枕の高さ

　時々、枕の高さはどのくらいが良いのでしょうか？っと聞かれることがあります。整体の先生では枕をしないのが良いという回答をする先生が多いようですが、私は「自分に合った高さ」と答えます。

　骨粗鬆症で背骨が変形しているような方には、比較的高めの枕をお薦めします。以前、そういう方が来院されました。

　その方に、朝起きたときに頭痛がするが病院で検査しても異常がなく、何故でしょう？と問われ、頚椎を観て、高い枕を薦めたら翌日から快調になったということがありました。

　これは極端な例でしたが、頚椎の湾曲、筋肉の硬さ、寝たときの頚椎の角度、頭の形など人それぞれ違います。一人一人に合った高さや硬さを選ぶことが必要です。

　枕は値段が高いから良いというわけではありません。また、頚椎の場所が凸になっている枕もありますが、それも合う人と合わない人がいます。

　私がお薦めするのは、タオルを重ねて枕にするという方法です。数日間使って合わなければ高さを変えます。簡単に変えられますね。また、夏場は筋肉が弛緩しているので少し低くめ、冬場は逆に少しだけ高めが良いかもしれません。ご自分の身体に合うよう微調整してください。

　人生三分の一は寝ています。枕は健康にとって重要です。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院