、その時琴線を振るわせた感動によって何回でもシャッターを切っているのであしからず。
穂高・・・A
槍・・・B
A+B で屏風のように一続きに見える山岳風景です。1枚につなげる技術がないので、皆さんの頭の中で連続のパノラマ写真を構築してください。
この槍穂高連峰を見るにつけ、恒例の槍穂の縦走を思い起こすのであった。
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ジャンダルムや西穂は背後になって見えていないが(心の目で見て)、それも含めて自分が歩いた稜線を何度も何度も目で辿ってしまう。
最も好きな穂高であるが、槍も含めてズラリ展望できる蝶ヶ岳もお気に入りの山なのである。カモシカ・マイ100名山間違いなし。
秋色の槍ヶ岳のアップ。
東鎌尾根、槍沢がはっきり見て取れる。
槍穂高の岩稜の迫力あるパノラマは最高だが、蝶ヶ岳に続く稜線もお気に入りだ。
蝶ヶ岳讃歌
ひろ~~~~い頂稜のほんの一角です。
槍穂高の展望トレイルを早朝、常念岳に向かう人たち。
上高地方面を見下ろす。御嶽山、乗鞍岳、霞沢岳と梓川。
梓川からは競りあがる明神岳、前穂と立体的な山肌が見える。
穂高と千晴
槍と千晴
穂高連峰~大キレット~槍ヶ岳
足元にはコケモモが小さな宝石のように輝く。
クロマメ<アサマベリー>と共にフルーツ食べ放題である。
山の恵みに感謝である。
蝶槍を挟んで常念岳
同じ蝶槍、常念岳でも時間と角度が変われば、味わいも異なる。
これもまた山の魅力のひとつである。
私と同じように長いこと座って、穂高の山々と対峙する人。
A
B
C
D
E
A+ B+ C+ D+ E= 一箇所に座っていて一遍に目に飛び込んでくるまさに文句なしの大展望である!
槍穂の山そのものが好き、そして、蝶からのこの展望が好き!
何度も何度も通ってしまうカモシカなのである。
穂高の山塊
涸沢岳と北穂、涸沢カールも見える。
ザイテングラートもトラバース道もはっきり見えている。
前穂~吊り尾根~奥穂
大キレットから槍、北鎌尾根。
槍・穂高連峰の大パノラマを眺めながらの展望トレイル
歓喜のカモシカジャンプ4連発!
しばらくは貸し切り状態が続き、静かに山と対峙したり、好きなだけ跳んだりと存分に楽しんだカモシカであった。さすがに、正午近くになると、常念から蝶へ縦走してくる人の影が現れるので、再度、この景色を目に焼き付けてから標柱のあるほうの蝶ヶ岳山頂に向かうことにする。
展望を楽しんだ頂と常念岳を振り返る。
瞑想の丘手前から稜線と槍ヶ岳を振り返る。
蝶ヶ岳ヒュッテからすぐの蝶ヶ岳山頂 2677m
山頂から見下ろす蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳。
いざ下山しようとザックを背負っても、いつもここでは山を振り返り、なかなか下りの一歩を踏めない私である。
「また来るよ、そのときもまた笑っておくれ・・・。」 山に手を振りお別れである。
テン場の脇から一気に下る。途中、何箇所か常念を望めるポイントがある。
↑
『昨日三股へ向かって下りている時、あまりに空が青く澄んだ色をして、
・・・<中略>、何度来た道を引き返そうと思ったことか・・・
下に行くにつれて、さっきまですぐにでも手に届きそうだった常念が
また遠く雲の上の存在(←まさに)のように思えて少し切なくなったものです。
今日は土日の空と打って変わって荒れ模様ですが、
私の頭の中は山と空と大地の明るいヴィヴィッドカラーで色鮮やかですよ~!』
~山のマドンナ さっちゃんの手記引用 ~
天子の羽を思わせるキノコ発見。
初夏にはオサバグサの大群落で埋め尽くされるまめうち平。
うんざりする長い下りだが、「力水」まで下るとゴールは近い。
ここの水は格別だ。蝶沢の水場は枯れることが多いがここは常に水量豊富だ。
手のひらより大きい傘のキノコ発見。
1日目のスタート地点に戻ってきた。
<完>
やっぱり 秋の朝は すごいですよね・・。
蝶・常念は 秋がいいかも・・・・。
φ(..)メモメモ
長男が、本当に綺麗な景色だね~・・・と一枚一枚じっくり見ていました。
来年の秋山は蝶・常念に決めました。
数枚の写真にもその気持ちが現れています。
黄色と赤と這松の緑との写真特にキレイですね~
どうも、ぼくは朝が苦手でご来光を拝めるのは
数回に一回なのですが、こんな素晴らしい景色
満喫できるのですよね(^ω^)
初めてお邪魔いたします。
山のマドンナ・・・???こと(恐縮です)、“さっ(ちゃん)”です。
カモシカさん、その節は大変お世話になりました。
本当に写真綺麗ですね~!
あの日見た景色が次々と頭を駆け巡ります。
ロクなカメラを持ち合わせていなかった私にとって、この2日間のカモシカさんの記録は、立派過ぎる程の永久保存版アルバムですよ。
(でもあの後すぐカメラ買いに走りました!カモシカさんと同じメーカーの910です)
今週はどちらに行かれましたか?
私は昨日、白馬大池~小蓮華岳辺りを散歩して来ました。
・・・アワワワワ~
蛍光色の赤黄オレンジ(紅葉)と、つき抜ける青(空)と、白(大地)の絶妙なコラボレーションで、先週に引き続き私はまた絶叫しまくりでした~
またどこかでバッタリ!なんてことがあるかもしれませんね。
景色を見ては「うわぁ~」と感嘆のおたけびを上げている、フットワークの軽い女がいたら、それは私かも・・・?しれません
でも、今回の一枚目の写真・・・良いですね!
朝日が出るまでの感じも・・・。
本当に、永久保存版ですね!
涙が出てきそうなほど綺麗な景色ですよね。
カモシカさんは絶景を切り取るのがとても上手くて、見ている方も行った気になれますね(^o^)/
蝶ヶ岳・常念岳は未踏なのでこのレポを見ていたら早く行ってみたくなりました。
やはり、カモシカさんのときのような絶景を見るには秋の方がいいのでしょうか?
カモシカジャンプ4連発がカモシカさんの喜びを良く表していて◎ですね!
って言うか、ジャンプが高い!羨ましいです・・・。
槍のアップ、表裏銀座の大パノラマ、朝焼けの美・・
千春ちゃんが好い味かもして、可愛いマドンナさんとも・・^^
1・2日目と紅葉の楽しい山旅を拝見させて頂きました♪
一般的には秋のほうが大気が澄んでいますが、きれいな朝焼けは夏でもOKですよ。秋でもだめな日はダメです。
>長男が、本当に綺麗な景色だね~・・・と一枚一枚じっくり見ていました
レポ作成の甲斐があるというものです。ありがとうございます。
来年の山行計画もバッチリですね!
登ってよし、眺めてよしです。
>黄色と赤と這松の緑との写真特にキレイですね~
蝶ヶ岳の稜線ですね。のびやかで、眺めていると癒される稜線美です。
>こんな素晴らしい景色
満喫できるのですよね(^ω^)
きれいに焼ける朝も夕景と同じで、何回かに1回ですよ。