写真整理をしていたら、思い出したのです。
上の写真の風景を見て、がっかりした時の事を。
これは、神楽岡公園と言うところ。
幹に巻かれた紐は、おそらく、樹木の管理のために付けたものではないかと思われます。
倒れる危険とか、手入れの必要性とか、調べて印を付けたのかな?なんて、勝手に想像しております。
分かりますよ・・・、そう言う管理が必要なこと。
私だって、大人です。
自然豊かな森と言っても、ここは公園なのです。
沢山の人がジョギングやウォーキング、お散歩に訪れる癒しの場。
小さなお子さんも、足り回ったりします。
だから、危険な木があれば、事前に切り倒す必要もあるのでしょう。
でもね・・・。
これは無いんじゃないかな?
景観が台無しよ!
紐が、派手すぎる!センスなさすぎ!!!
きっとね、これはね。写真を撮りたい人間の我儘なの。
そうは思っても、樹齢何十年の趣ある大木に、あのカラフルな腰紐は無いんじゃないかと、悲しくなるのです。
紅葉の写真を撮る気が失せて、カメラを胸にぶら下げたまま、トボトボ歩いたことを、今、思い出し、再び心がもやもやした。
気になることは、まだある。
そろそろ危険だな・・・、と人間が勝手に決めて、ばっさばっさと木を切って行く。
その気配を感じて、悲しくなるの。
旭川市の緑を守る尺度は、守るより管理に向いている気がするから。
だって、旭川市の中心部にある、常磐公園がそうなんだもの。
みんな綺麗に切っちゃって、見通しの良いすっきりとした公園になっている。
街の中心部に、うっそうとした森があったら素敵なのにな。
自然に倒れると、誰かが巻き込まれるかも知れないけれど、
それでも、自然に任せて欲しい、と思ってしまう。
洞(うろ)ができるほどの見事な大木になるには、
倒れるかもしれないという状況を乗り越えてなくてはいけないと思うのです。
もちろん、きちんと管理して、倒れそうな木には近づかないように、広報したり、囲いを作る必要もあります。
そうやって、大木を見守りたいと思うのです。
木はずっと、生き物たちを育んで来たのだから・・・。
森は、命の源で、そして、命を育み、命を見守る。
人の都合のいいように調整しては、自然は保てない。
この公園は、元々原生林だったのだから・・・。
いやいや、旭川の街だって、元々原生林だった!!!
あるきっかけで、こんなボランティア団体を知りました。
「札幌ウッディーズ」http://sapporo-woodies.org/
森を守り、森を生かす活動をされているようです。
頑張って欲しい。
「自然に任せる」と「放置する」は、意味が違う。
この方たちの活動を見て、再度、思ったのでした。