嬉しさのあまり・・肋骨骨折?

2009-09-08 08:30:54 | 心と身体
昨日の急患の方です。

電話で予約が入りました。

来院時の姿勢は前かがみで手を膝につき腰を曲げて痛みを逃がしているような歩行でした。

ゆっくりと一歩、一歩かをゆがめて歩く様子はだいぶ辛いようでした。

北海道の方でした。土曜日に姪の結婚式があるため当地に来れれたといっていました。

どうしました?

「実は今朝、頭を洗っているときに右手を頭に近づけたら急に右の背中と脇に激痛がでました。その後呼吸も苦しくズキン、ズキンとうずくような痛みがでて動けなくなってしまいました。」

それでも我慢して何とか飛行機に乗り千葉まで来たそうです。

だいぶ辛い旅路だったと思います。


急性の痛みですので内臓の関連痛は無いと思います。

この部位の痛みは肋骨骨折との鑑別が重要になります。

右手を上げての急激な痛みです。

まれに肋軟骨の骨折が起こるところです。

丁寧に触診をすると肋骨の骨折は無いようです。

そのことを患者さんに伝えると安心したような顔つきになりました。

しかし、痛みは強く話をしたり座っているのも辛そうでした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

検査を進めていいくと骨折の可能性は否定できました。

治療はAMでシンプルに行いました。

治療後はウソのように痛みが消え90%の改善がみられました。

土曜日の結婚式までは日数があるので大丈夫です。

「はやめに来て妹と一緒に遊びに行く予定を諦めていましたが、これで行けそうです。」笑顔が戻りました。

安静にする必要はありません。

シップもいりません。

好きなことをしてください。


さて、この方の背部痛の原因は?

久しぶりの兄弟に会える楽しみ。姪の結婚式。

いいことが沢山あって喜びが倍増していたようです。

拳骨

ポチおね
↓  ↓
にほんブログ村 健康ブログ 統合医療へ