大阪モーターショー出展まで1ケ月になりました。
パテントモトールヴァーゲンはカール ベンツ氏が馬なし馬車といわれる夢の車、ガソリン自動車世界初の車です。
私は、この研究の内容を少しでも知りたく、また工業人としてその技術を盗みたいという気持ちで製作してきましたが
もうすぐ完成します。エンジンに火を入れるときが迫ってきました。
あと一カ月で12月4.5.6.7日 大阪モーターショーです。
エンジンからフレーム、すべて自作した車が世界の大企業が出展する土俵で披露できることは私の小さいころからの夢でした。
「夢は努力すれば叶う」 わくわくした気持ちで毎日学生たちとものづくりを楽しんできました。
ハブは最初、真鍮の鋳物で作ろうとしていましたが、小さなルツボしかなく炉も小さいため十分な真鍮を溶かすことができず、無垢の真鍮を削り出しました。。、
スポーク穴は片輪66本必死になって穴をあけ、ねじ切りをしました。
(左) リムの修正 (右) スポークを張っています。
リムが完成しました。
エンジンの吸気バルブができました。 普通のバルブと違い汽車に用いられているスライドバルブの原理が用いられています。
これはカールベンツが蒸気機関車の設計や製造にかかわったことからと考えられます。
トヨタ博物館にあるレプリカのスライドバルブの写真です。これは鋳造品ですが私は鋳鉄を削りだしています。
本体は鋳鉄スライドバルブは真鍮で製作しました。
フライホイールは鋳ものの肌を削り取り塗装をしました。リング部分は鏡面磨きをしています。
赤く塗り美しくなりました。 重さは約25Kgです。
クラッチ、ブレーキ操作のレバー、歯車の機構です。でファレンシャルギアの本体をプリーにして動力を伝えます。
直接ベルトをフリープーリーに掛け替えることでクラッチとなります。ブレーキはでファレンシャルギア本体のプリーを
バンドで締め付けて制動を書けます。
ハブとエンジンをつけるとかっこよくなりました。まだ仮付けの状態です。
モーターショー用の写真を撮るために仮組みしました。本物以上の出来栄えです。
これから シリンダヘッド、キャブレター、イグナイザー、タイヤ等を製作して完成になります。
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