しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

夏の旅

2014-06-28 10:50:20 | つぶやき

お供えのお花のつもり?


北海道苫小牧市に私の祖母のお墓があります。
今年亡くなった父の、母親のお墓です。

父が元気なころは、毎年お墓参りをしていました。
両親が高齢となり、体力的に長旅が負担になると、それも出来なくなり、
ここ数年は、私一人でお墓参りに行っています。

そして、昨年は、父の事でバタバタしていて、結局一度も行かなかった。
そこで、お墓の掃除をするために、一昨昨日、一人で出発したのです。

旭川から苫小牧は、高速道路を使えば、車で3時間ほどの距離です。
私は、途中の景色を楽しみたいので、山の中をわざわざ遠回りをしました。





旭川を出る時は、とても良いお天気で、途中の景色も眩しかったのですが、
海に近づくにつれて雲が立ち込めて来ました。

海の写真を撮りたいと思っていたので、とってもがっかり。

お墓参りは口実で、実は、撮影がメインの旅行だったりするので、
「バチが当たったかな?」と、苦笑いしました。


寄り道しながらののんびりドライブ。
結局、墓地に着くまで4時間以上かかりました。

草むしりをして、お墓を磨いて、お線香を立てて手を合わせる。

父の様子がおかしくなって、死ぬまでの間の事が蘇って来ました。

私の父は、複雑な家庭環境で育ち、それゆえ、そのお墓を立てたのは父ではなく、
父の遺骨はそのお墓には入りません。

そのお墓には、私の祖母だけが入っています。
その祖母は55歳で亡くなっていて、私も私の母でさえ、会ったことは無いのです。
父は、その祖母が死んだ後に、母と結婚したので。

「ばあちゃん、あなたの息子が死にました。全部見ていたでしょう?」

涙が出て来て、下を向いていたら、背中がカーッと熱くなってきた。
どんよりとしていた雲間から、お日様が顔を出したのです。

「墓は、写真の”ついで”だろう?」
「あ、ばれた?」


撮影旅行を許してくれた祖母が、空を晴らしてくれたと思って、
私は元気に、支笏湖へと向かったのでした。



支笏湖は、少し靄っていましたが、日差しは強く景色は眩しい。
平日で、観光客は少なくて、居るのは、若いカップルか年寄りのグループ(爆)


優雅に夏を楽しむ人たちも居ます。



カヌー、気持ち良さそうです。
結構早く漕いで行くので、焦ってカメラを動かして、橋の欄干が写ってしまった!
くっ、残念!

さて、この後、羊蹄山(ようていざん)を目指して、山道ドライブを再開したのですが。




この日、晴れてはいても、霞んだ白っぽい青空で、山の稜線ははっきりしません。
それでも、「蝦夷富士」と呼ばれる見事な三角形の山が迫る景色は、迫力がありました。


羊蹄山の麓の町、倶知安(くっちゃん)に立ち寄りました。



駅前から、羊蹄山が臨めます。
そして、その駅前で、羊蹄山の麓の湧き水を飲むことが出来るのです。



日本一お美味しいお水だそうですよ!

スキーやレジャーを楽しめる「ニセコ」が近くなので、
一度お越しになっては、いかがでしょうか?


そして、私の旅は、つづく・・・





コメント (1)
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