『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/11/24分)

2024-11-29 20:57:45 | 日記

ウルトラマンアーク

第14話「過去の瞬き」、ストーリーが大きく動いた、と確かに感じさせてくれるストーリー内容になっていましたね。第13話「シュウのレポート」が、これまでの戦いを振り返るモノであり、なおかつ、OP曲の歌詞が変わっていると、「新章への突入か」と身が引き締まりますよね、特撮好きとしちゃ。

今回の見所は、やはり、謎っつーより、完全に敵だな、と解る言動をしている女性キャラ・スイードの登場と、彼女との邂逅をキッカケにして、ユウマと一体化しているアーク、いえ、ルティオンが16年前の真相について語る点でしょう。

地球のある銀河から遥か遠くにある銀河、そこにルティオンやスイードは生きていました。しかし、その銀河の中心にあった恒星が終わりを迎える事となったのが、全てのキッカケだったようです。自分たちの生きる銀河を守るべく、全ての星の天才たちが各々の知恵や技術などを用いて助かる術を模索しました。そんな時、一人のぶっ飛んだ天才が起死回生の策を編み出すのが世の常ですけど、大体の場合、その手段ってのが、自分たちだけが助かれば良し、自分達と関係のない存在が、どうなろうと知ったこっちゃないって感じのモノだったりします。当然、そんな手段が使われようとしたら、自分と無関係の者を救おうと動く者もいます、それがルティオンでした。

地球を救うべく力を振り絞って、地球を吹っ飛ばせるほどのエネルギーを封じ込めたルティオン。それだけでも、かなりキツかったはずですが、ルティオンの「偽善」を良しとしない存在が、モノゲロスを追手として差し向けており、ルティオンは戦闘へ突入します。その時、運悪く、ユウマら家族を巻き込んでしまったんですね。父と母の言葉に従い、その場から全力疾走するも、モノゲロスが爆散した際の衝撃波に襲われたユウマ。咄嗟に、ルティオンはユウマと融合する事で彼の命を救い、同時に、自分のダメージを癒す時と場を得ました。ただ、ユウマの中にいる間も、ルティオンは、ずっと、彼の両親を救えなかった己の不甲斐なさを悔い、ユウマに謝り続けていたようです。

ユウマとルティオンの絆が強まる展開だ、と思う間もなく、スイードは悪しき手を一人と一体へ伸ばしてきました。スイードは強引にユウマからルティオンを引き剥がそうとすると同時に、彼から封じられたエネルギーの場所を読み取ってしまいます。どうにか、アークに変身を果たすも、スイードの攻撃で、ほぼエネルギーは尽きてしまっていたらしく、変身したばかりなのに、カラータイマーが赤く点滅してしまい、ザディーメとの戦いも苦戦を強いられてしまいます。まぁ、仮にエネルギーが十分な状態であっても、楽勝って訳にはいかなかったでしょうが。何とか、ザディーメを追い払った、いや、どちらかと言えば、ルティオンを倒すよりもエネルギー体の回収を優先したのか、これは。いずれにせよ、変身解除に追い込まれてしまったユウマ。果たして、彼とルティオンは、この危機を乗り越える事が出来るのか、そして、このピンチを突破した時、何が起こるのか、楽しみで仕方ありませんわ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ38「三下の誓い」、もう、これを見て、サンシーターへの好感度が爆上がりしないファンはいませんって。他のスーパー戦隊シリーズにしてもそうですけど、何か、こう憎めない感じの敵キャラが登場して、そいつに焦点を当て、カッコいい所を見せてくれる回は、もう、ほんと、琴線に触れまくります。

意外って言い方はちょいズレてる気もしますが、このタイミングで、ヤルカーの出自の秘密が明らかになるとはビックリしました。的外れな推測かもな、と私自身も、ここ最近は思っちゃいたんですが、実のとこ、ヤルカーはハシリヤンのボスであるスピンドーと深い関係にあって、スピンドーを弱体化させるためにはヤルカーを倒さなきゃいけないって展開になって、ヤルカーを救うためにデコトラーデとイターシャがブンブンジャーの力を借り、スピンドーとヤルカーをリンクさせているモノを壊すのかな、と予想してました。まぁ、それは今回、的外れにも程がある、と解り、反省してますが。

でも、その分、デコトラーデとイターシャが、ヤルカーをどれだけ大切に思っているか、そこをしっかりと感じ取れました。お互いに堕ちたどん底の状況で手を組んで、テッペンを目指そう、と誓い合った仲だからこそ、ヤルカーに出世のッチャンスが巡って来た時、彼の邪魔をするんじゃなく、チームを解散させる事で、ヤルカーの応援をする道を選べる。並の絆じゃ出来ません、これは。

ヤルカーの邪魔をさせないために、ブンバイオレットにガムシャラにぶつかって足止めを図ろうとするデコトラーデとイターシャ。いつもとは違う気迫に、戦闘力では勝っているブンバイオレットも無意識に圧されてしまう様に、戦いに於いて気合、気迫、根性の類が、どれだけ大切か、を教えて貰えます。ブンブンキラーロボに搭乗したデコトラーデとイターシャは、ビュンビュンマッハロボーの強さを正確に把握し、勝つ事は不可能、と判断したウェイウェイヤルカーに見放されても、ヤルカーの為に戦う事を止めませんでした。例え、劣勢であっても、仲間の為に戦い続ける、熱いモノを持ってますよね、この二人。そんなデコトラーデとイターシャの元に戻って来たヤルカー。サンシーターが復活した事により、このロボ戦、どちらが勝つか、読めなくなったな、と思った矢先、まさかの助っ人、いや、助っ炎神が。ここで、ビュンビュンマッハーロボがスピードルと合体するとは。ただ、勝ったのはブンバイオレット側でしたけど、ブンバイオレットはサンシーターの絆が生む強さを本物と認めてましたね、確実に。

一方で、苦魔獣と戦っていたブンレッドたちにも、大きな動きが。ここで、ボスの右腕であるグランツ・リスクが一足先に地球に降り立つか。右腕だけあって、その戦闘力はガチで高い。曲がりなりにもエリートであるウェイウェイヤルカーが生み出しただけあって、その強さは折り紙付きであっただろう「アニキとアコギグルマー・ジョン」と「イトコのエレキグルマー・ボヴィ」の騒音コンビを瞬殺し、少し動いただけで生じた衝撃のみでブンレッドらにダメージを与えてくるか。普通に戦えば、ブンブンジャーらに退却を選択させるか、戦闘不能に追い込む事も出来たはずなのに、相手の強さを完全に見極めていない状態での戦闘はリスクがある、と判断して、自分から退く、ここが実に怖いですね。グランツとの激闘も含め、大也の恩人である内藤が、これから、どんな一面を曝け出すのか、期待が膨らみます。

 

仮面ライダーガヴ

第12話「ドーナツが繋ぐ絆」、これは、興奮と不安、どちらも感じさせてくるストーリー展開で、改めて、「制作陣、容赦しないつもりだな、このシリーズでも。だからこそ、最高だ」とバンザイしたくなりました。

前回、単騎でアーリーに立ち向かって、ヒトプレスされていた栄美を救うも、変身解除に追い込まれるほどの大ダメージを負った絆斗。その瞬間を目撃したガヴは、絆斗がヴァレンの正体だ、と知って愕然としながらも、彼を連れ、その場からの離脱を敢行しました。その場から、どうにか無事に逃げおおせるも、絆斗は自分だけ正体バレしたのは不公平だろう、とガヴにも、自分へ正体を明かす事を要求しました。ここでツッパねる事も出来たでしょうに、お人好しっつーか実直な性格であるショウマは、変身を解除しちゃいました。まぁ、絆斗は何となく、察してはいたようですけど。

再び、意識を取り戻した絆斗は、復讐者としての顔を剥き出しにし、自分を連れて撤退したショウマに怒りを剥き出しにします。絆斗の、あそこでグラニュートを倒さなかったら、新たな犠牲者が出る、だから、自分を見捨てて、グラニュートを倒す事を優先すべきだった、って理屈、これも間違っちゃいません。けど、ここで気圧されないのが、ショウマの強さ、もとい、精神的な成長でしょうね。肉体的な意味合いでの戦闘力の向上を認めながらも、心の方は未熟だ、と侮っていたランゴ兄さんは、この読み違いが仇になり、手痛いダメージを自分にも会社にも負わされる事になるかもしれません。あそこで、絆斗を見捨てていたら、犠牲者の数が増えていただけだ、とショウマから面と向かって言われ、自分が頭に血を登らせ、自分の命を蔑ろにしていた事に気付ける絆斗、やっぱり、彼も彼で、甘いトコがあるんでしょうね。

誰かの為に懸命に頑張る幸果の姿を見て、自分も自分の全力を尽くし、グラニュートから人々を守るって覚悟を強めたショウマは、新たなターゲットを幸果に定めていた、正確に言えば、幸果に釣られた自覚がないアーリーを今度こそ倒すべく、絆斗と共闘します。ただ、ここで上手いなぁ、と感じたのは、ガヴとヴァレンが同時変身する際の、ショウマが赤ガヴを絆斗へ見せないようにしていた立ち位置。絆斗から母親の写真を見せられた時のリアクションからして、当初から予想されていた犯グラニュートの正体が、ショウマである可能性がより高まりました。ただ、それはそれで安易すぎるっつーか、制作陣の良い意味での底意地の悪さを考えると、もう一つ、「まさか!?」が用意されている気もします。もしかすると、今後、ショウマから改造の際に切り離されたグラニュートの部分が登場し、自分同士で対決する展開もあるかもしれません。

切れ味抜群ながらも壊れやすいザクザクチップスラッシャーの耐久性をチョコでアップさせてくれたお礼に、ガヴは新たなゴチゾウをヴァレンにプレゼントします。ヴァレンが選んだのは、ドーマルゴチゾウ。それによって、ヴァレンは新フォームにチェンジを果たせます。ドーマルフォームは、ガヴのマシュマロと同じく、柔軟さによる防御力に重きを置いたタイプながらも、マシュマロよりも機動力が高く、小回りも利き、また、ドーナツで相手の動きを封じる戦法も使えるようです。自分でもグラニュートを倒せるだけの戦闘力を持っているんでしょうが、今回は、襲われて恐怖に囚われている栄美のトラウマを払拭できる動画の撮影を優先したようですね。ショウマと絆斗が名前呼びするほど仲良くなった事に心が温まる半面で、この友情が壊れる時が来るのか、と不安にも駆られます。何より、自暴自棄から、ショウマに責任転嫁をしている無職の双子が、何をやらかすか、心配。ショウマの性格を考えると、この双子と本気で戦って勝つ、まではするけど、トドメは刺せない感じになりそうですよねぇ。

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今日の出来事(13-11-24)

2024-11-24 19:59:40 | 日記

LO(2024/12)一言感想・その①

ろくでもない兄と素直じゃない妹 みさお。

こういう素直になれない感じ、可愛いよな。

はじめてをみせて さつよ

人間、真面目に生きていれば、良い事があるのかもな。

バスケ部部長はままならない 御歯黒溝

この手のクズは一回、痛い目を見るべきだが、このヒロインが一線を越えないか、不安。

セキレイちゃんと僕 第8話「ないしょの終わり」 砂漠

切ないっつーか、やるせなさを感じさせる、これも、砂漠先生らしさ、か。

気になるお年頃 最終話「3人なかよし大作戦!」 てぃーろんたろん

先生、もう、歯止めが利かなくなっちゃってるじゃん。

おとなりさん 梅久

こういう自然な流れでイチャつく、良いよな。

好きにして やわらかみどり

良い大人が呆れるけど、こんだけ可愛かったら、掌で転がされちゃうか。

子供風呂で大はしゃぎ EB110SS

きっと、この街では、ロリコンが生きやすいんだろうな。

スキンシップたま汗 よしきちゃん

仲良くするのは良いけど、水分補給をしっかりしろよ。

 

今週の食事

11月18日(月)

朝食

バケット(リンゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(牛そぼろ若布御飯×2)、黒烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚薄切り、小松菜、モヤシ・生姜ダレ)、鮪のタタキ、薩摩芋スープ、烏龍茶

 

11月19日(火)

朝食

バケット(リンゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(若菜鹿尾菜若布御飯×2)、黒烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、モヤシ、キャベツ、人参、ピーマン・回鍋肉の素)、味噌汁(豆腐、若布、葱・赤味噌)、黒烏龍茶

 

11月20日(水)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若菜昆布御飯×2)、黒烏龍茶

夕食

狐丼、茄子の味噌炒め、豚汁、黒烏龍茶

 

11月21日(木)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若菜昆布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

ドライパイナップル

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、筍、午房・青椒肉絲の素)、餃子、レタス、豚汁、黒烏龍茶

 

11月22日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(梅紫蘇若布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

ドライアップル

夕食

豚汁饂飩、鶏の南蛮漬け、キャベツと大根のサラダ、黒烏龍茶

 

11月23日(土)

朝食

おにぎり(桜でんぶ御飯×2)、黒烏龍茶

間食

豚の串焼き、牛筋スープ、黒烏龍茶

昼食

狐饂飩、黒烏龍茶

夕食

青椒肉絲丼、餃子、豚の串焼き、豚汁、黒烏龍茶

 

11月24日(日)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

カップ焼きそば(ペヤング大盛)、鮪の唐揚げ、黒烏龍茶

夕食

海鮮丼(鮪のヅケ、赤身、烏賊)、肉野菜炒め(豚薄切り、茄子、ピーマン・辛味噌)、豚汁、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

結論から先に言っちゃうと、この『異類の友』、実に好い漫画です。

理屈抜きで、「面白いッッ」と私の心を奮わせてくれました。

あくまで、私個人の感覚に過ぎませんけど、この『異類の友』も、『ハチミツとクローバー』や『ミステリと言う勿れ』、『カードキャプターさくら』と言った少女漫画の皮を被った“何か”と同じだけの熱量を秘めている作品です。

どうして、これほどまでに良い作品に、つい最近まで気付けなかったのか、と己を詰りたいくらいです。同時に、この『異類の友』が、行きつけの書店の、少女漫画コーナーに一冊だけ残ってくれていて、なおかつ、手に入れた自分の幸運さに、ガッツポーズをド派手にかましたいくらいです。

空木先生のデビュー作品ってことで、確かに、荒削り感は出ていて、デリカシーに欠けている人なら、「雑味が酷い」や「自分の作品を読めって感じの押し付けが顕著」的な感想を抱くでしょう。

しかし、私としては、そこが良い、と思う訳です。今の自分の全力を込めて、読み手に対し、真っ向から殴りかかってくる、この姿勢に、自分の作品に自信を持っており、また、漫画家って生き方を選んだ事に後悔を抱いていない、そんな新人の時にしか出せない熱さ、そこが最高なんです。

その熱を、新人と言われる時期を越えても維持するだけじゃなく、もっと高められている者だけが、生き馬の目を抜く戦場で生き残っているんじゃないでしょうか。

空木先生には、そんな一握りの「本物」になれる可能性を、私は感じた訳です。

『アザミと芙貴の指定席』、『カトレア』、『ともだち』、『誰かさんが見つけた』、『グッド・ナイト』、『おしどりふうふ』、それぞれに良さがあって、一番は決められないんですが、私個人としては、『アザミと芙貴の指定席』を推したいです。

上手く言えないですけど、友情ものでもあり、恋愛っぽさも感じるもので、混ざり合わさった「友愛」と表現するのがしっくり来るんですかね、これは。同じ時と場所で生きる道を選ばず、各々がいるべき場所、いたいと願う場所で生きる選択をしたからこそ、いつまでも対等性が継続する関係が築けるんだな、と私は感じました、この作品に。

 

この台詞を引用に選んだのは、しみじみと、美しい愛の表し方だなぁ、と感じ入るものだったので。

百年どころか、まだ、五十年すら生きていない私が偉そうに言えるような事でもありませんが、人が自分じゃない「誰か」を愛する形は一つじゃありません。

あまりにも自分本位で、自分も相手も他人もメチャクチャにするようなやり方は、愛なんて言えないにしろ、そうでないのなら、それは、その人だけの愛し方なんでしょう。

およそ強そうに見えない人が秘めている信念、それを感じさせてくれる台詞ってのは、ほんと、揺さぶりますよね、心を。

これも一種のギャップ萌えって言うんでしょうかね。

愛し方と同じように、大切な人を喪った事に対する悲しみの感じ方も人それぞれ。

人間と同じ時間を過ごせぬ者にも心があるのですから、きっと、喪失の悲しみまた、形が異なるだけで、確かに感じるんでしょう。

他者から、それを指摘されて、初めて気付ける悲しみも、間違いなく、あるんだろう、と私は思いたいです。

大切な人を喪って悲しい、それを感じられないのは、寂しいじゃないですか。

「はは、青生には、まだわからないだろうけど・・・誰かを心から好きになると、『あの人に恥ずかしい人間にはなりたくない』と思うようになる。それは、むしろ、その人が側にいなくなってから、強く思うものだよ。だから、僕は、彼女に恥ずかしい人間にならないよう、生きてきた。そうしている間は、彼女とつながっていられる・・・って勝手に思っているだけなんだけどね。それに、いつか、僕が死んだ時、彼女が会いに来てくれるんじゃないかって期待しているんだ。自分で知らないだけで、あの人は・・・」(by蘇芳)

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三大特撮感想(2024/11/17分)

2024-11-22 21:30:37 | 日記

ウルトラマンアーク

第13話「シュウのレポート」は、このサブタイに偽りなしで、石堂さんが防衛隊に提出するレポートを作っているトコからスタートしており、そこから、非番のユウマを除くSKIPの面々で、これまでの戦いを振り返る内容でした。

リンさんたちにとって、どの事件が印象に残っており、また、アークに対して、どんな感情を抱いているか、も明らかになっており、失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、見応えが思った以上にありました。

私も満足する内容だったんですが、どちらかと言えば、母の方が感慨深さを覚えているようでした。まぁ、母はどちらかと言うと、昭和ウルトラマン推しな感じっぽいので、未だに、アークのソリスアーマーとルナアーマーに対し、「何か違うんだよなぁ」とはボヤいています。アークアイソードはギリ許せるラインらしいんですが、防具でパワーアップするのは微妙らしいです。けど、仮面ライダーのフォームチェンジに対しては、肯定的っつーか、推しポイントになってるみたいで、むしろ、こっちからすると、そこはアリなんかい、とツッコミたくなりますね。

私が感動的だな、と感じているのは、やっぱり、ギヴァスのくだりですかね。この総集編では、あまり触れられてはいませんでしたけど、ユウマと石堂さんの間に亀裂が入りかけたからこそ、ユウマとギヴァスの間に友情に近いモノが結ばれた事にグッと来ました。母としては、ユウマの元・同級生であるカズマと、遠く、滅びゆく運命を迎えているフィオとの絆を描いた「遠くの君へ」が好きらしいです。

リンたちが、アークをSKIPの仲間として受け入れてくれている事で、改めて、戦っていく覚悟が出来たユウマの今後の活躍が楽しみな一方で、確かな絆を育んでこそいるものの、まだ、何かを隠しているっつーより打ち明けられていない風な石堂さんのこれからにも注目ですね。一体、「オニキス」ってのは何なんでしょうね・・・にしても、コピ・ルアクに興奮していた石堂さん、ほんと、コーヒー狂いなんだな。血管にコーヒーでも流れてるのか?

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ37「二人のスパイ」、これでは、大也と射士郎の友情が、どれほど深いものか、をしっかりと感じる事が出来て、テンションが爆上がりしたのは、きっと、私だけじゃないでしょう。

今回、キーパーソンになっていたのは、射士郎のかつてのスパイ仲間であるステア。”何者か”から依頼を請けた彼女は、イグニッションキーでカメラからカメラクルマーを誕生させました。やはり、イターシャでなくとも、あのアイテムを使えば、誰でも、物から苦魔獣を生み出せるんですね。さすが、ブンブンが技術を確立させたモノだけあります。まぁ、このカメラグルマーの能力を考えると、手放しで感心する訳にもいかないんですが。

用心深さの塊である射士郎ですが、やはり、ブンブンジャーとして戦う日常の中で変化していたのか、ステアを守ろうとして、一瞬だけ隙を晒してしまいました。射士郎に匹敵するスパイであるステアが、その致命的な一瞬を見逃すはずもありません。薬品で意識を奪われた射士郎は、カメラグルマーの能力によって、自分の偽物を作り出されてしまいました。ステア、と言うよりも、依頼者の目的は、この偽射士郎を届け屋本部に潜り込ませ、システムを破壊する事にあるようです。

潜入には成功し、システムに侵入する事も上手く行った偽射士郎でしたが、それが仲間の真っ赤な偽物である、と大也はしっかりと気が付いていました。クールでミステリアスであっても、射士郎の瞳の奥には、自分の通すべき信念が発している熱が滾っている、それを知っているからこそ、偽物の目には何もない、と見抜いた大也、さすがです。姿形だけじゃなく、身体能力もコピーをしている偽物ですが、自分のハンドルを握っている大也と戦って逃げられるはずもありません。一方で、射士郎の方も、ステアの、自分に対する落胆から、つい晒してしまった一瞬の油断を捉え、脱出に成功し、彼女の動きを封じる事に成功しました。戦いの最中で魅せた、大也と射士郎、それぞれに対する、根拠が必要ない信頼、熱いですねぇ。

カメラグルマーとの戦いの場に駆け付けた射士郎は、ブンピンク、ブンブラック、ブンオレンジの偽物と戦います。まぁ、ブンブルーは仲間の戦い方のクセをしっかりと把握しているので、偽物なんか、簡単に倒してしまいました。続けて、カメラグルマーも瞬殺。巨大化したカメラグルマー、こちらに対しても、ほとんど何もさせずに勝っちゃいました。最強ロボってのはロマンですけど、敵が強くないと戦いがすぐに終わっちゃうんで、そこに関してはモヤモヤしますね。戦いの後、射士郎はステアに付けていた発信機が壊れた状態で放置されているのを発見します。それは、ステアに依頼した者からの、威圧を含んだメッセージ。ハシリヤンだけじゃなく、地球サイドにも信用できない相手がいるブンブンジャー、ほんと、大変だなぁ・・・個人的には、ステア、最終回にしれっと登場して、射士郎のピンチを救ってほしいな、と期待はしている。

 

仮面ライダーガヴ

第11話「あまい言葉にはご用心!」は、色んな意味合いで衝撃が連続でした。

まず、一つ目、ランゴから解雇を言い渡されたジープとシータ。まぁ、この双子に関しちゃ、自分で達成する、と言ったノルマをクリアできなかったんだから、クビになる事自体は仕方ないですわ。もう一回、チャンスをくれ、と見苦しい二人に言われても、身内に対して甘さを出さず、しっかりとクビにしたランゴ兄さんは間違っちゃいませんよね、組織のトップとして。ただ、単にクビにしただけじゃなく、シータとジープを、どっかの金持ちに人身御供として差し出そうとしているのには、ちょいドン引きしましたね。家をデカくするために、そこまでやるか・・・

二つ目が、そのランゴ兄さんが、ついに自ら、人間世界に足を運んで、ショウマと再会した点。ランゴ兄さんが、ただ歩くだけで注目を集め、同時に、雑踏が二つに割れて、道を譲るシーンには、王としての風格を漂わせていました。そこに偶然、出くわしたのが、幸果さんってのが、これまた意味深。もしかして、ショウマとランゴ兄さん、幸果さんを巡って戦う展開になったりしませんよねぇ・・・まぁ、見たいっちゃ見たいですが、ランゴ兄さんは、人間の女性に現を抜かしていた父親を良く思っていなかったみたいだから、それはありませんかね。

三つ目が、ロマンス詐欺の危険性について示していた事。ロマンス詐欺に対し、警鐘を鳴らす、それ自体は良いんです。大事な事だと思います。ただ、『仮面ライダー』シリーズは、一応、子供向けな番組ですから、そういうリアル路線をブッ込んで良いのかな、と首を傾げたくなりました。まぁ、今更か、とすぐに受け入れた私も、すっかり、ライダーファン。今回のグラニュート・アーリーが、小学生男子に化けていたってのも、中々にインパクトがありましたね。以前、女性に化けていたグラニュートもいましたから、子供に変身する事を選択するグラニュートがいても不思議じゃないですね。そのアーリーが女性を騙すのに使っていた偽名が、ニワ。これは、どう考えても、「ワニ」を引っ繰り返したんでしょうね。

そんで、四つ目、このタイミングで、ヴァレンの正体が絆斗である、とガヴに知られた事。まさか、先に、ヴァレンが正体バレに到るとは・・・もう、これは、ガヴも絆斗の前で正体を明かす流れか? お互いに正体と戦う理由を知った時、関係性に何らかの変化が生まれるのか、そこが実に楽しみですね。

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今日の出来事(13-11-17)

2024-11-17 21:12:45 | 日記

永遠娘(17)一言感想

ヤブですがお加減いかが 吸斬

ヒロインの個性だけじゃなく、男キャラの個性とチ●コ、こっちもしっかりタっていてこそ、良いエロ漫画だ。

私は椅子になりたい 丸居まる

矮小な人間だからこそ、時に、偉大な王様の寵愛を得られるのさ。

不老少女俱楽部 毒茸人

前シリーズに負けぬ、いや、もしかすると、凌駕するかも、このシリーズ!!

ロリババアVtuberに会ったら、本物のロリババアだった件。 平いっすい

偉そうにしていた神様が、ただの人間に負ける、こういう展開、嫌いな奴いる?

あまてらすごはん 第2話 あやね

ほんと、あやね先生のエロ百合は心のチ●コを勃起させてくれるぜ。

ママのままではいられない! 夜歌

これも一種のタイトル詐欺ってコトになるのかね?

遺跡護りのゴーレムさん3 ガロウド

好みは人によるだろうけど、私は愛で、人非ざるモノが心を持ち、絆を結び、新たな命を宿す、そういう奇跡がグッと来る。

赤ずきんと不死身の狼さん 後編 びんせん

まさかの真相判明にビックリはしたけど、エロくて尊けりゃ、何の問題も無い。

我が家の大式神さま イシマリユウヤ

歴史を変える偉業を為す、これも、本物の愛あってこそ、か・・・

南の島の秘境にアマゾネスは実在した!! えもんず

生きてりゃ良い事はある、これは事実だけど、死んでいた方が幸せだった場合もあるっちゃある、それが、この世の中だよな。

 

今週の食事

11月11日(月)

朝食

バケット(粒餡)、焙じ茶

昼食

おにぎり(鮭若布御飯×2)、焙じ茶

夕食

天麩羅狐饂飩(海老と野菜の掻き揚げ)、肉野菜炒め(味付け牛肉、午房、人参、サニーレタス)、焼き鳥(ぼんじり・タレ)、焙じ茶

 

11月12日(火)

朝食

生ハムサンド、焙じ茶

昼食

おにぎり(若菜紫蘇鹿尾菜昆布御飯×2)、焙じ茶

夕食

山トロ丼、刺身(鮪・山葵醤油)、肉野菜炒め(味付け牛肉、午房、人参、サニーレタス)、焙じ茶

 

11月13日(水)

朝食

バケット(粒餡)、焙じ茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜昆布御飯×2)、焙じ茶

間食

芋けんぴ、焙じ茶

夕食

鮪のヅケ丼、肉野菜炒め(鶏皮、筍、モヤシ・回鍋肉の素)、味噌汁(若布、油揚げ、葱)、焙じ茶

 

11月14日(木)

朝食

バケット(リンゴジャム)、焙じ茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜昆布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

芋けんぴ、焙じ茶

夕食

天麩羅狐饂飩(舞茸の天麩羅)、干瓢巻、黒烏龍茶

 

11月15日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(牛そぼろ若布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

一口焼き芋、黒烏龍茶

夕食

カレーライス(薩摩芋天)、鯖の胡麻フライ、炒め舞茸、キャベツの千切り、黒烏龍茶

 

11月16日(土)

朝食

バケット(粒餡)、黒烏龍茶

間食

干し芋、黒烏龍茶

昼食

ちらし寿司、黒烏龍茶

夕食

麻婆豆腐丼(シビ辛)、肉野菜炒め(豚薄切り、小松菜、椎茸・焼肉のたれ)、黒烏龍茶

 

11月17日(日)

朝食

バケット(リンゴジャム)、レモンティー

昼食

麻婆豆腐丼(シビ辛)、黒烏龍茶

夕食

ごはん、ロールキャベツ、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

しょうもなっ。この『同居人がこの世のモンじゃない』を読み終わった後、真っ先に思った感想がこれである。

誤解を招きかねないので、しっかりと言っておきたいが、決して、つまらない漫画じゃない、この作品は。

むしろ、面白い、と感じたからこそ、こうやって、感想を書いている。

では、私が何に対し、「しょうもなっ」と感じたのか、それは、この『同居人がこの世のモンじゃない』の主役である男子大学生だ。

大学生ってのは関係なく、この年齢の男は、まぁ、性欲が強いってのは否定できないにしろ、コイツの場合は、一線を越えそうなハラハラ感を読み手に与えてくる。

なまじ、ぶっ飛んだクズ野郎じゃなく、性欲が空回りして、チャンスをモノに出来ないあたりに、「しょうもなっ」と感じたのだ、私は。

ただ、コイツのしょうもなさが、作品を面白くしているのも事実で、同時に、ヒロインたちの魅力を上げているのも確かである。

主役の格を低くする事で、周りのキャラを立たせるテクニック、勉強になった。

どの女性キャラも魅力的ではあるが、個人的に推したいのは、メインヒロインと言っても差し支えないであろう、幽霊っ娘ちゃん。あぁ、幽霊なんだな、と思わせる形態になる事はあるにしろ、やはり、怖さが今イチ足りなく、チ〇コを見ただけで恥ずかしがっちゃう初心さも相まって、実に可愛らしい。

次巻でも、このセックスしたいって欲望が有り余り過ぎな男子大学生のしょうもなさと、しくじりに笑わせて貰いたいものだ。

 

この台詞を引用に選んだのは、不覚にも、「ブハッ」と噴き出し笑いをしてしまったので。

うっかり笑ってしまった以上、私の負けなのだから、これを紹介するのが筋だろう。

他の作品のように、決して、名言ではない。

スベるのも承知で言うが、これは、珍言の類だ。

しかし、タマにはいいだろう、こういう感じの台詞を紹介しても。

(・・・この場合、上の口になるのか、下の口になるのか)(by男子大学生)

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三大特撮感想(2024/11/10分)

2024-11-15 23:26:44 | 日記

ウルトラマンアーク

第12話「お前はギヴァス」、現時点で、最も感動させられるストーリー展開でした。ユウマとアークが新たな力を手に入れるのかなって予想は、ものの見事に大外れでしたが、それでも何ら構わない、と思えないくらいの厚味でした、今回は。

「ギヴァス」、この言葉を地球の言語に翻訳した時、『敵』を指すモノになる、と判明し、ギヴァスにも意思があるのではないか、と期待を持っていただけに、愕然としてしまうユウマ。畳みかけるように、防衛軍がギヴァスを敵と見做し、攻撃する決定を下した、と石堂から伝えられ、動揺のあまり、ユウマは彼へキツい一言をぶつけてしまい、激しい自責の念に襲われてしまいました。

そんな若さゆえの苦しみを負うユウマに救いの手を差し伸べたのが、彼の「まず信じる」ってスタンスで救われたクロコ星人ってのが、これまた、グッと来ますよね。情けは人の為ならず。ユウマは、自分の得になるから、なんて下心なく、いつでも、誰かを助けているからこそ、自分が苦しい時に、その誰かが助けてあげたいって気持ちになってくれるんでしょうね。まぁ、クロコ星人が自分の意志で、ユウマを助けたい、と思ったのもあるんですけど、石堂さんがこっそり、ユウマに力を貸してやって欲しい、と頼んでいたんですけどね。石堂さんの、不器用だからこそ、真っ直ぐな気遣い、刺さりますねぇ。

皆のおかげで立ち直ったユウマは、ギヴァスが優れた文明を誇っていたメグマ星人によって作られたモノであり、メグマ星人がパイロットとして登場している可能性、それに懸け、ギヴァスへ単身で乗り込む決意を固めました。ウルトラマンに変身できるようになったとは言え、人間のままで超人的な身体能力が発揮できるわけじゃないので、ユウマは落下死の危険に歯を食い縛りながら、懸命にギヴァスの装甲を登り、ついにコクピットに辿り着きます。しかし、そこで、ユウマは搭乗していたメグマ星人が長旅によって、とっくに命が尽きている現実に直面し、そして、メグマ星人が「誰か」に託した最期の願いを知る事になりました。アークキューブが、ユウマが事実を知ってから、力を貸す事を示すように光る、この粋さ、グッと来ない者はいないでしょうね。

ウルトラマンアークは、ギヴァスとオカグビラの戦いに割って入ります。ギヴァスはもちろん、アークはオカグビラを倒す気も持っていません。確かに、地上に出てきて暴れはしましたが、オカグビラだって好きで暴れた訳じゃありませんし、ギヴァスの強さに恐怖したからこそ、自分の身を守ろうとしただけ。だからこそ、アークは自分が傷付くのも厭わず、ダメージを与えるような攻撃を繰り出さず、戦いを止める、それだけに力を注ぎました。この思いが伝わったのか、は定かじゃありませんが、オカグビラは地中に戻ってくれました。残ったのは、自分の「ギヴァス」を欲して、まるで寂しがりやの子供のように暴れるギヴァス。そんなギヴァスに対し、ユウマは、あえて変身を解除し、一人の人間の青年として、自分の気持ちをぶつけ、自分がお前の「ギヴァス=友」になる、と伝えました。ユウマの覚悟が、確かに伝わり、ギヴァスは彼との間に友情を築くと、地球を後にします。アークもブレーザーのようにミサイルを消し飛ばし、人間に不信感を抱かれるようにならなくて良かった、と安堵する一方で、メグマ星人が求めた「月」、これが何なのか、は疑問が残りますね。今後、それが解決し、同時に、ストーリーを大きく動かすんでしょうか・・・

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ36「夢へと走る道」は、今、リアルタイムで悩んでいる人を応援してくれる内容であると同時に、『機界戦隊ゼンカイジャー』を視聴していた戦隊ファンを興奮させてくれるストーリー展開になっていました。

今回は、ダブルメインって感じでしたね。一人は、ブンピンクに変身する未来。もう一人が、未来の親友でもあり、同時に、未来に対して劣等感を抱いてしまっている秋。この秋を演じていたのが、『機界戦隊ゼンカイジャー』でフリント・ツーカイザーを溌溂と演じていた森日菜美さん。当時から、ある程度の年数が経ち、その間に多くの事を経験して、演技力を強めていたんでしょう、自分の現状に対する苦しみや親友を妬んでしまう自分に対する嫌悪感、そして、そんな自分を変えたいって願望を持っている秋の個性を、しっかりと際立たせていました。

夢を叶えられずに無力感を覚えている時に、親友がキラキラしていて、周りからチヤホヤされ、その状況に驕る事なく、人間的な魅力を発していたら、そりゃ、嫉妬の一つや二つくらい抱きます。それが人間ってもんです。だから、親友の大切なモノを盗んで良いって擁護するつもりは微塵もありませんが、秋のブンブンチェンジャーを返さず、持って返ってしまい、なおかつ、苦魔獣にブンピンクへ変身して立ち向かう事で、今の自分を脱却しようとした無茶、そこに関しては、理解を示せます。やり方はさておき、自分を変えるための行動を起こした、その点は素晴らしいんじゃないでしょうか。

そんな劣等感を、嫌われるのも承知で剥き出しにした秋に対して、未来は怒りを露わにします。もちろん、気の好い彼女が、ブンブンチェンジャーを盗んでいて、なおかつ、自分に暗い感情を抱いていた事くらいで怒るはずがありません。未来が秋に怒りを剥き出しにしたのは、秋が自分自身の素晴らしいトコを全く認めていないから。未来は未来で、自分の夢を全力で追いかけていた秋の事を、心からリスペクトしていたのです。だからこそ、未来は、秋に、今は回り道をしているだけ、と励ませたんでしょうね。こんな自分を嫌うどころか、好き、と言ってくれた未来の強さに触れ、秋は葛藤が焼失したのか、素直にブンブンチェンジャーを返してくれました。

予告で、ブンピンクが二人いてビックリしたんですよね、私。なので、てっきり、途中まで、ブンブンがスペアを作っていたか、もしくは、大也たちからブンブンチェンジャーを借りて、未来と秋でブンブンチェンジするのか、と思ってたくらいです。けど、未来はチャンピオンジャケットの能力でパトカー2の分割の特性を活かし、分身して、苦魔獣と戦ったんですね。レイゾウコグルマー・二代目とソウジキグルマー・二代目、巨大化しただけでなく、合体してレイゾウコソウジキグルマーになったのはインパクト大でした。ただ、まぁ、相手が悪すぎました。ブンブンジャーロボチャンピオン以外であれば、善戦は出来たでしょうねぇ。未来との友情を強めた事で吹っ切れた秋は、回り道を楽しみ、そこで得た経験を糧にして、自分のハンドルを離さず、夢を叶える、と親友に誓うのでした。そんな麗しい友情に笑みながらも、大也と射士郎はISAの暗躍を懸念している様子・・・それに、スピンドーも動き始めた。こっから、ますます、戦いは色んな意味でカオスになっていきそうです。

 

仮面ライダーガヴ

第10話「特盛り!キャンディ砲!」は、バトルに興奮必至な回でした。ファンで好みは分かれるでしょうけど、私は巨大化した敵怪人に、自分もビッグサイズになって立ち向かう戦法、結構、好きな方です。

ヴァレンに邪魔をされた上、子供を標的にした狩場も露見してしまったグラニュート・ヤードは、そこに執着はせず、新たな狩場に移動します。この辺りの切り替えの速さっつーか良さは、素直に素晴らしい、と言うべきでしょう。まぁ、もっとも、それを仮面ライダーたちが許すはずはありませんけども。

約束していた場所にきらりがいない上に、ヤードが店主に化けていたケーキ屋のロゴが菓子の包装を見つけた絆斗は、やはり、その菓子店の店主がグラニュートだ、と確信し、店の情報を幸果にゲットして欲しい、と依頼に来ます。さすが、あれだけ豪語するだけあって、情報収集スキルは折り紙付きだったらしく、あっという間に、幸果さんは店舗の情報を獲得します。しかし、そこに向かうも、やはり、店舗はありません。道路に残った傷や何かを引きずる音を聞いた、そんな怪情報から、グラニュートが何らかの手段を用いて、店舗ごと移動したのだ、と確信するショウマと絆斗。

自分が追われ、なおかつ、接近を許しているとは露知らぬヤードは、シータとジープの命令で、質の良さを重視し、幼稚園を狩場に選びます。これまで登場してきたグラニュートも、闇菓子に魅入られた者らしく、人を自分の欲望を満たすためのモノとしか見做していないゲスでしたけど、ヤードは輪をかけて外道ですね。自分の菓子で幸せにした子供らを狙う、そんなコスいやり方をしているヤードに、甘いものを食べない絆斗ですらブチ切れ。ヴァレンに続き、ガヴも参戦した事で追い詰められたヤードは、ニエルブによって付けられた新たな能力を発動。

幼稚園の建物を取り込んで巨大化したヤードは、その巨躯に見合った防御力を有しており、生半可な攻撃が通じません。ヴァレンはガヴからブルキャンガトリングを借り受けるも、その重量と火力を制御できません。足止めには成功した、とガヴはバクキャンアシストで装備したロックバクキャノンをぶっ放します。その威力は凄まじく、ヤードの重厚な外殻を破壊します。ヤードは、そこにヒトプレスした子供らを保管していたので、ガヴは慌てますが、ここで、ヴァレンがフォローに入ってくれました。良い感じの共闘が出来てますね、ガヴとヴァレン。そして、見事に必殺技「バクキャンブラスト」でヤードを撃破し、囚われていた人々を救出しました。ホッとするヴァレンですが、変身するために必要なチョコドンゴチゾウが心許ない、と不安になり、思い切って、ガヴに力を貸してくれないか、と頼みます。ガヴはいつも通り、誤解し、ヴァレンに眷属を分け与えます。これを機に、絆斗もゴチゾウと仲良くなれますかね。それにしても、酢賀、ほんと、怪しいなぁ・・・

コメント
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