虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

-速報-ガーナ残念でしたね

2010-07-03 06:27:40 | 南ア-W杯-
前半ガーナが一点をリードした、注目の一戦。
ガーナ対ウルグアイ。

結局、PKでウルグアイが勝ちました。

ガーナにとっては、
幾度となく、勝利のチャンスがあっただけに、
悔やむに悔やみきれない敗戦となったことでしょう。

アフリカにとって初めてのベスト4は、
次大会以降へ持ち越しとなりました。

この試合は、最後まで予想のつかない好ゲームでした。

全アフリカ人が悲しんだ瞬間でしたね。

明日からのW杯は、どのように盛り上がっていくのでしょうか。

今夜は、若干心配になる一夜となりそうです。

とりあえず速報で。

今回のW杯で一番大切な試合-ガーナ対ウルグアイ戦-

2010-07-03 04:25:56 | 南ア-W杯-
今大会で一番大切な試合を現時点で選ぶのは、
非常に酷なことだとは思うのですが、
準々決勝の第2試合、ガーナ対ウルグアイ戦は、
今大会の成功をかけた、最も重要な一戦であると言えます。
(ある意味、バファナバファナの試合よりも‥)

何故そう言えるのか?

みなさんもご存じの通り、
今回のW杯は、サッカーW杯史上初めてアフリカ大陸で開かれました。

もちろんアフリカからは、
開催国の南アを含めて、史上初めて6ヶ国が出場したわけです。

そのため、アフリカ各国の上位進出を
多くのアフリカ国民が期待したわけです。

しかし、ふたを開けてみると、
開催国南アフリカは、開催国史上初めてグループリーグで敗退して、
その他のアフリカ諸国は、ガーナを除く5カ国がすでに敗退。

残すガーナが負ければ、
ある意味、アフリカの威信を示す前に終わってしまうわけです。

最近の南ア国民は、
バファナバファナが負けて以来、ブブゼラの音も聞こえず、さびしい限り。

そんな国民が今日は朝からガーナに全てを託してブブゼラを吹いています。

もしこの試合に勝てば、
W杯の歴史上初めてアフリカの国がベスト4に入るわけで、
アフリカ開催の意義が保て、
最終的に負けても3位決定戦にすすめる分、
南ア国民も(いや、全てのアフリカ国民も)、
最終日までこのW杯を楽しめるわけです。

というわけで、この試合は、
今回のW杯が成功するかどうかを決める大事な一戦になってしまいました。

最近、早めに就寝するようになった、
我がホームステイ先も今日は全員テレビの前で観戦しています。

また、最近ブブゼラの音を全く聞かなくなった
地元カムシュシュワも、今夜はひさしぶりにブブゼラの音で盛り上がっています。

全アフリカが注目する歴史的一戦。
もちろんアフリカ派遣の、しかも南ア派遣の協力隊員として
今日は試合終了まで、寝ていられません。

現在のところ、前半を終えて、1-0。

ガーナが一点をリードしています。

頑張れ、ガーナ!!!!!

敗れるブラジルとその国を応援する南ア黒人たち

2010-07-03 01:33:48 | 南ア-W杯-
つい先ほど終わった準々決勝第1試合で、
ブラジルがオランダに1-2で負けました。

観ていた方も多かったかと思いますが、
この試合は、日本人の西村さんという方が主審を務めていました。

私は、ホームステイ先の家族と一緒に観戦。

ホームステイ先の家族は、
ブラジルを応援していたのですが、まさかの敗戦。

後半、ブラジルの選手がレッドカードで退場すると、
日本人である私に、「あの主審はダメだ」とダメだし。

まあそんなこと言われても困るわけですが。

彼はしっかりと笛をふいていましたし。

とまあブラジルが敗れる大波乱がありました。

ただ、ここで協力隊的な話をすれば、
前にも話しましたが、ここ南アは、
昔オランダに植民地支配されていました。

この国の白人の多くは、
アフリカーナーといって、オランダから来た移民です。

というわけで、多くの白人は、大喜びしていることでしょう。

ただ、南アの黒人にとっては、
やはりオランダは昔侵略してきた国の印象が強いため、
あまり人気がありません。

そのオランダがベスト4進出ということは、
黒人的にはあまり面白くないようです。

もちろん私はホームステイをしているので、
こういう話が聞けるのですが、
外でこんな話は、ほとんど聞きません。

まあ小ネタだと思っていただきたいです。

南アで流行中のフレーズ紹介その②"Ayoba!"

2010-07-02 10:55:35 | 南ア-W杯-

今回も南アで流行中のフレーズを紹介します。

今回は、“Ayoba”です。

発音は、日本語と同じアヨバですが、
どういう意味だと思いますか?

正解は、「Cool」です。

このAyobaですが、
実際に使うときは、南ア独特のメガホン(?)である、
ブブゼラの音と一緒に使います。

「パパーパ、パパーパ、パパーパ、パパーパ、パ、Ayoba」
と使います(パは、ブブゼラの音です)。

まあ全く伝わらないと思いますが。

とにかく南ア人は、ブブゼラが大好き。

試合前も試合中も、もちろん試合後もとにかく吹いています。

そのために、Ayobaと言っています。

ちなみにこれもW杯のスポンサーである、
MTN(携帯会社)のCMで流れていますので、
南ア中の人が一日中耳にしています。


南アで流行中のフレーズ紹介その①"I was thereとIt is here"

2010-07-01 19:23:24 | 南ア-W杯-
今回から、数回にわたって、
いまサッカーW杯で流行しているフレーズを紹介します。

第1回は、"I was there"と"It is here"です。

2010年サッカーW杯南アフリカ大会の
メインスポンサーの一つである、マクドナルドでは、
写真のような紙を配布しています。
(日本でもバーガーやポテトを店内で食べるときに、ついてきますね。)

その紙には、
今大会の試合の組み合わせ等が書いてあるわけですが、
その隣の紙には、このように書いてあります。

「Make sure you can say"I was there"」。

日本語訳すると、「俺はそこにいたって言うために確認しよう」でしょうか。

つまりチケットを売るための宣伝文句ですね。

ただ、“I was there”が、
W杯前に都市部を中心として街のいたるところで見られました。

今回の南アフリカW杯は、
開始前にチケットが予定より売れていないという事態が発生しました。

そのため、政府もチケット販売会社も売るのに必死になっていました。

まあ私としては、
先日の日本対パラグアイ戦が直前まで売れ残っていたため、
“I was there”と言えたわけですが。

また実際W杯が始まると、
テレビCMなどで“It is here”とさかんに流れています。

いままさに南アが世界の注目の的になっている証拠ですね。

ところで、W杯もいよいよ終盤、明日より準々決勝が始まりますね。

注目は、何といっても
南米がすべてベスト4を独占する可能性があることでしょうか。
あと、アフリカ勢唯一の生き残りである、ガーナが
どこまで勝ち進めるかでしょうか。

どちらにしてもまだまだ見逃せない日が続きそうです。