しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

旅日記~阿寒・摩周 国立公園編~初日

2020-09-26 21:13:10 | つぶやき
前回投稿した通り、道東方面の旅に出かけ、そして戻ってきました。
その行程をブログアップしますが、これは観光案内やご当地の魅力発信という類の情報提供ではなく、個人の旅の記録に過ぎないことをあらかじめお知らせしておきます。

仕事を辞めて傷心の中年女。心を癒すのは、旅しかない。
稚内方面のドライブは、その序章。
そして・・・メイン舞台は、阿寒摩周国立公園に設定した。
理由は・・・特にない。
お天気とか、宿の空き状況とか、期待する景色とか、色々考慮して旅程を決めた。

9月22日、早朝4時。
あらかじめ荷物を積んでいおいた愛車、緑のタントのハンドルを握り、道道140号当麻愛別旭川線から高規格道路-旭川紋別線(無料)の愛別ICに入り、遠軽へ向かう。
休憩なしの高速運転に疲れ、丸瀬布ICで一般道に下り、丸瀬布の道の駅で朝食とした。持参したパンをパクリ。
その後、国道333号、遠軽で242号に移り、オホーツク海に向けて進む途中、上湧別チューリップ公園の風車を横目で見て(もちろんチューリップは無い)、中湧別で右折して国道239号に乗り換えた。
ここまでの行程でもお天気は悪く、朝焼けも見られなかったけれど、サロマ湖が近づくと本格的な雨になってきた。

「え?天気予報、こんなだっけ?」

ある程度の好天を期待して道東方面の旅を選んだのに・・・お天気の神様に意地悪されている気分になる。
せっかくだからと、小雨の中でサロマ湖の写真を撮る、かすかに青空も見えているから、この後晴れるのか?


雨でレンズを汚して、気分はお天気同様、だだ下がり。

更に進んで能取湖、網走湖では、結構な土砂降りになり、車を停めることさえせずに網走に直行することになってしまった。

「サロマ湖、能取湖 網走湖、三つの湖で遊べると思ったから早朝に出発したのになぁ。」

予定よりもかなり早く、網走の道の駅に到着。
道の駅の中を見たり、お土産を物色したり、


海を見たり・・・


空模様は厚い雲。
内陸側に目をやれば、雲に阻まれ山が見えない。 

「え~、川湯も雨?」

少し悩んでから、とりあえず目的地・川湯温泉を目指すことにして、再出発。
海沿いを走り、濤沸湖(とうふつこ)を過ぎて浜小清水から内陸に入る。
濤沸湖は白鳥が飛来するところ。雪景色と白鳥を、いつか撮りに来たいな。

そこから小清水町までの「じゃがいも街道」、左右の風景は、少しだけ美瑛に似ていた。

小清水町でお昼ご飯にしたかったけど、レストランの類を見つけることが出来ず、ガソリンだけ充填。
さらに山へと入って行くが、ここにきて、晴天とまではいかないけれど空が明るくなってきた。

「湖の景色、期待できるかな?」

沈んでいた気持ちが一気に浮上した。

川湯温泉に到着して、小さな温泉街を見たけれど、食事が出来そうなお店を見つけられず、仕方なく、北海道のご当地コンビニ・セコマでしじみご飯弁当を買って、朝食の残りのパンと一緒に食す。
この時点で正午前、途中休憩を入れながら、8時間近くかけて来たことになる。
本当は、あちこちで遊びながら進んで、川湯温泉の到着は夕食に間に合うように・・・という予定だったから、これでも相当早く着いたことになる。

ということで・・・

本日のうちに、今回のメインイベントの会場「摩周湖」へ、ロケハンに向かうことにした。
川湯温泉から屈斜路摩周湖畔線を通って第3展望台までは、急こう配のつづら折り坂道が続く。
弱弱しい軽自動車のエンジンが心配になるし、後続車が来るとすぐに追いつかれるので、道を譲る場所を探しながらの行程となる。

そして・・・

お天気の神様、意地悪なんて言って、ごめんなさい。
雲が多くて、少し霞んでいるけれど、よく見えます!

もう少し晴れていれば、摩周ブルーがもっと映えていたことでしょう。
でも贅沢を言ってはいけない。
十分に神秘的な景色を堪能できました。

第3展望台から弟子屈町に下りていく途中に第1展望台があるけれど、駐車場が有料なので明日ゆっくりと訪れることにして、道路の確認をしながら屈斜路湖へ向かうことにした。

弟子屈町の「摩周温泉 道の駅」でトイレ休憩、施設を確認。
そこから、道道717号を北上、国道243号を走ってから、屈斜路湖和琴半島のキャンプ場を見学。
少し戻って、道道52号屈斜摩周湖畔線を湖に沿って走ると、旅番組でもよく紹介される「砂湯」に辿り着く。



湖の波打ち際を掘ると、温かい温泉が湧き出るのです。



他人が掘り残して行った所に手を入れてみると、これが結構熱い!
たくさんの人が足湯を楽しんでいた。

湖を眺めながら、砂湯の売店で買ったソフトクリームを舐め舐め考えた。

15時になったら、即チェックインして温泉三昧して早めに寝て、明日の早朝の撮影に備えよう。
オホーツク海沿いの湖でお天気が悪かったのは、体力を温存しておけ!という神様の思し召しに違いない。
屈斜路湖で夕景を撮るという計画もあったけれど、西の山には雲がかかっていて、夕日は期待できないし。

「よし!今日の観光はこれにて終了!」

本日のお宿は「川湯温泉 御宿欣喜湯(おんやど きんきゆ)」
4階建てですが、歴史を感じる、源泉かけ流しの温泉宿です。
お出迎えは、宿の法被を着た年配の男性陣。(番頭さん、って感じ)
館内や温泉の入り方について丁寧に説明してくれた。

感染予防のため、手指消毒、マスク着用はもちろんのこと、お部屋への案内もなし。
鍵を渡され一人で入室となるが、その方が気楽でいいな、と感じる。
着物を着た中居さんが荷物を持って案内してくれるのは、過剰なサービスだと思うのは、私だけ?

そして、部屋に入って驚いた。

広縁付き10畳のお部屋。
一人には広すぎる、もったいない!
なんだか申し訳ない気分になってきた。

さっそくお風呂も堪能。
川湯温泉は、強酸性の硫黄泉です。
成分が濃いのでお肌の弱い方は負けてしまうことも・・・金属は変色しやすいのでお気をつけて。

油断して唇に付いたお湯をうっかり舐めると、超酸っぱい!
けれど、お肌すべすべ、体ぽかぽか、湯治でじっくり浸透したいお湯だわ~!
お風呂の後は、お楽しみの夕食。
宿の食事は何年ぶりだろうか・・・?
昼食は小さな弁当だったので、実はお腹がすいている。

広間での食事となったが、女一人で食べているのは、私のみ。
他はみんな、家族やご夫婦のグループです。
一人旅っぽい女性も何人か見かけたのですが、その方たちは夕食なしのコースなのかもしれません。
周りの人がこちらをチラ見してる気もするが・・・、私は別に平気です。

それにしても・・・

(ありゃ、お刺身に乗ってる紙を取り忘れてる・・・)
コンロのお料理が二つもあるよ。
一つは味噌味のお鍋。もう一つは、ジンギスカン風焼肉。
他にお造りとか、茶わん蒸しとか・・・食べきれるかしら?と思っていたら、

子持ち昆布入りのおうどんと天ぷらも出てきた!

全部、美味しかった!
お腹いっぱいで苦しいけど、本当に美味しかったよ~。


体には悪いと思いながらも、お腹が膨れた状態で、再び温泉に入り、9時前には就寝。
翌朝3時起床に備えます。
摩周湖の雲海が、きっと私を待っている!!!

一日目は、こんな感じで終わりました。

おやすみなさい。

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コメント (1)
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