虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

南ア黒人の恋愛の在り方

2011-07-16 15:49:20 | 南ア-情報-
最近、算数ネタやAMESAの内容が多く、
なかなか面白いネタがないと嘆いている方もおられるかと思います。

そこで今日は、
当ブログ読者からかねてから質問の多かったネタ、
南ア人(特に、南ア黒人)の恋愛の在り方について書きます。

まずあらかじめ述べておきますが、
これから書く内容は、
私がこの1年半あまりで見てきたこと、
そして周りの先生や一般の方から聞いたことを中心に書くため、
それなりに当たっていると思われます。
しかし、全ての南ア黒人が同じ性格を持っているということはありません。
(日本でもそうですよね?)

というわけで、あくまで傾向ととらえてお読みください。

南ア黒人の恋愛の特徴は2つ。

・告白は、必ず男性から(プロポーズも)。

・女性から見たオトコの判断基準は、財産面を重視。

まず、①『告白は、必ず男性から』について。

現代の日本では、どちらから告白しても問題はないと思います。
南アでは、告白は圧倒的に男性から行われます。女性からプロポーズなどと言ったことはほとんど聞きません。

これは、おそらく昔あった男性優位社会が影響しているのかもしれません。

南ア人黒人女性がある男性に興味を持っても、基本的にアプローチは許されず、
ただひたすらに声をかけられることを待つしかありません。

もしそのルール(?)を破り、女性が「愛してる」などと告白したら、
周りから軽い女と見られることになるでしょう。
また、その後、その男性に浮気されても「おまえから来たんだろ」的に捨てられる可能性が高いです。

したがって、女性は告白できない分(?)、あの手この手で男性から魅力ある女性になろうと心がけます。
語らずして、男を誘惑する手段を磨いています。

それは、見た目(他にもありますが‥)。

南ア人女性は日本人ほど足やウエストの細さを求めません。
おしりの大きい女性は、安産になるといわれたことが昔の日本でもありましたが、
南アでも同じで、おしりの大きさ(骨盤の大きさ)が重要になります。
そこで、ある程度の年齢(結婚適齢期)になると、
女性は家族からもっと食べることを求められます。(実際に太るかどうかは、個人によりますが。)

次に男性側ですが、
最近の日本男子のような草食系男子は、彼女ができません。
「ボク、恋愛に億劫で‥」なんて言ってられません。

興味がある子がいたら、手当たり次第に声をかけていくような、肉食系男子になる必要があります。
日本でいうナンパのような場面をしょっちゅう見かけます。

そこで重要になってくるのが、
②『女性から見たオトコの判断基準は、財産面を重視』です。

南アは、一夫多妻制が認められている国の一つです。

現大統領のジェイコブ・ズマ氏も6人の奥さんがいます。

奥さんをたくさん持てるかどうかは、男性の財力が大きく影響するわけで、
男性一人で奥さんと子どもたちを養えない場合は、結婚できません。

そこは、もちろんお互いの相性は影響しますが、複数の奥さんとなると、やはり財力です。

言いかえれば、ものすごいお金持ちなら、
たとえ正妻がいたとしてもまだお嫁さんになるチャンスがあるということ。

これは、財力のない男には、かなりきついこと。

女性は、男性が車と住居(場合によっては貯蓄も)をもっているかどうかに、常にアンテナを張っています。
ナンパの場面で、女性が男性に「じゃあ具体的に私に何をくれるのよ。」と確かめることがあるそうです。

何度も念押ししますが、私が聞いた話、見た話に基づいて書いているため、
すべての南ア黒人にあてはまるわけではありません。

あくまで傾向です。傾向としてご覧ください。
その上で、南ア人に興味がある方は、ぜひ南アにお越しください。

ヴェッツ大教育学キャンパス

2011-07-13 13:43:08 | 南ア-情報-
今日は、今週AMESA全国大会の会場のヴェッツ大学のようすについて。

一応断っておきますが、私は、南アの大学についてよく知りません。
(何せ田舎派遣の小学校教師なもので‥)
よって細かいことは聞かないでください。

ヴェッツ大学の構内は、まるで日本の大学のようです。
高層ビルがたくさん建てられています。


さすが街のど真ん中にあるだけあるなと思うくらい。
(写真は、ジョバーグ名物(?)のTELCOMタワー)


しかもこれは教育学部キャンパスで、
運動場や体育館、トレーニング施設などの体育施設はもちろん、
講義棟や研究棟もいくつも建っていて、驚きました。
おそらく私の母校の金沢大学と同等以上の設備だと思われます。

もちろん生徒数もとても多く、知名度もかなり高いようです。
そのため、学生寮(学生宿舎)は、とても広く、
日本の集合住宅のような建物が所狭しと並んでいます。


私たち参加者が今回泊まっているのも、その一角です。


宿舎から大学へは、一度キャンパスを出て
一般道を10分ほど歩かないといけません。

よって、朝晩の行き帰りは、
犯罪に遭わないか心配しながら同僚教師と歩いています。
(写真は、通り道の高速道路。都会です。)


今回のジョバーグ行きの記事をみて、
何人かから心配のメールをいただきました。
ありがとうございました。

それだけジョバーグが危ないと思われているからだと思います。
(実際、絶対安全だとは思いません。特に街中は‥)

無事に過ごせることを願い、最善を尽くしたいと思います。

YOUTHDAYという祝日

2011-06-16 19:02:03 | 南ア-情報-

今日(6月16日)は、
Youth Day(青年の日)という祝日です。

南ア人にとって、(特に南ア黒人にとって)
この日は、忘れることのできない日です。

これは、1976年6月16日に起こった
ソウェト蜂起のきっかけとなった学生運動の際に、
警察官によって射殺された
HectorPieterson(ヘクター・ピーターソン、当時12歳)の勇気に対して、
定められた祝日で、
若者を尊重して、彼らの主張・意見に耳を傾ける日と定められました。

日本の子どもの日が
「端午の節句」を由来としているのとは、大きく異なりますね。

昨日、巡回校の一つの学校で、
YOUTHDAYにちなんだ全校集会が行われました。
(私もその学校に行ったのですが、もうすでに終わっていたので、
よく分かりません。すみません)


かなり遅れてRICA登録

2011-05-30 03:02:08 | 南ア-情報-

今日は、RICA登録の話。

南アの携帯は、以前までSIMフリーだったのですが、
プリペイドカードが犯罪に利用されるという現状を踏まえて、
政府は、SIMカードの利用者登録をすることを決めました。

それが、RICA登録。

RICAとは、The Regulation of Interception of Communications and Provision of Communication-Related Information Actの略です。(かなり長い。)

政府は、昨年末までに全携帯所有者に対して、各々の携帯電話を登録することを求めました。

登録するには、
居住者証明(住所がわかるもの)および身分証明(私の場合、パスポート)の2つが必要で、私の場合は、銀行で滞在証明をもらって、Vodacomショップに行きました。

ところで、先ほど昨年末までに行うこととなっていたのですが、
私の貸与されている2台の携帯電話のうち、
インターネット用携帯の方が、RICA登録していなかったことが判明して、
金曜日に登録にいってきました。

聞くところによると、
昨年末までが登録〆切だったのですが、
政府が昨年10月に半年の延長(つまり今年6月末まで)を決定していたため、今回は、ぎりぎりセーフでした。
(登録していない場合は、7月以降その携帯が使用できなくなるそうです。)

こういった情報は、
日本であれば、比較的簡単に入手できますが、
テレビもない、ラジオもない現在の私の生活では、なかなか入ってきません。

こういったときに頼りになるはずのホストファミリーからも特にコメントはなし。今回の件に関しては、学校の先生たちともほとんど話さなかったため、知らないまま今年を迎えていました。

やはり頼るは日本人だけなのかと嘆きたくなる週末でした。

RICA登録についてはこちら(英語)


投票の証

2011-05-26 12:03:09 | 南ア-情報-

先日もお伝えしましたが、
先週の水曜日、南ア全土で、
市町村の長とその議会議員を決める選挙がおこなわれました。

そのときの記事

南アの選挙は、登録制で、
事前に決められた日、決められた場所に、選挙人登録をしないといけません。

日本のように自動的に投票券が送られてくるというようなシステムはありません。

したがって、
今回は、登録していないから投票券がないという人も意外と多くいます。

ちなみに投票時間は、午前7時から午後7時まで。
意外と朝早いです。

さて、では当日のようすは、どうだったかというと‥

特別なことは起こりませんでした。

うちのホストマザーが投票にいったお昼は、人がいっぱいだったそうです。

日本だと投票券を忘れても、本人確認などをできれば投票できますが、
同じ人が何度も投票できないように、受付は町内会の方などが担当していますが、
南アの場合もそれは同じようです。
(選挙の立会人などには、お金が出たそうです。)

また、南アの場合、
同じ人が何度も投票することを防ぐために、
今回は、親指の爪に黒マジックで、線を書いていました。

日本ではみたことがないですね。

ちなみに写真は、投票所のようす。
(学校や公民館などが投票所になっている場合が多いそうです。)

このマークが投票所の目印

そして、今回躍進したDA党のポスター。