なあ、ジョージ。聞いた話だと、お前、浮気がバレたんだって?
ああ、まったく俺って運がないよ。まさか、ワイフがマルセイユ・シアターに来ていたなんてね・・・。
まさかあんな場所にいたとはね。まったくびっくりだよ。本当に俺は運がないよ。
だから、公の場所にキャサリンを連れて行くなって言ったんだ。
俺のせっかくの忠告を無視するからだ。
もう、過ぎたことだよ。あれからもう、口を聞いてくれないんだ。それで、いたたまれず出てきちゃったって
訳さ。
帰りに花でも買って帰ればどうだ?
花かあ。その手は前に使ったからなあ。もう通用しないよ。
なんだよ、お前、何回バレているんだ?
いや、まだ5回くらいかな。4回目が半年まえなのでもうほとぼりが冷めたかと思ってキャサリンとつい
シアターに誘ってしまったんだ。まさか、後ろの席にワイフがいたとはね。
キャサリンとキスをしたら、ワイフの怒り狂った顔がそこにあったのさ。血の気が引いたよ。
キスを途中で止めてしまったら、キャサリンに悪いだろ。しばらくキスし続けていたら、ワイフにぶたれた。
弾みでキャサリンに舌をかまれた。
オー・マイ・ゴッド!!