サックス奏者 中村健佐のブログです

サックス奏者 中村健佐のブログです。日々の活動やその他、徒然なるままに書いていこうと思います。

コードブルー2

2010年01月13日 02時51分12秒 | Weblog
前にも大絶賛して書いたことがあるけれど、昨年のMyイチオシドラマだった「コードブルー」が「2」となって、且つ!「月9」枠で始まった。今日、録画しておいた第1話を早速観ました。

心配していたのが「月9」ということ。。
2006に「のだめ」を観てしまったことがきっかけで、それ以来’ドラフェチ??’となってしまった私としては、その後「月9」って枠は毎度「???」でして。。。
木10だったコードブルーが月9になって、ちゃらけたつまらない作品に様変わりしてしまうなんてことはないんだろうね??・・・という心配があったけど、第1話を観て一気に吹っ飛んだ。

良かった!
ヒットした作品の続編を月9に持ってきて起死回生を狙う・・・、まさかそれすらもアカンかったら月9には魔物が住んでいるとしか思えない・・・かしら^^;)

このドラマの良いところは、「気がついたら引きこまれている??」・・・につきる気がする。「テンポと間」の使い方??
若い新米ドクター達だから、救急医療のシーンも「こういうビートのバックミュージックでいいんだぁ・・・ふーん」と思ってしまうような流れで、スピーディーであり、緊迫感の続く描写としている。観ている人はぐいぐいと引き込まれる。
そして、運び込まれた被害者のエピソードや、それぞれの役どころにまつわっているいくつものエピソードが「かなり真剣に、シリアスに、切々と」という描写で流れる。ここでは昔の宇宙戦艦ヤマトのスターシアのテーマのようなバックミュージックが流れる。余談だけれども、このバックミュージックの2曲はこの続編で投入された新曲だった。

「興奮」と「ゆっくりと真剣な人間ドラマ」が交互に繰り返される。この「緩急」の使い方が上手くて、気がつくと入り込んでしまいジーンときてしまう。この「ジーンとくる」というのもとても難しいことだと思う。

「もう諦めろと上司は言うが、新米ドクター達は一生懸命救出した子供を蘇生させるが脳死の危機が・・・でも諦めきれずに取り組む、そして子供の目が開く・・・」と、言ってしまえば「次はこうなる?ああなる?」がわかるストーリー。「’飛び出せ青春’的なベタベタの美学からいけば、次の展開はこうなるでしょ」とわかっているストーリーをどう見せるか?なんだと思う。あえて分かりやすくしているのかもしれないが、ストーリー自体は奇抜だったりどんでん返しがあるわけではない。
ストーリー、役者、制作スタッフ・・・全てがあって、「どう料理するのか」が違うんだろうなぁ・・・と思う。

「この・・・最後の・・・ひと・・・サジ加減!」・・・かな?

同じ材料、道具があってもどんな料理に仕立てるか?というのと同じなんでしょうけど、ちょっとづつちょっとづつ・・・が、他と違うのだと思う。
例えば・・・「あれ・・・もしかして、このシーンは感動させようとしてるのかな?」と、冷めた感じで観るドラマとかがありますよね。それは前後関係や流れなどから、総合的に「そこに持っていけてない」ってこと?かもしれません。

「何か一味違う」なんでしょう。その「少しの違い」をわかっていて一生懸命に作っている・・・そんな感じがします。

そう、大人の事情というのはよくわからないけれど、「製作会社がすごいのでは?」といつも思うほどに「作り手」の情熱が伝わってくるドラマです。いっさいの手抜きはしない、上質のものを提供しようというこだわり?のようなもの。

それはもちろん「仁」とか「不毛地帯」とかでも感じられますが、狙っているヤードが違う?・・・ほら、あちらはベンツな感じで、良い素材(お金)を使って大人のために良い車を!・・・コードブルーはカローラ?、安い素材だけど同じ大衆車クラスでは一味違ってヒット商品に・・・な感じ??(ヘリコプター飛ばすのは高いか?)

「こだわりを持って丁寧に」
という部分を一番感じてしまうのは、前シリーズから同様に「ドクターヘリをいかにカッコ良く撮るか」・・・にも表れています。
「病棟の窓に映り込むドクターヘリ」という描写が多くて、これけっこう好きなんですけど、ああいうの。それと、前シリーズ同様に「エンドロールがめちゃカッコ良い!」・・・撮影陣はもしかしたら「カーグラフィック」とか、戦闘機関係の本とか、、、その手の関係からの人なのでは??と思うぐらい。今回もエンドロールをリピートして観てしまった^^;)

「キープコンセプト」
前シリーズのそのまま続き、というところを大切にしているのも好感が持てます。
枠も事実上の出世?「こんなんしてみましたけど」・・・って、ついついやってしまうと思うが、そこは「お家芸、そのまま持ってくけど、どないなもんじゃい!」と聞こえてきそう。ほとんど変えてない。役どころもギバさんが抜け、椎名キッペーが入ったぐらい。主題歌もミスチルのまま。。。これはもうピッタリ!
でも、全体にミガキがかかっているなぁ・・・、月9で第1話だし気合い入れて制作したんだろうなぁ。。。
グレードアップを感じるのは、前述の新しいバックミュージックの2曲。これは新シリーズを地味ながらもぐっと良くするものになっていると思う。

ふぅっ・・・
またしても興奮気味に書いてしまった。
コードブルーは毎回「運び込まれた救急患者」ごとに大枠のストーリーが流れます。
途中からでも比較的観やすいドラマだと思います。まだ1話終わっただけだしね。
お薦めです!
コメント
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