KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

非公開から公開へ

2016年10月03日 | Profile
 

2005年にISOちゃんから進められてBLOGを始めた。

 文章を書き続けるということは、へたりそうになる包丁を研ぎ直すのと同じ効果を自らの感性に及ぼすという実感があった。
 駄文ばかりだけど、その中にも自分でとても好きな文章もいくつかはあった。

 僕には、僕なりの立場があり、例えばインサイダー取引きに引っかかる様な事は書けはしない。
 勿論、それを自覚した上で注意を払い書いてはいたが、僕のブログを見つけて案の定攻撃して来た奴がいた。
 僕の身近にいた「敵」と呼んでいい奴だ。
 奴に屈したわけではないが、それを機に僕は2007年にGooのBLOGを非公開に移し、ミクシィというクローズ(閉ざされた)の世界に引っ越しをした。
Face Bookは、未だ誕生する前だ。
 
 ブログなんていうのは、独白の世界で読者を想定している訳ではないが、それでも全く知らない人、或いは思いがけない人から好意あるコメントを貰うと凄く嬉しかった。(悪意のあるコメントは、それはそれで面白い。)
 
 ミクシィの閉ざされた世界では、それが無いので、やはり何処か物足りなさかが残った。
 それで、再び、人気のFacebook にお引っ越し。しかし、Facebook こそ、まさにオープンの世界なので、自主規制でがんじがらめ。
 それでも、いいね指でOKがいくつも付くと楽しい。そんなことで、Facebook を続けて来たけど、いいね指でOKに何の意味があるんだろうか、自分は自己顕示欲が強くて、尚且つ、人から認めて貰いたい、褒めて貰いたいという気持ちが強い下衆な野郎だなぁと自己嫌悪も感じていた。

 そして、今。

 読んでくれる人ががいようがいまいが、包丁を研ぎ直す時が来ているのではと強く感じている。

 久しぶりに磯輪さんと話しが出来たのも大きいかもしれない。

 ブログというものを教えてくれたのは、磯輪さんであり、365日書き続ける持続力は凄い。 12年以上続いている。一日も休むことなく。 
 しかも、あれだけ自分を、家族の事も含め、素直にオープン出来る潔さは更に凄い。
 その持続力、それは間違いなく意思の強さに他ならないが、その力がこの10年で見事に会社を変容させたのを目の当たりにした衝撃は半端じゃなかった。

 同じ会社経営に当たるものとして磯輪さんを尊敬しつつも負けるかというライバル心もあったが、きちんと持続的にやって来た人と場当たり的だった自分との彼我の差を感じ、打ちのめされた。

 包丁を研ぎ直さなくてはならない。
 
 僕の読者は、僕自身だ。

 ということで、再び、公開の道に戻ります。
 錆びついてしまった筆(キー・ボード、今では音声入力か?)で何が書けるか分からないが。

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