先日来何度かお伝えしている、
基礎計算力向上プロジェクト(勝手に命名)の
第1回の結果発表をします。
第1回の結果を発表する前に、
第2回(こちら)、第3回(こちら)と別の学校で始めましたので、
当ブログの読者の方は、もう知っている方もおられるかと思います。
といっても知らない方もおられると思うので、
リンクを張っておきます。
(リンク1、リンク2、リンク3、リンク4)
要は、日本から送っていただいた日本仕様の計算カードを使って、
南アの子どもたちの計算力はあがるか実験してみようということです。
せっかく日本からボランティアが来ているのだから、
日本的なテストしようと、これまた計算力向上のために、
百マス計算をテストとして採用しました。
前置きが長くなりました。
さて、テストの結果です。
Gr.3の3クラスのうち、3-Cのクラスの子どもたち全員に日本の計算カードを使用しました。
(3-Aと3-Bは、教師用算数セットのみあげました。)
※以下の数字は、クラスごとの平均点です。
まずたし算(100点満点)。
3-A
6月36.70→9月55.45
(18.76↑)
3-B
6月52.15→9月71.45
(19.30↑)
3-C
6月54.00→9月78.36
(24.36↑)
次にひき算(40点満点)。
3-A
6月16.21→9月21.88
(5.67↑)
3-B
6月19.39→9月22.94
(3.55↑)
3-C
6月15.47→9月24.91
(9.44↑)
いずれのクラスも大幅に成績がアップしていますが、
やはり3ーCクラスの上がり方が一番です。
これは、計算カードの取り組みに
一定の効果があったと言ってもよいのではないでしょうか。
そして、今回計算カードを使用しなかったクラスも、
軒並み成績が改善しています。
3ヶ月で、これだけの成績が上がるのは、
学年の先生と子どもたちの努力の結果とも言えます。
この結果を聞いて、どう反応するでしょうか。
明日、この結果を持って、学校に報告しに行きます。