ははは、タイトルはちょと偉そうですが・・・。
今日、2月22日。雪の水辺を歩く会が催されました。
忠別川の河川敷を、かんじきやスノーシューを履いて歩き、
自然豊かな河畔林や水辺の様子を監察するのです。
「・・・親しむ会」では、冬に限らず、定期的に水辺を散策する会を催して、
自然環境を通して豊かで住みよいまちづくりを考えています。
今まで、なかなかスケジュールが合わず、参加出来ずに居ましたが、今日やっと、念願が叶いました。
集合場所に着くと、思った以上に大勢の人々が集まっていました。
今までの案内や、活動報告から、参加者はせいぜい十数人だと思っていたのですが、
本日は、30人近く居たと思います。
主催者やいつも参加している方も、今日は随分多い、と仰っていました。
活動が少しずつ広まっているということでしょうか?
かんじきは無料で貸してくれます。
ワタクシは、今シーズン買ったご自慢(?)のスノーシューを持参!
今シーズン、旭川は、数十年に一度?というほどの雪の少ない冬で、
例年で言うと3月末くらいの雪の量ではないでしょうか?
河川敷の雪捨て場にも、去年の1/3くらいしか雪がありません。
河川敷を歩いても、小川を渡る場所に苦慮します。
例年なら、氷が張って雪が乗って、かんじきで難なく渡れるはずなのに、
水の流れに落ちないように、大股開きで、腰を傷めそう!
大きなカメラも持って行きましたが、列を作って歩いている時に、カメラを構える余裕もなく、
本日は、デジカメ不二子に活躍してもらいました。
「・・・親しむ会」の会長さん等に話を聞くと、人の傲慢さが自然を壊していると痛感する。
ダムや堤防、河川敷の整備と謳って行われる工事。
それらは、人の都合や経済活動のために、必要も無いのに行われたりしていることが多い。
旭川駅の近くで行われている河川工事で、サケの産卵床を傷つけているという話には、ショックを受けました。
旭川は、海から160Kmも離れているのに、サケが戻って来るのです。
それは故郷の自慢になるはずなのに、どうして、その豊かな川と共に生きる街づくりが出来ないのでしょう?
命を懸けて戻って来たサケの産卵床を守れずに、心が豊かになれるわけがない。
心の貧しい街・・・旭川・・・切ない。
そんなことを思いながら、どんどん歩いて行く・・・
ちょっと分かりづらいですが、水の中に、サケの産卵床があります。
自然のものです。
川底の石の下に、今、仔魚が育っているのです!
覗くわけにはいきませんが・・・
ウバユリの殻・・・ピンクのビニールは、観察するための目印です。
ふさふさに見えるのは、ヤドリキ。半寄生植物です。
河川敷から、堤防を見上げると、眩しい青空。
あと少し・・・頑張れ・・・
約2時間半ほどの、楽しいお散歩でした!
旭神地区に広がる忠別川の河川敷は、街なかに位置しながら、豊かな水辺が広がっています。
ワンドと呼ばれる大きな溜まりがあって、他では見られない植生が育まれている。
それも、ダムや取水堰のせいで、水の流れが制限されているため、いつか消えてしまうそうです。
悲しいね・・・
この素晴らしさを伝えられる写真を撮れたらいいのにな・・・
ここを守ろう!と思えるほどの感動を伝えられたら、何かが動くかもしれないのに・・・
次に歩く会があるのは、新緑の頃かな?
その前にも、度々訪れて、写真を撮ろう。
美瑛なんかに行ってる場合じゃない!
私の故郷には、残したい風景が沢山あって、そして、どんどん失われて行くのだから・・・