いぬバカ・ねこバカ

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大宮県営球場にて・・・・・・。

2012年06月27日 23時41分46秒 | 日記

私は22日のオリックスvsバファローズの試合を見に、大宮県営球場に行きました。

なぜなら、我が会社の社長が始球式で投げるためです。

そのため、会社の社員、パート、アルバイトにチケットを社内販売し、出来るだけ参加をしなさい、という

総務部のお達しもあり、私も例外なく行くことに致しました。

16時半に社員10人くらいで一緒に会社を出る。

私と仲の良いパートのB子も中学生の息子とその友達2人連れて4人で行くと言う。

駅に着くと、「オッス!」突然、後ろからB子に肩を叩かれた。

見るとニコニコとしたB子の4人組がそこにいた。いつの間にいたのかまったく分からなかった。

「このおじちゃん、会社の人よ」

B子が私をガキンチョに紹介する。

その後、B子は大宮球場まで私と横並びでついてくる。おいおい、会社のメンバーもいるのに・・・・。

B子は

「ちょうどよかったよ。道がわからなくて、どうしようかと思ったら来たでしょ。よかったわ、分かる人がいて!」

なんかあやしい。まるで待ち伏せしていたかのよう。

県営球場に着く。B子は私の横に座る。

おいおい、上司が後ろにいるのにちょっとまずいなあ。

ビールの売り子が来る。すかさずB子はビールを注文する。

私は勤務中なので飲めない。うらやましい!

それにしてもビールの売り子はショートパンツをはいたかわいい子ばかり。

B子の前でしゃがんでビールを継ぐさまは、目が釘付けになりそう。いや、なってしまった。

ビール好きのB子はあっという間にビールを飲み干してしまった。しかも2杯も・・・・。

18時前に選手の紹介があり、チアガールがグラウンド内で踊る。これも目が釘付け・・・・。

やがて我が会社の社長は背番号「18」のライオンズのユニフォームを着てマウンドに登場。

内野席の3分の1に陣取った社員が歓声を上げる。

社長が投げた1球はベース手前でワンバウンドしてしまったが無事、始球式終了。

試合開始。

子供たちはゲームに夢中。まったく試合を見ていない。

何のために球場に来たのか・・・・。

今日はB子と野球場でのデートみたいになってしまった。

他の会社の連中は男ばかり固まって見ているのに、私の横にはB子がいる。

打者がヒットを打つたびにB子は手を叩いて喜ぶ。

観客が増えてきて席が詰まってきて、いつの間にかB子と体がくっついていた。

ちょっと腰に手を回してみる。嫌がらなかった。

ちょっと冒険して腰の肉をつまんでみた。嫌がられなかった。

ちょっと腕を絡めてみた。嫌がられなかった。

何もかも自然だったのだ。これは先走るとちょっとやばい。

それにしても、どこが自然じゃ!

アルコールが入っていなくて良かった!

試合は3対3の接戦となり、大いに盛り上がる。

会社の連中は5回くらいで会社に戻っていった。

私は残った。これで完全に二人の世界。しかし私も9時までに会社に戻らなくてはならない。

明日の出勤で会社の鍵をもらわないといけないからだ。

「ええー、会社に戻るの?」

B子は口をとんがらせる。

「ああ、でもぎりぎりまではいるよ」

「ねえ、ここのビアガーデン飲み放題¥3,800なんだよ」

「いいなあ。行きたいなあ」

「残念でしたー!今度、○○サンたちと一緒に行くの!」

さぐりをいれてるな・・・・。

B子は唐突に、「ねえ、A子って付き合ってたの?」

冷静な私は、また、さぐりを入れているな、と思った。

「趣味があうので美術館には一緒言ったことはあるよ」

「ふーん、それだけ?」

「飲みにも行ったなあ。でもそれ以上はないよ」

「そこまで聞いてないよ。怪しーい!」

「本当だって!」

「ほんとに?」

絡んできやがる。明らかにさぐっている。

「ねえ、私のこと好きでしょ!」

「なんで?」

「だって、あたしの持ち物さわってくるでしょ。」

私はよくB子の携帯のくまのアクセサリーをさわっていたりしたのだ。

くまがおもしろい顔をしていたのが理由だ。

「そんなことないよ」

「うそだ。私のこと好きでしょ!」

こんな会話の途中、片岡がヒットを打った!

「ワアー!!!」

会話をよそに盛り上がり、会話がとぎれた。

ほっとした。

じゃあ、私は帰るわ。またな。

B子の肩を叩く。

「じゃね・・・・」

私は会社に戻る。ちょっと後ろ髪ひかれた・・・・・・。

しばらく親しく話していなかったB子だったが、私に好意をもっているんだなあ。

久しぶりに気分がよかった。ビール売りのお姉さんもよかった。

うれしいような複雑・・・・・・。

いかんなあ・・・・。

※この物語はノンフィクションです。