Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

サンピラー

2011年04月30日 | 新作、制作過程
新作が完成しました。
タイトルは「サンピラー」です。

サンピラー "Sunpillar" とは、日本語で「太陽柱」と言う意味で、大気中の水分が凍りついて結晶化して落ちてくるところに、日の出の太陽光があたって、結晶に反射し、太陽に向かって柱のように光り輝く現象です。

これを近距離で見たものを「ダイヤモンドダスト」といいます。

以前、制作したシロクマの親子の兄弟を題材にして、助け合って力強く生きていく様子を表現しました。


「サンピラー」22.0×27.0cm、アクリル、キャンバス

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©Kentaro Nishino


きせかえツール5/4配信

2011年04月30日 | 展覧会
携帯待受などの作品を配信して頂いている「きせかえアートパラダイス」さんから、きせかえツールが4月5日に配信されます。

作品はホワイトベイビータイガーとスノーレオパードの作品です。

下記のように時計付きの待受画面や、メールなどの画面をカスタマイズできます。

その他にも、電話発着信やメール送受信、電波、電池表示などもデザインされています。



きせかえツールQRコード


配信元
待受アートパラダイス(PCページ)

海外で発売中の商品

2011年04月27日 | 海外
久々の海外情報です。

ドイツで発売されているジグソーパズルと、イギリスで発売されているクロスステッチのサンプルが、アメリカのライセンス会社から届きました。

ドイツで発売の「サバンナの鼓動」は、昨年の会社のベストセラーの一つとなったそうです。
同じ絵柄のジグソーパズルは、日本のエポック社でも発売中です。

イギリスのクロスステッチというのは、手芸の種類の一つで、×印の縫い取りを布に並べることにより、絵柄を表現する刺繍で、海外ではとても人気があります。





語り

2011年04月22日 | 新作、制作過程
新作が完成しました。
タイトルは「語り」です。

年輪に沿って削った木の中に作品を入れる<木の記憶>シリーズで、木が長年見てきた、代々変わらない動物たちのフクロウ親子の姿を表現しています。

AVIVAの記事も書きましたが、僕がフクロウを描くようになったのは、その生き方が好きになったからです。

フクロウの夫婦は一度子育てを共にすると一生夫婦でいます。

子供が小さい間は、お父さんフクロウが獲物を持ち帰って、お母さんフクロウがその獲物を受け取って子供に与えます。

子供が大きくなってより多くの獲物が必要になってくると、お母さんフクロウも狩りに出かけ、共稼ぎをするようになります。

まるで人間の子育てとそっくりですね。

また2羽、3羽の子供がいても、誰をひいきすることなく、みんなに獲物を分け与えます。

フクロウからすれば厳しい自然の中で本能でやっていることかもしれませんが、そんなフクロウの家族を見ていると相手を思いやる愛情を感じてしまいます。

自分自身、動物の生き方からハッと気付かされることがあります。

家族というテーマを通して、そんな “思いやり” を表現していきたいと思っています。


「語り」29.0×38.0cm、アクリル、キャンバス、シナの木(額)

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©Kentaro Nishino


子供たちとアート教室

2011年04月19日 | 絵を通してできること
先週の土曜日にチャリティーオークションでお世話になった、知的障害の子供たちを支援する教室をされているグループ銀河さんの教室で、作品を飾らせてもらいながら、ライブドローイングや作品、動物についてお話をしました。

一般のお客さんも含めて多くの人に来て頂いて、久々のライブで緊張しましたが、子供たちも描いているところをじっとみてもらったり、お話のときには子供たちの方から質問してもらったり、本当に楽しい時間でした。

ライブドローイングでは、震災の直後にいろんな思いから制作したシロクマ親子の作品「ぎゅっ」を元に、20分程度の作品を描きました。

最後には、子供たちが作ってくれた手作りジャムをプレゼントされました。
家に帰ってから頂いて、ホントにおいしかったです。

今回、主催して下さった和田先生やグループ銀河のみなさん
子供たちには本当に感謝しております。
絵でできること、いろんな可能性を感じています。

ありがとうございました。