ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンを原寸大で製作をしています。
この車は1886年に製造され、内燃機関で 走行するように設計された世界初の自動車です。車両の費用は 1885年に$1,000だったそうです。この 車両はカール・ベンツが1886年1月29日に出願しています。
フレームの製作から入りました。 トヨタ博物館の展示車から寸法を取らせて頂き図面にしています。エンジンの内側(シリンダヘッド内)等は外見から想像して図面にしています。図面も途中です。少しずつシャーシ、エンジン部品ができてきました。
フレームの製作: パイプに砂を詰めてバーナーであぶりながらゆっくり形に合わせて曲げていきます。popヨシムラ(吉村秀夫)さんが手曲げ集合マフラーを作っていた方法です。外形42mm肉厚2.6mmの鋼管も問題なく曲がりました。曲げる時の注意として曲がる方向内側はあまり熱してはいけません内側より2/3外側を熱するとうまくいきます。
板バネも作りました。焼き入れはまだです。真ん中に見える円筒状のものはシリンダ、等エンジン部品です。
いい加減な図面途中ですが中の構造等は想像です。ピストンのみ市販のものSR600のものを使います。ボアは96mmです。ストロークは140mm、約1000ccのエンジンになります。
これからフライホイールの木型を作り鋳造します。直径は600mmです。写真に見えるクランク・コンロッドも製作していきます。
右は後輪です。今リムを製作しています。タイヤはソリッドでウレタンゴムで製作します。木型はレイザーで切って作ります。
ハンドルです。 右がトヨタ博物館にある実物(複製車)左が製作したもの ハンドルノブは製作した方は細くなってしまいました。形も少し違いました。後日作り直します。