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画家 西野健太郎のアトリエ日記

子供の頃の絵

2009年02月20日 | アトリエから
先日、家の建て替えのために実家の部屋を片付けていたら、小学校の時に描いた作品が掲載された図録が出てきてました。懐かしいというか、こんな絵を描いていたんだという驚きの方が大きくて、ついつい見入ってしまいました。

小さい頃から絵を描くのが好きで、図鑑に載った消防車とか飛行機とか、乗り物系を描いてました。親はお絵描きに関してだけは寛容で、家のふすまや柱に落書きをしても怒らずに、逆に褒めてくれたのを覚えています。

小学校に入ると、画用紙に水彩やクレヨンを使って描くようになり、当時話題になっていた安田火災収蔵のゴッホの『ひまわり』を間近で見てその迫力に影響されて、絵具を厚塗りしてよくゴッホの真似をしていました。

その頃、描いた絵を母親が国際児童画展などに出品するようになり、小学5年生の時に地元の金石港に浮かぶ漁船を水彩で描いたこの絵も、インドの国際児童画展で賞をいただいた作品です。インドの紛争で作品が行方不明になってしまったのは残念ですが、東京のインド大使館での表彰式で当時のインド大使さんから頂いた金メダルは今でも宝物です。

中学に入ってからは部活動などで忙しくて全く絵は描かなくなりましたが、この頃いろんな作品を見たりした経験は自分の財産になっていると思います。



(C)Kentaro Nishino

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