けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

C1到着!!!!!

2005-09-25 22:09:36 | チョーオユー
飯田橋の留守番隊より発信しています。

けんけんから電話連絡がありました!

現地時間19時、AG隊は無事C1に到着しました。
天気はまあまあで風もそこそことのこと。

またけんけんから連絡が入り次第、ブログを更新します。

みなさん、引続き応援よろしくお願いします!!!

PHOTO:翌日の朝の隊員たちとオンジェ

<スペシャル解説fromケンケン>
この日は、クムジュンコと僕がC1到着が遅くなったために、
到着の様子がわかる写真が撮れませんでした。ごめんなさい。
ものすごく寒くなって、体が震えました。

行ってきます!

2005-09-25 02:23:04 | チョーオユー
どうやらこれがABCからの最後の更新になりそうです。

書き込むタイミングが無くて、文章量的にもブログに書けないでいたんですが、
ラッセルの隊には、南極で一緒だったアラビア人初のセブンサミッターで
シルベッサやランナーも知ってますが、ゼディーという金髪のアラビア人が
たまたま参加しているんです。(チョーオユーも2回目なのに)
彼とは、仲が良いので、彼のスラヤを借りて、日本にかけようとしていたら、
ラッセルがやってきて、
「この先、無いと困るだろ?」って、スラヤを貸してくれました。
良かった、これで明日からの連絡手段が確保できました!

彼らは、明日の朝にTBCにおりますので、それまでの間、
もう使わないとの事で、R-BGANも貸してくれました。

という事で、今、自分のテントから書き込みをしようとしていますが、
ブログに私が書き込むのはこれが最後になりますし、
この書き込みに対するコメントは下山するまでは見ることができないかもしれません。
(たぶん、ニェラムのインターネットカフェとかで)
応援、本当にありがとうございます。

山頂へ向かう行程の間に、衛星携帯からAGに報告を入れるようにしますが、
時差やスタッフも通常業務に追われていますので、
あまり期待しないで更新を待っててくださいね。

28日の登頂を予定として、その後の計画を全て手配しました。
ABCからTBCへの下山日は、10月2日。
中国側の手配が間に合えば、3日にTBCからネパールとの国境の町、
ザンムーへ移動する予定です。
願わくば、カトマンズには、10月4日に到着したいと思っています。
お迎えしたい方は、その頃にカトマンズで待っていてください!


さて、通信手段は確保でき、
AG隊は、C3までの荷上げを完了させました。
全ての舞台は整い、後は役者を迎えるところです。
が!AGややピンチとなりました。

パルマ・マンはかなりの重症で、本日オンジェとチベッタン2名を添えて、
下山開始させましたが、酸素吸入をしながらの下山となってしまいました。
すでに無線も届かない範囲なので、無事にギャブルンに到着したかも、
現在ではわかりません。
肺水腫の可能性もありますから、病院に行くのがベストです。
下に下りれば安心ですが、ビザやパスポートなどの手続き上、
パサン・キダーが下山しなくてはならないかもしれません。
ABCには、キッチンボーイのアンガ・バートルにキャンプの留守番を
しっかりしてもらってなければならないですし…。

…というわけで、残るペンバとニマ・ノルブと私で
明日より隊員たちを全身全霊をかけ守り、登頂させ、無事下山させます。
オンジェ以外のシェルパ3名は、本日C3への荷上げを完了させて、
なんと、その足でABCまで戻ってきたんです!!
まさしく、スーパーシェルパです!
しかも、パサンとオンジェもすぐに追いついてくる予定です。

なんだか、AG隊、かなり燃えてきました。隊員たちの目にも炎が!
私も、耳から、アドレナリンがたれてきています。

日本の皆さんもブログを見て燃えてください。アドレナリンを吹き出してください!
28日が、また、仕事が手につかない日になってしまったら、ごめんなさい。
それでは、応援よろしくお願いします!

行ってきます!