『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/7/7)

2024-07-12 22:09:08 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第18話「完成? セブンガー強化プラン」では、自分達やウルトラマンゼットと共に戦ってきてくれた、特空機の1号機であるセブンガーをより強くするために頑張っているユカ隊員の姿が眩しかったですね。

良くも悪くも非の打ち所がないセブンガーを、より強くするためには、他の特空機にも目を向け、なおかつ、原点に返るのが大事だ、それをエディオムとの会話で気付かされたユカ隊員は、早速、アーカイブからウィンダムとキングジョー ストレイジカスタムのデータを引っ張り出す。

ウィンダムは、セブンガーよりも更に人型に近づけた事で、より俊敏に動けるようになっている。全身の噴射機を活かして、攻撃を回避し、怪獣へと接近していくウィンダム。怪獣や宇宙人からしたら、結構、怖いんじゃなかろうか。ウィンダムは格闘戦も可能だが、どちらかと言えば、搭載している重火器を活かした遠距離攻撃の方が得意な印象があるな。セブンガーが一気に距離を詰めて、敵をぶん殴って倒すタイプなら、相手が迫って来れば火器で攻撃して近づけさせず、相手が距離を取ろうとすれば火器で攻撃して動きを止めた上で、自分から急接近して急所を打つ、みたいな戦闘スタイルかな。

キングジョー ストレイジカスタムは、敵性宇宙人が持ち込んだキングジョーを鹵獲して、ストレイジ色がより強まるように根本から改造した機体。全てのウルトラマンが戦っている訳じゃないにしろ、戦う事になれば、そう簡単には倒せない、それがロボット怪獣の代表格でもあるキングジョーだ。今回、キングジョーと戦っていたのはウルトラマンロッソとウルトラマンブル。この二人は、キングジョーの堅甲さに苦戦しつつも、火と水を同時に浴びせる事で生じる温度差によって金属疲労を発生させ、その装甲にダメージを加えたところで、ウルトラマンルーブへパワーアップして、一気に倒した。もちろん、ゼットもキングジョーを倒している。この時の戦いで、キングジョー撃破の糸口を掴んだのが、ユカ隊員ってのが熱い。分解と合体が厄介だけど、その瞬間こそが弱点、とユカ隊員に指摘され、ゼットはガンマイリュージョンの分身攻撃で、見事にキングジョーを倒したのである。

ウィンダムとキングジョー ストレイジカスタムの活躍を改めて振り返った事で、ユカ隊員に降りてきた最高のセブンガー強化アイディア。彼女がデザインした、パーフェクトセブンガー、これを見たファンは、思わず、笑ってしまったか、言葉も出ないほど反応に窮してしまったか、のどちらかだろう。私の場合は前者だった。ロボットの全部盛りは、確かに、好きな者にとっちゃロマンだ。しかし、限度はある。これ、セブンガーの良さを引き出すどころか、完全に殺しちゃってないか? あまりにも不格好が過ぎるセブンガーを見たエディオムは、一つの懸念を抱く。一度、己の力に溺れて失敗してしまった彼だからこそ、何か心配になったんだろうな・・・

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ19「アマノガワと天の道」は、放送日が7/7の七夕ってことで、それに絡ませ、なおかつ、ブンブンがピンチにぶつかった事で自分の弱さを乗り越え、成長するストーリー展開になっていて、激熱でしたね。

前回のラストで、仕事人間の顔でシリアスな空気を醸していた調さんだけど、今回は初っ端から、ブンブンに恋する乙女の顔とオーラを全開にしてましたね。自分を織姫、ブンブンを彦星に当てはめ、地球人と異星人、また、自分の仕事が距離を縮めるのを阻む天の川になってしまっている、と落ち込む姿は可愛らしかったですね。そんな調さんをギョッとさせたのが、先斗と、何の変装もしないで歩いているビュンディー。子供はロボットが大好きな子が多い。当然、ビュンディーは大勢の子供に囲まれ、燥がれてしまう。

これには、調さんも大慌てで、先斗とビュンディーに詰め寄るも、その途端に、先斗が空腹でヘロヘロに。どうやら、前回、感情に任せて、ハシリヤンと袂を分かったもんだから、報酬を貰い損ねていたようだ。キャノンボーグを擁護する気はさらさらありゃせんけど、私でも、先斗みたいな態度を取った奴に金は払えんわ。まぁ、そこはさておき、元より、非情にはなり切れないタイプである調さん、目の前で空腹を訴えられちゃ無碍には出来ない。かと言って、先斗だけならともかく、ビュンディーを連れて、その辺の飲食店に入って飯を食べさせるわけにもいかない。なので、調さんは、先斗とビュンディーを大也の家に連れていき、ブンブンにカレーを作って貰う。恐縮する調さんだけど、ビュンディーとの蟠りも解消されつつあるからか、ブンブンは何ら気にせず、先斗とビュンディーに自慢のカレーを振る舞う。

そんなブンブン、天の川、その単語を聞いて、ビュンディーに負けたレースを思い出してバクサゲに。自分の全力を出して惜敗したのなら、ブンブンだって、ここまで落ち込まない。だけど、そのレースでビュンディーに負けてしまったのは、自分が臆病風に吹かれてしまったから。安全なルートを選んでしまったが故に負けた訳だが、私としては、ブンブンの判断が悪かった、と責める気にはならない。確かに負けは負けだが、安全策を取る事自体は、決して、悪くないはずだ。そんな折、人間の総資産を重量に変換させて苦しませるATMグルマーが出現。人々を救出し、相手の能力に一早く気付いた射士郎は、すぐさま、大也をその場から離脱させる。確かに、スーパー戦隊シリーズのレッドの中でも一、二を争えるくらいの大金持ちである大也が、ATMグルマーの能力を喰らったら、大怪我じゃ済まない。

自分の身の安全を最優先したのではなく、仲間の足を引っ張ってしまう事を恐れた大也は、射士郎の指示に従って、戦いの場を後にするしかなかった。つまり、安全策を取った訳である。これは、間違った判断だろうか? いや、そうじゃないはずだ。ATMグルマーは、残りのブンブンジャーで撃破するも、巨大化したATMグルマーとの戦いでは、ビュンビュンマッハーロボの方がピンチに陥ってしまう。まさか、ビュンディーのヘソクリが仇になってしまうとは。ATMグルマーの猛攻は凄まじく、ブンブンジャーロボでは近づく事も難しい。そこで、ビュンディーは自分の飛行ユニットを使え、と告げる。空を飛ぶ事に対して恐怖のあるブンブンだったが、大也たちの鼓舞で自分の弱さを見事に乗り越える。そんなブンブンの勇気に乗っかるような形で、大也はATMグルマーの能力を逆手に取り、自分の総資産が変換された超重量を必殺技へプラスさせ、ATMグルマーを一刀両断。スカッとした、この勝利。ただ、個人的に気になるのは、これは、二体のロボが合体してるって訳じゃないよな? 今後、ブンブンとビュンディが友情合体して欲しいなぁ。

 

仮面ライダーガッチャード

第43話「愛・哀・AI?憎しみを消す力」では、錆丸先輩とスパナの株が、私の中でガッツリと上がったストーリー展開になっていましたね。

いや、しかし、恥ずかしいな。前回、兄の鍵一が弟の錆丸先輩にキツく当たっているのは、弟を錬金術業界の闇から守りたいからかな、と予想してた私だけど、違いましたわ。思っていた以上にシンプルっつーか、ある意味、兄らしい感情が原因でしたね。かつて、兄弟仲が良かった鍵一と錆丸先輩。その仲が、急にギクシャクしてしまったのは、兄弟でケミーを練成する実験にチャレンジした時からでした。錆丸先輩は失敗に終わった、と思っていたけど、実際、ケミーとしての実体は得ていなかったものの、ケミーに近しい存在は練成できていたようです。

鍵一は、その実験の成功は、錆丸の才能があったから、と嫉妬していました。同時に、彼は、そのケミーもどきを、錆丸に黙って持ち去り、ずっと、研究材料にしてしまっていました。アイザックなどのAI技術を研究していたのも、自分は弟に負けていない、兄として劣っている訳にはいかないって感じのコンプレッスと強迫観念が絡まった逃避だったのかも知れません。その鍵一の心の闇を利用し、グリオンは彼とカメドーンを混合させ、マルガムへ変貌させてしまいました。

兄がずっと、誰にも言えずにいた苦しみを目の当たりにしたら、そりゃ、錆丸先輩の中から、グリオンが生み出したドレッドルーパーに対する恐怖や、兄をマルガムにしたグリオンへの怒りなんて吹っ飛んで、ただただ、兄を救いたいって気持ちで心が一杯になりますわ。ここで、カメドーンマルガムの相手はレインボーガッチャードに任せ、自分はドレッドルーパーと対峙する冷静さも魅せてくれるのが錆丸先輩。ガッチャードから、エクスガッチャリバーをパスされたとは言え、まさか、生身の錆丸先輩がドレッドルーパーと、ほぼ互角に戦うとは驚きしかありませんでした。そんな錆丸先輩の告げた事実と誇りを呼び戻す声で、カメドーンマルガムの動きを止めた鍵一。そこを逃さず、ガッチャードは必殺キックをぶち込み、カメドーンを救出し、錆丸先輩へ。カメドーンのカードをエクスガッチャリバーへセットした錆丸先輩の放った魂の斬撃、実に痺れましたねぇ。

そんな錆丸先輩に負けない活躍をしていたのが、スパナ。ここんとこ、ソロの戦績が今イチってことも相まって、火災現場から亜琉美ちゃんを救出し、なおかつ、鍵一に、アンタの作ったAIがあったからこそ、俺はこの子を救えた、と言う優しさ。丸くなったっつーより、元々、スパナは人が良いですからね。宝太郎たちと交流することで、クールキャラを維持するのもバカらしくなったのかもしれません。まぁ、未だに、コミカルな空気を感じると、すぐさま、撤退を決め込むのも彼らしいですけど。映像としちゃ出ていませんでしたが、間違いなく、この火災現場では、ヒーケスキューとセイゾンビのカスタムアップ「レスキューゾンビ」が良い働きをしたんでしょうね。また、亜琉美ちゃんが、スパナにズキュンしているトコもエモかったですね。ここにラケシスがいたら、女のバチバチが起きてましたかね? まぁ、冗談は半分にしておくとして、私的に気になったのは、グリオンが去り際、真美所長に耳打ちしていた事。一体、何を囁いたんでしょう・・・私達の娘は必ず蘇らせる、みたい感じだったら、どうしよ。

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今日の出来事(13-7-7)

2024-07-07 21:26:23 | 日記

comicアンスリウム(2024/7)一言感想・その①

闇アイドルオーディション 浦芝・改

哀しいが、世の中、そんな美味しい話は転がっちゃいない・・・

溢れ、滴る 犬上いの宇

こうする事で夫婦関係が円満になるのであれば、何ら問題は無いんだろう、きっと、多分。

秘密交液 賭 九十九弐級

男には何が何でも勝たなきゃいけない時があるのよ。

清楚痴女ギミック 眞空エマ

何だかんだで、彼女の欠点も可愛い所と受け入れてる彼氏の器に拍手。

promise ring よるげ

幼なじみオネショタ、マジ、至高。

先生好き好きぜんぶ好き! 浅間ひなみ

実際、風邪の時にセックスすると悪化するからお勧めは出来ん、でも、したくなるのも確か。

逢引きオーバーライド ワレモノ

このデカパイの谷間は、毒で満ちた底無し沼だったな。

推しをゲットしたらオスにハメられた話 シヲリイタ

おバカなビッチギャルが、超絶セックスで、頭ン中を、もっとセックス一色にされる話、まぁ、嫌いじゃないんだよなぁ。

性豪召喚 最終話 天野雨乃

女を悲しませるセックスはしない、それを信条にしている大性豪ゆえの漢気が光っていた。

レッスン1 姉に敬意を払え 高野真之

とどのつまり、お似合いのシスコン×ブラコンって訳だな。

 

今週の食事

7月1日(月)

朝食

バケット(イチゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(肉野菜炒め×2)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、モヤシ、人参、韮・青椒肉絲の素)、中華スープ(高野豆腐、オクラ)、烏龍茶

 

7月2日(火)

朝食

稲荷寿司、烏龍茶

昼食

おにぎり(ソーセージご飯×2)、麦茶

間食

南瓜の鶏そぼろ、麦茶

夕食

烏賊の鮨詰め合わせ、稲荷寿司、豚しゃぶサラダ(豚こま、モヤシ、韮、人参・大根おろし醤油)、味噌汁(フライドオニオン、オクラ)、焙じ茶

 

7月3日(水)

朝食

バケット(イチゴジャム)、焙じ茶

昼食

おにぎり(鶏そぼろ×2)、焙じ茶

間食

安倍川餅、麦茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、ピーマン、茄子・麻婆豆腐の素【辛口】)、中華スープ(フライドオニオン、海苔)、烏龍茶

 

7月4日(木)

朝食

バケット(イチゴジャム)、焙じ茶

昼食

おにぎり(鶏そぼろ×2)、焙じ茶

間食

ミックスフルーツ(蜜柑、白桃、パイナップル)

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、玉葱、ピーマン、エリンギ茸・甘酢ダレ)、味噌汁(高野豆腐、オクラ)、焙じ茶

 

7月5日(金)

朝食

バケット(イチゴジャム)、焙じ茶

昼食

おにぎり(海苔の佃煮×2)、緑茶

間食

葛餅、オレンジジュース

夕食

出汁茶漬け(オクラ、海苔、分葱、山葵)、焙じ茶

 

7月6日(土)

朝食

バケット(イチゴジャム)、オレンジジュース

昼食

おにぎり(焦がし醤油塩、海苔の佃煮)、焙じ茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、午房、舞茸・焼肉のたれ)、味噌汁(高野豆腐、分葱)、焙じ茶

 

7月7日(日)

朝食

お汁粉、焙じ茶

昼食

助六寿司、烏龍茶

間食

かき氷(パイナップル)、烏龍茶

夕食

鮭フライサンド(トンカツソース、ケチャップ)、法蓮草のお浸し(おろし大根醤油)、味噌汁(若布、輪麩、高野豆腐、分葱)、焙じ茶

 

今日、読んだ本

うわっちゃぁ、ますます、面白くなってきている。

主役の二人を筆頭に、こんだけ、クセが強いキャラが増えていったら、ハチャメチャになってしまいそう。

けど、メチャクチャ面白いけど、作品を破綻させちゃいないってのが凄いトコ。これは、鬼澤先生がキャラの手綱をしっかりと取っているっつーより、逆に、キャラの動きを制限していないからこそ、それぞれのクセの強い個性が良い感じに噛みあっているんだろうな。

個人的に、『令和のダラさん』と同じく、新刊が楽しみな作品だけど、個人的には、この『見るからに怪しい二人』は実写ドラマになってほしい。まぁ、『令和のダラさん』は内容的にアニメでなきゃ無理ってのはあるにしろ。

内面云々の前に、外形、特に身長とガタイの良さで、長髪と短髪の二人を演じられる俳優さんを見つけ出すのは、相当に難しい、と素人でも解るけど、やっぱり、この作品の面白さは、アニメよりも実写の方が引き出せる気はする。

この(3)でも、やっぱり、長髪と短髪は仲が良い。それは、表紙を一瞥しただけで理解できてしまうだろう。

ゆるキャラの撮影会に、そこそこ良い年になった青年が二人で行くって、相当に仲が良い証拠じゃなかろうか。少なくとも、私には、ゆるキャラの撮影会に行こう、と誘って快諾してくれる友人は皆無だ。

もちろん、この(3)でも、長髪と短髪は、普通に、自分達らしく生活しているだけなのに、その見た目で、親しくない人たちから勘違いされている。こんだけ、ちょいちょい、プチトラブルに巻き込まれたら気持ちが落ちてしまいそうだけど、まるで気にしないのは、当人たちのメンタルが強いってのもあるけど、やっぱり、親友がいるのが大きいに違いない。

そんな長髪と短髪のキャラが、主役であるゆえに特に強いのは言うまでもないけど、他のキャラも負けちゃいない。探偵であるスーちゃんやマスコットキャラであるモリーくんも然る事ながら、自己愛が強いってレベルをヤバい意味合いで超えちゃっているリッくんも、インパクトが凄まじかった。

どの回も面白かったけど、私的に推せるのは、長髪と短髪が初ケンカをし、初仲直りし、そして、長髪が自分の「苦手」を克服するために頑張った100回目「仲直り」だ。これは、喧嘩か、と首を傾げたくなるほど可愛げのあるものだったが、より仲が深まったのは喜ばしい事だし、長髪の「ウォギュ」はツボった。やはり、これは、ピッタリの俳優さんを見つけ出して、ドラマ化して欲しいもんだ。

 

この台詞を引用に選んだのは、前回と同じく、妙な説得力が宿っていたので。

若干(?)、アクが強いトコはあるにしろ、自分の中に一本、芯がちゃんと通っているスーちゃんは、やはり、女傑の風格がある。

少なくとも、私の目には、イイ女として映っている。

逆上がりが出来ない、それを恥ずかしい、と思っていないメンタル強いなぁ。

ま、大人になったら、逆上がりをやる機会なんて、ほんと、訪れないんだけど。

私も、ここ最近、公園で女の子に頼まれてやったくらいだ。

地味に不安だったけど、一回でクルンッと回れたので、どうやら、私もそこまで衰えてはいないようである。

実写ドラマ化となった時、長髪と短髪と同じく、スーちゃんに視た目が近く、スーちゃんの良さを演技で出せる女優を見つけるのは難解だと思うけど、どうにか、骨を折って欲しいなぁ。

「・・・まぁ、それだけ厳しいのは、あたしたちに成功して欲しいって愛情ゆえなのさ」

「愛情・・・」

「だが、人間には向き不向きってものがある。できねぇものは、どうやってもできねぇ。だから、ある日、あたしは兄貴を拒み、特訓を放棄した・・・そして、家から飛び出し、友と会い、遊び、学び、夏を満喫した」

「じゃあ、逆上がりは・・・」

「いいか、坊主。あたしは兄貴に抗い、反発することで逆上がりができることより、大事な思い出を作ることができた。つまり、兄貴に逆らうこと、それこそが、あたしにとっての逆上がりなのさ」(byスーちゃん、トモキ)

 

この台詞を引用に選んだのは、長髪の強さと怖さを一緒にしっかりと感じられるものなので。

メンタルが強いってのは羨ましいもんだけど、ここまでいくと、逆に「え、怖っ」と引いちゃう。

いや、しかし、これは、メンタルが強いって言うのか?

もしかして、バヵ・・・いや、それは、さすがに失礼か。

ともかく、この境地に達しちゃったら、人としたらヤバいにしろ、ちょっとは見習っていきたい。

それにしても、サッとフォローに入った短髪、良い奴ぁやな。

「教えてください!フラれたとき、どうやって立ち直ってるんですか!?」

「え―――・・・寝て起きたら忘れてるかな」

「ええ・・・?」

「か・・・彼は、あまり考えすぎないほうがいいって言いたいんだと思います!」

「いや、本当に寝て起きたら忘れてる」(byあずさ、長髪、短髪)

 

この台詞を引用に選んだのは、長髪の形容しがたき怒りが理解できるものだったので。

食べ物の恨みは怖い、これは、万人が知っているマジだ。

あそこまで高まっていた「お芋欲」が、あとちょっとの所で昇華できたのに・・・

いや、田口さんは悪くない。あんだけ、「お芋サンデー」の紹介が上手かったら、どうしたって、頼んじゃうだろう。

だが、それはそれ、これはこれ・・・正に絶許だ。

ブチぎれず、圧を掛けるだけで押し留まった長髪、エラいなぁ。

「・・・さっき、隣で座ってましたね」

「・・・はい」

「美味しいですか、お芋サンデー」

「・・・はい」

「三日間、楽しみにしていた俺の分まで・・・お芋サンデー、味わってください・・・」

(・・・・・・重いよ・・・)(by長髪、田口さん)

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三大特撮感想(2024/6/30分)

2024-07-05 20:08:00 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第17話「倒せロボット軍団! 孤高の戦士」では、ウルトラマンビクトリーへ変身する青年・ショウが尖がっていた頃を振り返ると同時に、ロボット軍団の恐ろしさを感じさせる内容になっていましたね。

未だに、セブンガーを強化する妙案が思いつかないユカ隊員。ただ、こればっかりは、そう簡単じゃない。ユカ隊員の能力が限界っつーよりも、そもそも、セブンガーがある意味、パーフェクトなんだよな。割と、近接戦もこなせるし、遠距離攻撃の手段も持っている。パイロットがセブンガーの能力を引き出せるか、に因るにしても、基本的に非の打ちどころがないロボットなんだから、パワーアップさせるのは簡単じゃない。それこそ、高性能AIでも積むしかないんじゃないか?

悩むユカ隊員に、エディオムが、他の次元に存在しているロボットを参考にしたらどうか、と見せたのが、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリーと戦ったインペライザー軍団、そして、キングジョーだった。絶対にそう、と断言はできないにしろ、多数が戦いで有利になるのは確かな事実だ。雑魚であっても、多ければ多いほど、倒すのは厄介だ。一匹一匹は弱くても、それを倒すには体力を使うし、休む暇を与えられずに戦わされたら、そりゃ、ウルトラマンでもピンチに陥る。

今回は、ギンガが、タロウから託されたストリウムブレスで、ギンガストリウムにパワーアップできたからこそ、逆転勝利を掴めたから良かったが、結構、危なかったな。それこそ、分身能力を持つガッツ星人・ボルストが、その能力をキングジョーを操縦した状態でも使用できて、キングジョーが二体になっていたら、ギンガとビクトリーが共闘してもヤバかった可能性はある。

ストレイジカスタムされていないキングジョーの強さを見たユカ隊員は、改めて、ロボット兵器の恐ろしさを痛感すると同時に、セブンガーの事だけを考えるのではなく、他の特空機にもスポットライトを当てれば、解決の糸口が得られるんじゃ、と光を見た様子。果たして、ユカ隊員は、セブンガーの「欠点がない欠点」を克服できるのかね。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ18「始末屋は気に食わない」、これ、もう、どシンプルにテンションが爆上げでした。

いや、だって、ここで、先斗=ブンバイオレットが6人目のブンブンジャーになってくれたんですよ。最高じゃァないですか。最初から味方って訳じゃなく、かと言って、完全に敵対している訳でもなかったので、このまま、微妙な距離感のままで中盤くらいまでいくのかな、と思ってたら、一気に距離が詰まった。まぁ、大也が大胆に詰めたって言うのが正確かね。「聞こえてきた悲鳴は絶対に無視しない」って、もう、ヒーロー感が凄い。

この6人目決定の立役者は、ある意味、イターシャだろうな。彼女が超絶テクで、先斗が大切にしていた、地球での唯一の思い出でもあったトレーディングカードを掏ったからこそ、先斗はモヤモヤを抱えたまま、ブンブンジャーの始末って仕事に取り掛かった。もしも、先斗が大切にしている「始末屋」の流儀を重んじて、トレーディングカードで脅し、その上、先斗の友人である長田と、その家族を攻撃する、そんな真似をしなかったら、先斗もブチぎれて、ハシリヤンと袂を分かつ事は無かっただろうに。キャノンボーグに命令されての掏摸とは言え、イターシャに何の罪が無いって事にはならない。ただ、キャノンボーグがクズ野郎って事もあってか、サンシーターたちは、やっぱ、可愛げのある悪党って感じ。

キャノンボーグがピンチになって、高圧的な態度で助けを求めても、サンシーターたちは聞こえないフリするんじゃね?

そんなサンシーターたちが操縦するブンブンキラーロボが、レッドとバイオレットの合体攻撃でぶっ倒されたソードグルマーが変形した大剣を装備した二刀流となったのは、これまた、激熱でした。ブンブンジャーロボもナイトで挑むも、苦戦を強いられてしまう。そんなピンチから救ってくれたのが、ビュンディー。前回のタイヤ交換の借りを、きっちりと返してから、自分達を虚仮にしたハシリヤンへの始末をガッツリとつける。さすがの爽快感。

先斗と長田が再会し、子供時代に一度、途切れてしまった友情が復活したのも、これまた、グッと来た。ブンブンジャーたちに対しては、あんだけ、オラオラな感じで接してたのに、長田を前にしたら、照れ臭そうにしていた先斗が可愛かった。そんなぎくしゃくとした空気は、あえてぶっ壊したビュンディーもまた、良いキャラだ。それにしても、調さん、仕事人間の顔をラストで見せてたなぁ・・・個人的には、まだ、期待している、彼女が追加戦士になる事を。

 

仮面ライダーガッチャ―ド

第42話「レッツ捜索!102体目と兄の想い」は、私の推しキャラでもある錆丸が深く絡んできそうだな、と感じる内容になっていましたね。以前、ナインテールが村の為に動いた回では蓮華がメインだったので、いつか、錆丸メインのものも作って欲しいな、と思っていたから、これは嬉しい。

101体目であるニジゴンと仲間となり、全てのケミーを回収するに到ったはずなのに、何故か、102体目のケミーが目撃される事態が起きる。前回、グリオンが復活している事も鑑みると、これは見過ごせない、と宝太郎たちは調査に乗り出す。そのメンバーは宝太郎、錆丸、そんで、スパナ。戦力的な事を考えると、りんねが入るべきなのだが、そうでないのは、りんねが物理的な意味で不動状態になってしまっているから。最初は、謎多き、もとい、誰も寄せ付けない雰囲気のあるクールビューティーだったのに、宝太郎たちと深く関わる事で、こんなギャグな目に遭うようになるとはなぁ。

随分と変わってしまったりんねの不憫さはさておき、宝太郎たちは102体目と思わしきケミーが目撃されたエリアを探し回る。錆丸が同行したのは、ケミーへの探求心もあったが、このエリアが彼の知っている場所だったから。複雑そうな表情の錆丸が再会したのは、兄である鍵一。あからさまに、弟である錆丸に対して冷たい態度を取る鍵一。宝太郎は、自分への態度とあまりにも違う事に怒るよりも先に戸惑いを覚え、錆丸自身も昔はそうじゃなかった、と言うより他ない。

これは、あくまで私の推測に過ぎないけど、鍵一は錬金術師として、この業界の汚い部分を見てしまった。だからこそ、錬金術師としての信念を持っている錆丸が、いつか、その信念ゆえに深く傷ついてしまうんじゃ、と危惧して、錬金術師以外の道へ進むよう、わざとキツく当たって嫌われようとしているんじゃないかね。ただ、錆丸の性格っつーか、地味に強い芯が通っている部分を考えると、例え、グリオンのような悪意を持った錬金術師を前にしても、もう、錆丸は屈したり、逃げたりしないんじゃないかな。今、錆丸は、ちゃんと、誰かを守るための強さを発揮する勇気を持っているはずだ。

102体目のケミーもといマルガムは、どうやら、そんな鍵一と錆丸が子供の頃に描いたオリジナルのケミーの絵を現実化させているようだ。亀と大砲の複合体・・・これは、あれか、カメバズーカへのリスペクトか? 実際、強いってのがツボだな。ガッチャードとヴァルバラドの攻撃は亀の甲羅の頑強さで耐え、攻撃には大砲を使ってくるんだが、これが地味に射程距離があり、なおかつ、きっちりと当ててくる。攻防のバランスが良いマルガムにガッチャードとヴァルバラドは苦戦を余儀なくされるも、宝太郎の大砲には大砲だ、そんなアイディアで、マッドパイレーツワイルドを召喚。まさか、ヴァルバラドを砲弾にして、マルガムの攻撃に対抗し、次弾でガッチャードも飛んできて、必殺キックを直撃させるとは。しかし、これで万事解決といかないのが世の常。カードに入れたはずのケミーは、液状化してしまう。果たして、宝太郎たちはこの事件を解決、そして、錆丸は鍵一との蟠りを解消し、ハッピーエンドに着地できるんだろうか?

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