シャガール 「ダニフスとクロエより」ニンフたちの洞窟 1961年
これは、いつものような公募展の絵ではなく、マルク・シャガールの絵である。
描かれている人物はシャガール本人と亡くなった妻、ベラだと思います。
なぜ、ベラなのかというと彼女は花が好きでよく、部屋に花瓶に入れて飾っていた。
その花が右側に描かれているからです。シャガール自信もよく花瓶に活けられた花を描いています。
お二人はかなり愛し合っていたようです。
シャガールが起きるとそこには亡くなったベラが立っていた(ベラは1945年に若くして亡くなっている)。
夢なのだろうか?それとも現実?いや、どちらでも良いのです。愛するベラに会えたのですから。
シャガールのベラに対する愛情の絵なのでしょう。