しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

儚い出会い、そして別れ…

2014-01-10 10:02:31 | サケの稚魚を育てる日記

まだふ化しない卵とふ化直前の仔魚。その隣にふ化した仔魚。
仔魚は卵の殻から抜け出そうと、時々ブルブル動きます。
元気な仔魚が激突して、ふ化を助けたりします。


サケの稚魚を育てる楽しい毎日。
可愛い仔魚が次々生まれ、わくわくドキドキの連続です。最初の仔魚が生まれたのが、1月3日。それから4、5日経っても4個の卵が残っていました。もしかして、ダメなのかな?と不安になります。それでも、最後まであきらめないぞ!と水の交換をして、時々というより頻繁に覗きこんで、様子を観察していました。


もうすぐだよ!
だれか、この殻を取って―!


1月8日の朝、水槽を見ると 残り一個になっていました。やった、後一つだー!と喜んだのですが、その一個がなかなか孵らないのです。気になって、何度も見るのですが、どうも様子がおかしい。


白っぽいまま・・・。


拡大して見ると、背骨のようなものは形成されているのですが、目玉がはっきりしません。それなのに、透明な殻が見える気がします。ふ化の準備が出来ていないのに、体と殻の境目が見えるなんて、今までは無かった事です。卵の周りを仔魚達がウロウロしたり、心配そうに寄り添ったりしています。


「早く出ておいでよー!」



早くふ化した仔魚には、袋の中に体の構造が見えて来たものも居ます。


最後の一個を見守っていたら、仔魚にも気になる一匹が!



オレンジ色の袋に赤い血だまりのようなものがあり、横たわって動かない子がいるのです。休んでいるだけかな?赤い色は、成長途中の変化?と楽天的に考えようとするのですが、元気な仔魚が近くを泳いでも反応しないので、だんだん心配になって来ます。寝る前に動かない様子を見て、「明日の朝には、違う場所に移ってるよね?」と声をかけてからベッドに入りました。

ですが・・・。

翌朝、孵らない卵と動かない仔魚に異常な現象が起きていました。

 ん?何か白いものが・・・。

 こ、これは?!

 あ、あ・・・、これは、完全に・・・合図?


動かなくなっていた仔魚にも、同じ現象が起きていました。

あの白いものは何でしょうか?よく分からないけれど、あの一個と一匹は、ここで命を終えたようです。川に戻れぬまま、こんなところで終わってしまうなんて・・・。48/50 の生存率。上手く行った方じゃないかと家族は慰めてくれますが、他の子が元気な分、あの子たちのことが残念でなりません。全員無事に育って欲しかった!

水交換の時、乱暴にしたからかな?と自己嫌悪に陥ります。今日、これから、あの子たちを水槽から出して、忠別川に流してあげようと思っています。

ごめんね・・・、頼りないママで・・・。
コメント (4)
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