WOWOWで放映していたのを初見しました。
秀二は自分が守りたかった映画の化身というか、
金目当ての映画が主流になりつつある世界から
本物の映画を守りたかったはずなのに、
金目当てに自らを傷つける、映画と同じ状況にいる。
そして、傷つけられても傷つけられても立ち上がる。
贖罪でもあり、幾度傷つけられても立ち上がる映画の象徴でもあり。
これにど根性物云々のアオリをつけるメディアのセンスはなんだろう。
そうしたものから守るべきものを守るために
生きる人間がいる。
単館ロードショーや名画座、監督特集チェックしたりして
映画館に通って映画見ていた人は、共感するんじゃないかな。
たとえ西島さんが無名の役者さんだったとしても、
この映画の伝えるものを、観客は真摯に受け取るだろう。
受け取ったあと、それが掻き消えないように。