『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/8/25)

2024-08-30 21:57:28 | 日記

ウルトラマンアーク

第3話「想像力を解き放て!」は、ユウマが初めて、ウルトラマンアークに変身した日を振り返る内容になっていましたね。

ユウマは、両親を助けられなかった、その負い目を幼い頃から、ずっと抱いており、それが裏返って、危険な怪獣の脅威に曝されている人を一人でも救いたいって焦燥感も抱いているようです。それはそれで危なっかしい気もしますが、今のユウマの平常心と言うか、怪獣に立ち向かう勇気になっている気もします。

当然と言えば当然ですが、やはり、ウルトラマンアークには、まだ、謎が多いですね。最初に目撃されたのは、16年前。ただ、この時は、ウルトラマンって感じじゃなく、光り輝く巨人ですね。この光り輝く巨人が、ユウマの抱く、「最強のヒーロー」のイメージ像と結びついた事で、ウルトラマンアークとしての姿形と戦闘力を得た感じでしょうか?

かつて、両親と共に訪れたキャンプ地で暴れたモノゲロスに酷似しているディゲロスを目の当たりにした事で、当時の恐怖が蘇り、軽いパニック障害を起こしかけたユウマを立て直らせたのは、先輩であるリン。彼女の喝で、どうにか恐怖を振り切ったユウマですが、ディゲロスが祖母がボランティアしている幼稚園の側にいる、と解るや、思わず、走り出してしまいました。この思い切りの良さは、ウルトラマンの変身者に相応しいですね。

その道中で、ユウマは自分を助けてくれた光り輝く巨人と、ミラーワールドで再会を果たし、誰かを守る力を託されました。自分が巨人の戦士に変身した事に戸惑いながらも、光り輝く巨人からのアドバイス、「想像力を解き放て」を心の支えにして、ディゲロスに真っ向から立ち向かっていきます。初戦って事で、多少は窮地にも陥りましたが、戦闘センスをユウマは持ち合わせているようで、ディゲロスが張ったバリアを迂回する光線を放ち、撃破に成功しました・・・ビームを曲げるって、想像力でどうにかなるもんなのかな?

それにしても、石堂さん、コーヒーが好きすぎんか? 地球人にしちゃおかしいってほどじゃないにしても、コーヒーを常飲していないと行動に支障を来たしちゃう体質の宇宙人だったりして・・・

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ26「宇宙の秘密」は、あえて言うなら、総集編的なテイストが漂っている回でした。もちろん、新章に突入した事を暗示するように、ラストでは驚きの展開も魅せてくれていました。

今回、しみじみと思ったのは、何だかんだで、サンシーターってのは憎めない奴等だよなぁ、ってこと。確かに、地球人からギャーソリンを奪うために色々としちゃいますんで、悪党っちゃ悪党なんですけど、前回、ぶっ倒されたキャノンボーグのゲスっぷりが酷かった事もあってか、割と、憎めない感じは出ちゃってますね。

そう思う理由の一つには、マッドレックスの存在も大きいでしょう。キャノンボーグが酷かった事も、やっぱり、上乗せされて、サンシーターたちはマッドレックスを上司として、未だに慕っているようです。確かに、マッドレックスは粗暴な部分があって、オラオラ系ですが、仕事で結果を出せない部下を冷酷に切り捨てず、熱い気合を漲らせて引っ張ってくれます。そりゃ、サンシーターたちもマッドレックスに恥じない仕事をしよう、と気合が漲る訳です。

そんなサンシーターたちが、今回、ギャーソリンを得るべく生み出したのが、トイレットグルマー・リミテッド。かつて、射士郎を恐怖と恥辱のどん底に叩き落とした、とんでもない能力を持ったトイレグルマーの復活種。しかも、この個体は人間から芯を引っこ抜いて、やる気0にしちゃう新能力も持っていた。その手の能力を持った怪人は、他戦隊にも出てきているが、どいつもこいつも厄介なのは確か。

そのトイレグルマー・リミテッドを倒すべく、「届け屋」の仕事を中断して、戦いの場に駆け付けた射士郎は、トイレットグルマー・リミテッドの姿を見て、血相を変えてしまう。やっぱり、彼の中で、あの体験は未だにトラウマらしい。大也に何かが起きてしまったら大変だ、と彼を庇う射士郎を他所に、トイレットグルマー・リミテッドの水を浴びても、ブラック、ピンク、バイオレットは変化なし。全員、裏表がなく、常に本音で喋っているキャラだからか、と思ったが、実は違う。どうやら、この個体、新能力を獲得した一方で、元から使えた能力を失ってしまっていたらしい・・・意味ねぇやん!?

巨大化したトイレグルマー・リミテッドも、さっさと片付けたブンブンジャーは、「届け屋」の仕事もしっかりと終わらせ、帰路に着こうとした矢先、職員に渡したはずの、中身が極秘の荷物が、ハシリンヤンの新隊長らしい奴の手に渡っちまってる。しかも、そいつの顔を見た瞬間に、普段、飄々としている玄幡がブチ切れ、攻撃を仕掛けた。一体、コイツは何者で、また、玄幡との確執が何なのか、そして、大也の恩人である内藤の動きも気になるトコだ。

 

仮面ライダーガッチャード

最終話「キミと僕のCHEMY×STORY」は、どストレートに言って、最高でした。どんな作品にしてもそうですけど、ファンを「〇〇ロス」にしたのなら、それは、間違いなく、良い作品なのです。

賢者の石を揃え、ついに、最強の力を手に入れたグリオンは、自分の正しさを信じて追い続けた「黄金郷」を実現させるべく、行動を開始してしまいました。夢を追う、それ自体は、決して、悪い事じゃない。夢を叶えるために努力する、それは素晴らしい事です。しかし、グリオンのグリオンだけの幸福は、多くの人を不幸にした上に成立してしまっています。であれば、宝太郎たちは、グリオンを止めるより他ありません。誰かを泣かせる夢を認める訳にはいかないのですから。

最終決戦を前に、宝太郎は覚悟を決めているからこそ、母に事実を告げるべく、家に戻ってきていました。家の中では、お母さんが待っていましたが、その表情は、いつもと違い、悲痛なものに染まっていました。宝太郎は、自分が仮面ライダーである事をお母さんに打ち明けようとしますが、お母さんは、とっくに宝太郎が仮面ライダーである事に気付いていたようです。やはり、お母さんは凄いですわ。息子の覚悟に触れ、成長している事を実感したお母さんは、宝太郎を戦いへ行かせたくない気持ちを押し殺し、「最後まで走り抜きなさい、そして、絶対に帰って来なさい」と約束させた上で送り出してくれました。改めて言う事じゃありませんが、この『仮面ライダーガッチャード』は、宝太郎をお母さんが見守ってくれていたからこそ最高だったのですね。

レインボーガッチャード、トワイライトマジェード、ヴァルバラド黒鋼の並び立った状態での変身は、実に壮観でしたね。レインボーガッチャードに、グリオンを倒す事を任せ、トワイライトマジェードとヴァルバラド黒鋼が送り出したシーンも、仮面ライダー同士の絆を感じました。錬金術で作った坂道をゴルドダッシュで爆走したレインボーガッチャードが、金色のキューブの中で真っ先に見たのは、満身創痍のクロトーでした。グリオンの悪意によって”命”を奪われたアトロポス、ラケシスの仇を討つべく、クロトーは自分の力では勝てないのも承知で、グリオンに戦いを挑んでいたのです。彼女が”命”を落とすのも承知で戦ったのは、宝太郎なら、ここに乗り込んでくる、と信じていたからでしょう。クロトーから思いを託され、彼女の最期からも目を背けなかった宝太郎、カッコ良かったです。

レインボーガッチャードとエルドが戦う裏で、トワイライトマジェード、ヴァルバラド黒鋼も、グリオンが生み出した冥黒王の複製体と激闘を繰り広げていました。一人の戦士として成長したスパナは、もう、偽ギギストを前にしても、怯えず、怒らず、冷静に戦い、撃破します。トワイライトマジェードは、偽ジェルマン、偽ガエリヤに苦戦を強いられていましたが、ウィンドが加勢に来てくれた事で盛り返し、父娘の合体技で撃破しました。生身でも、蓮華、錆丸も自分に出来る事を全力ですべく、大量生産型のドレッドから人々を守っていました。そんな二人の元へ、加治木が助けに来る展開は熱かったですね。

エルドの強さは凄まじく、レインボーガッチャードですら互角の勝負すら出来ません。宝太郎はケミーの力を借り、次々とフォームチェンジして戦いを続けようとしますが、エルドに一蹴され、ホッパー1とスチームライナーも黄金に変えられ、その上、ドライバーを破壊され、変身できなくなった宝太郎。彼も含め、次々に黄金へ変えられてしまう。世界を理想の黄金郷に変え果て、エルドは幸福感に浸ります。しかし、黄金像にされたくらいで死なないのが、ポジティブモンスターである一之瀬宝太郎。彼は黄金像のまま、ゆっくりとエルドに向かっていき、強烈なパンチを顔面にぶち込みました。想像していなかった事態に動揺してしまうエルドを前に、宝太郎は新たなドライバーを錬成。それに伴い、ホッパー1はアルティマホッパー1、スチームライナーはアルティマスチームライナーに再錬成され、ガッチャードはレインボーを凌駕するアルティマスチームホッパーへ到達。基本にして最高の力は、エルドの悪しき強さを寄せ付けません。決着が、必殺キックをぶつけ合うってのが良いですよね、また。全てのケミーの力が上乗せされたアルティマフィーバーで致命傷を負ったグリオンは、宝太郎とケミーたちの絆を目の当たりにし、そこへ真なる美しさを見た事で、自分の敗北を潔く認めたのか、土塊に戻りました。

最終決戦から、いくらかの時が過ぎ、世界には平和が戻っていました。店で接客をしながら、カグヤと会話をしていた宝太郎は大人に呆れながらも、皆の幸せを守れた喜びを噛み締めていました。そんな宝太郎が仲間たちと共に向かったのは、彼が作り出した第二の地球・・・なんじゃ、そりゃ、って感じですね。これまで、色んなミラクルを起こしてきた宝太郎だけど、最終回でそれらを凌駕する超ミラクルをやってのけましたねぇ。ほんと、一年間、ありがとうございました。しかし、気になるのは、やはり、宝太郎の父親。これは、あくまで、私の勝手な推測ですけど、宝太郎パパは、風雅やグリオンに劣らぬ凄腕の錬金術師で、禁忌を犯して、人造的な賢者の石を作り出し、それを核にする事で、成長し、変化し、限界を超えていくホムンクルス=宝太郎を作り出したんじゃないでしょうか。もしかすると、ガッチャードとガヴが共闘する冬映画で、宝太郎パパが登場する可能性はあるんですかね?

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今日の出来事(13-8-25)

2024-08-25 20:49:36 | 日記

コミックカイエン(15)一言感想・その②

隣に座ったあの日から エビフライ定食

突飛な感じはないが、しっかりと読ませる、エビフライ定食先生らしいエロ漫画。

座敷童~ざしきわらし~ あむたけ

座敷童がママになっちゃう日も、こりゃ、近いかもな。

ボーイッシュ少女と魔法のランプ なてぃん

男勝りだからこそ、セックスで牝の顔を見せちゃった時のギャップが良いよね。

搾りたてミルキーウェイ~コーヒー牛乳~ ひろびー

女の子が体を洗ってくれるなんて、絶対にありえないからこそ、憧れちゃう。

セクスロワイヤル20XX‐機械少女の秘密性器‐中編 衝撃の平山

ほんのちょっとだけ見直した。

QoS&Loser 水面ルリ

セックスで好きな人を満足させられない男が、カノジョを強者に奪われるのは道理。

母子たちのイケない城 第6話 滝れーき

もう、どんどん、ヤバい方向に進んでいるっつーか落ちてくな。

 

今週の食事

8月19日(月)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけご飯、鮭フレーク御飯)、麦茶

夕食

麻婆豆腐丼(辛口)、ポトフ、金時豆、中華スープ(雲吞)、黒烏龍茶

 

8月20日(火)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭フレーク御飯×2)、黒烏龍茶

間食

コーンフレーク、黒烏龍茶

夕食

秋刀魚の蒲焼丼、ガンモドキと野菜の煮しめ、金時豆、ポトフ、黒烏龍茶

 

8月21日(水)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭若布御飯×2)、スポーツドリンク

間食

コーンフレーク、黒烏龍茶

夕食

ごはん、鰤の照り焼き、ガンモドキと野菜の煮しめ、アスパラガスのお浸し(ポン酢、出汁)、ソーセージ(ケチャップ)、味噌汁(若布、焼き麩、葱)、黒烏龍茶

 

8月22日(木)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭若布御飯×2)、スポーツドリンク

間食

コーンフレーク、黒烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(豚肉、蓮根、隠元豆・焼肉のたれ)、焼き野菜(茄子、玉葱、南瓜)、アスパラガスのお浸し(ポン酢、出汁)、味噌汁(大根、葱)、黒烏龍茶

 

8月23日(金)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(鮭若布御飯×2)、黒烏龍茶

間食

コーンフレーク、黒烏龍茶

夕食

ごはん(魯肉飯の素)、鮪の山かけ、肉野菜炒め(豚肉、蓮根、隠元豆・焼肉のたれ)、焼き野菜(茄子、玉葱、南瓜)、アスパラガスのお浸し(ポン酢、出汁)、味噌汁(茄子、葱)、黒烏龍茶

 

8月24日(土)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

稲庭饂飩(肉餡掛け)、金平午房、黒烏龍茶

間食

串団子(青海苔、草粒餡)、黒烏龍茶

夕食

ごはん、レバニラ炒め、茄子田楽、金平午房、冷や汁、黒烏龍茶

 

8月25日(日)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

魯肉飯、ソーセージ(ケチャップ)、黒烏龍茶

夕食

中華丼、叉焼サラダ、金時豆、玉蒟蒻、お吸物(朧昆布)、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

表紙のインパクトが、めっちゃ凄いッッ

当たり前の話だが、人は食べなきゃ生きていけない。幸せの形も人それぞれではあるにしろ、美味しいモノを食べられた時、ほとんどの人が「あぁ、幸せだなぁ」と感じるんじゃあるまいか。

だからこそ、昔から食漫画ってジャンルが確立され、作者の個性が光った質の高い、そして、何より、読み手に「美味しそう」、「これが食べたい」と思わせるモノだけが人気を得られる。

美少女たちが勢いのある旨味によって脱衣し、セクシーな姿を見せてくれたり、タヌキや深海魚と言ったマニアックな食材を調理したり、過去や異世界に転移して料理をする、など色々な食漫画がある。

ゆえに、今や、よほどのモノじゃないと、漫画読みの目に留まる事が出来ない訳だが、この『The Last Chef 熊の料理人』は最初に書いた通り、表紙のインパクトがとんでもない。

正直、私は最初、悪神と封印されていた熊のバケモノが、バカのやらかしで世に放たれ、自分の縄張りに無警戒かつおふざけで足を踏み入れたパリピを“調理”して食べる、そんなヤバい感じの内容かな、と表紙で思ってしまった。

グロ系の表現が、私は大丈夫な方なので、例え、そういう作品でも読めるかな、と思い、自分の直感に従って購入した、この(1)を。

まぁ、実際、中身を読んでみると、主人公ならぬ主熊公が熊が料理人をやってるって基本的な設定は突飛であるにしろ、ストーリーは困っている人を救う感じのハートフルなものだし、何より、登場する料理が美味しそうって言う、食漫画で最も大事なトコを、しっかり押さえてくれている。また、熊の特性を、しっかりと活かしているのも評価できる点だ。つまり、私にとって、この『The Last Chef 熊の料理人』は大当たりだった。

私は、食漫画を読むと、「あー、これ、ドラマ化して欲しいわぁ」と思っちゃうタイプなんだが、さすがに、これは難しいか? でも、今はCGなどの技術も発展している訳だし、やろうと思えばやれるかも?

どの回も面白かったが、個人的に、この作品はイイモノと強く感じたのは、主熊公の元さんが見た目通りの雄々しいカッコ良さを魅せてくれた第零話「熊井元五郎と悪魔のハンバーグ」だ。食漫画に限らず、初っ端の話から読み手のハートを掴むのは大事。しかも、メニューが老若男女大好きなハンバーグってのも、わかってるぅ、と思った。

 

この台詞を引用に選んだのは、シンプルにグッと来たので。

元さんの、美味しい料理を提供した人間に向けた台詞は、どれもカッコ良かったが、これは特に、私の胸に響いた。

全員がそうではないだろうけど、好きな事を突き詰めようとしたら、やはり、まずは、憧れの存在を真似る事からスタートするんじゃないだろうか?

最初は、ただ真似るだけでも、実力が低いので大変だけど、次第にそれが苦じゃなくなる。

これは模倣を繰り返した事が努力となり、実力が上がると同時に、自分だけのスタイルが出来上がってきている証拠だ。

自分だけのスタイルから生み出したなら、それは本物だ。

であれば、模倣から始めるのは、決して、恥ずかしい事ではないのだ。

恥とすべきは、模倣ではなく、中途半端な所で諦めた時と、他人が努力して生み出したモノを盗んで、自分の作品として発表した時だ。

いや、でも、知らなかった、天津飯は日本生まれだったのか。

私もまだまだ、知らない事がたくさんある。

新しい知識を得られる、だから、漫画を読むのは止められない。

「そう・・・天津飯は中華料理の“模倣”から始まって、今では、堂々と“本物”と肩を並べている」

「!」

「“模倣”でも突き詰めれば、本物になれるのでは?」

(ボクの小説はボクが好きな小説の模倣・・・だけど・・・好きな気持ちを・・・もっと突き詰めて・・・!(by熊井元五郎、佐倉洋一)

 

もう一つ、この台詞もまた、上記のモノに負けないくらい、元さんの真っ直ぐな生き様がしっかりと出ている。

最高の傾奇者である前田慶次も言っているが、自由とは野垂れ死にと表裏一体だ。

自由を正しい意味で知っているからこそ、慶次や元さんは、自分を型に嵌めない生き方を貫いている。

自由に生きたいのなら、自分がやると決めた事は自分で責任を取る、その覚悟がちゃんと持たなきゃいけない。

そこまで腹を据わらせられないのに、自分は自由に生きるんだから、他人に口出しされたくない、とのたまう奴が多いよなぁ。

「驚いたかい?スイーツは自由だろう?美味しくするためなら、何を入れたっていい。いくらでも、自由に出来るんだ。君も同じだ。いくらでも、自由に飛んでいける!だが、自由は厳しい!いや・・・どう生きようと、不安はついて来る・・・その上で、どう生きるか、自分で決めるんだ」(by熊井元五郎)

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三大特撮感想(2024-8-18分)

2024-08-23 18:53:49 | 日記

ウルトラマンアーク

第2話「伝説は森の中に」は、ユウマがウルトラマンの変身者に相応しい強さを持っている事が、しっかりと伝わってくるストーリー展開でした。

唐突に石堂が自分達の仲間になったものだから驚きを隠せない、「SKIP」の面々。どうして、と戸惑いつつも、ユウマたちが「SKIP」の現状を説明する言葉を選んでいたのに、ユピーがハッキリと、なおかつ、ボロクソに言った時ぁ、思わず、飲んでいたお茶を勢いよく噴いてしまうところでしたわ。とは言え、石堂は良い奴なので、ユウマたちは大歓迎。そんな折、「SKIP」に、切羽詰まった子供からSOSが!!

「SKIP」に助けを、正確に言うと、マンションを建てるために森を切り拓こうとしている父を止めて欲しい、と求めてきた少年の名はハヤト。彼曰く、その森には、1200年前、大暴れし、当時の人々が知恵を出し合い、勇気を振り絞って封印に成功した怪獣・リオドが眠っているのだとか。ただ、当然っちゃ当然だけど、工事現場の責任者でもあるハヤトの父親は耳を貸しちゃくれない。息子に昔話をしたけど、父親は社会人として現実の荒波に揉まれてきた事で、昔話や伝承には真実が眠っているって事を忘れちゃったんだな。父親を止められないハヤトの言葉を信じ、ユウマは怪獣の調査に乗り出す。「まずは信じる」、言葉で言うのは簡単だけど、本気で実行するのは難解だ。その難しい事を貫くユウマに、石堂の心は刺激を受けたようだ。

ユウマは心強い協力者である古物商の下で、リオドの事が書かれた古文書を読む。その古文書には、リオドの危険性と封印の経緯が記されていたものの、工事現場で突如、姿を見せた遺跡らしきモノは書かれていなかった。そんな中、ユウマは鏡を介して語り掛けてきたアークから、リオドに効く薬草の丸薬が入った壺の存在を示される。一方で、怪獣騒ぎで住む場所を失い、困っている人の為に新しいマンションを建てなきゃいけない、そんな父親の言い分も解かるけど、ハヤトの胸中では怪獣が復活する不安が渦巻いていた。その感情が引き金になっちまった訳じゃないだろうが、ついに、リオドが目を覚ましてしまった。リオド、随分とけばけばしい見た目だ。1200年、封印されていた怪獣が目覚めたら、まず、何をするのか、そら、食事に決まっている。象のように鼻が長いだけあって、その吸引力はえげつなく、ハヤトは父親の奮闘も虚しく、吸い込まれそうになってしまう。

ハヤトのピンチを、アークが救うってのは熱いですよね。リオドはただ、腹が減っているだけ。しかし、その巨体で暴れられ、燃焼する泥が危険である以上、人々の暮らしを守るために倒さなきゃいけない。アークはアークアイソードを揮って戦うも、一度は、空腹で気が立っているリオドに圧されてしまう。アークとリオドの視点を「見せる」って技法は上手いなぁ、と感じました。ピンチになったアークを「SKIP」が助け、吸い込まれてしまったユーを、アークがリオドの鼻をくすぐって助けるって関係性っつーか、絆が出来始めているのを感じました。最期まで足掻き、アークを道連れにしようとするリオドでしたが、至近距離どころか、ほぼほぼ密着した状態で必殺技である「アークファイナライズ」をぶっ放されたら、どうにもならん。父と子の絆を守れたのは万々歳だが、どうにも、石堂は何かを隠した上で、「SKIP」に潜入しているようだ。その辺りが、怪獣の起因に関わってくるのかね。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ25「六輪の花火」は、これまで以上にブンブンジャーの絆が窮地の中でより強まる、王道の展開で、実にバクアゲでした。

自分は天才であるはずなのに、まるで、良い結果を出せず、毎回、ブンブンジャーに邪魔をされて、ギャーソリンがちっとも集まらない。この現状に、ギャノンボーグが見苦しいイライラを募らせるのは、サンシーターたちが自分の言う事をちっとも聞かないのも理由だろうな。けど、サンシーターが命令違反とまではいかないにしろ、従順じゃないのは、ギャノンボーグ自身に原因があるんだから、しゃあない。

サンシーター達からすると、確かに、マッドレックスは粗暴な部分があったにしろ、切り込み隊長だったって事もあって、自分が一番前に立って、ギャーソリンの回収任務に当たったり、ブンブンジャーと戦っていた。まぁ、マッドレックスは単に戦い好きってのもあるんだろうが。いずれにしろ、そんなマッドレックスだったからこそ、サンシーターたちは、何だかんだで彼を上司として慕っていた。一方で、ギャノンボーグは、いつも、自分だけ安全な場所にいて、さっさと逃げてしまう。そら、サンシーターが言う事を聞くはずがない。

いよいよ、プッツンしてしまったギャノンボーグは、ついに、地球を死の星に変える最終兵器「ジャッキー・ホイホイ」を起動させてしまう。人工衛星をぶつけても、「ジャッキー・ホイホイ」が止まらなかった以上、それをコントロールしているギャノンボーグを直に叩くしかない。けれど、臆病もとい卑劣なギャノンボーグは、常に身を隠していた為に、どこにいるのか、ブンブンジャーには見当もつかなかった。そんな切羽詰まった状況を打破したのが、ISAからの情報提供だった。気になる点は多いにしろ、今はそこを追及している場合じゃない。

情報通りの場所にいたギャノンボーグを倒す役目を、レッドたちはバイオレットに託す。バイオレットに追い詰められたギャノンボーグは、共に手を組んで「ハシリヤンのボスを共に倒し、宇宙を支配しよう」と持ち掛ける。ほんと、コイツ、自分の事を天才だ、と自負している割に、何も解かっちゃいない。先斗にとって、何よりも価値があるのは、仲間との絆。バイオレットに強烈な一撃を叩き込まれたギャノンボーグは、デコトラーデとイターシャを巨大化させ、ブンブンジャーたちを倒させようとするも、ここで、ヤンヤンヤルカーが根性を出して、逆にギャノンボーグを巨大化させる。案の定、部下にも見限られたギャノンボーグはバリアを駆使して、一度は優勢になったが、結局、独りで出来る事なんて、たかが知れている。全てのブンブンカー、そして、六人の絆を集結させたブンブンフルスロットルエディションの超攻撃力の前にはロクな抵抗が出来ず、惨敗を喫するのだった・・・・・・しかし、私だけだろうか、ギャノンボーグが、自分の事を魔改造して、再び、ブンブンジャーの前に姿を現す気がしているのは。

 

仮面ライダーガッチャード

第49話「メタルウォーリアー! 白銀のヴァルバラド」は、このサブタイトル通り、スパナがメインで、なおかつ、彼がついに最強フォームに到達する、興奮必至な回でした・・・まぁ、ヴァルバラドvsギギストに興奮した分、あの展開は切なすぎるだろ、とダメージもありましたが。

宝太郎と本気をぶつけ合い、惜敗を喫した事で、完全にぶっ壊れてしまったドライバー。スパナは痛む体で修理に勤しむも、自分の本当の力を引き出せるドライバーを完成させるには、「何か」が足りない事を痛感していた。そんな無力感に打ちひしがれているスパナを心配そうに見つめながらも、スパナなら、きっと大丈夫、と信じているのが伝わってくるラケシスの表情が、実に好かったですね。

そんな良い感じの空気を出している二人の邪魔をしちゃうのが、ギギストですよ。ドライバーが壊れていて、仮面ライダーに変身できない以上、ヴァルバラドで戦うしかないが、さすがに力の差がありすぎる。またしても、屈辱感を味わうスパナだけど、ラケシスもいた事で、その場から撤退する決断をする冷静さは残っていたらしい。自分を守ろうとして怪我をしたラケシスを労わりながら、スパナは問う、「人間になれたのなら、何をしたいのか?」と。基本、正直で、思った事をズバズバ言うタイプのラケシスですが、何故か、その質問に対しては気恥ずかしそうにして、答えをはぐらかしていました。

当然、ここでも、ギギストが邪魔にやってくる訳です。ギギスト、あんた、そんなにリア充が憎いのか? アトロポスを喪った悲しみ、怒り、何より、たった一つの望みを叶えられぬ己を憎むクロトーがドレッドに変身しますが、ギギストはこれを一蹴。スパナはギギストの黒炎に包まれ、これで一巻の終わりか、と諦観しそうになります。しかし、そんな彼の脳裏に過ったのは、いつだって、自分の夢を追い詰め、どんな壁にぶち当たっても突破し、理想を現実に出来る可能性を生む最強の力を得た宝太郎。スパナは、いつしか、自分も彼の強さに触発されている事に、ようやく気付いたようです。本当の強さを知ったスパナは、自分の中に宿っていた黒炎を更に熱くさせ、白銀の炎へ昇華。その力は、スパナを仮面ライダーヴァルバラド 黒鋼に覚醒させました。自分を圧倒するスパナの強さに、ギギストは絶望するよりも、喜びを覚えてしまいます。自分の後継が優秀である事を喜びながら散ったギギスト、良い味を出してたな。

そして、こっからの展開が、この『仮面ライダーガッチャード』を真剣に視聴していたファンたちをギョッとさせた訳ですよ。敗北したギギストから飛び出た賢者の石をキャッチした謎の黒いニジゴン。それを捕獲して、無邪気に喜ぶラケシスを柔らかい表情で見つめるスパナ。次の瞬間、ラケシスの胸を貫いた凶弾。ラケシスの命を奪ったのは、当然ながら、グリオンでした。とことん、ゲス度が高いな、コイツ。自分がもう助からない事を確信してなのか、ラケシスはスパナに抱き締められながら、幸せそうな表情で、自分が人間になったらしたい事、好きになった相手とデートがしたい、と告白し、静かに息を引き取りました。怒りを押し殺し、ラケシスを抱擁して抱き上げ、その場から去っていくスパナ、哀愁が漂ってましたね・・・ついに、グリオンとの最終決戦な訳ですが、これ、最終話にしっかりと収まり切るのか?

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今日の出来事(13-8-18)

2024-08-18 07:49:41 | 日記

コミックカイエン(15)一言感想・その①

ぶっ夏期講習 ぜろじろう

普段、お硬すぎる女教師が見せる、だらしなさすぎる痴態、心のチ〇コが元気になる。

花びらは白濁く染まりて タカハシルクナ

やはり、NTRは好みに合わんのだよなぁ。

壁視点派百合厨の私がふたなり百合同人の竿役に転生した件 あましょく

タイトルの長さに負けていない、内容の濃さだった。

いのち短し恋せよキョンシー レキシタイふのじ

動く死体の冷たい心に、人の愛が温かさを灯す、キュンだな。

陸上部員翔ちゃん コノシゲ

頭の中がお花畑だからこそ、自分の牝としての武器を熟知しているのさ。

二人はヒミツのいとこどうしオトナ病 Low

この年齢からセックスの気持ち良さを知っちまったら、もう歯止めが効かんだろうな。

気ままに解釈 おたき

この初々しさっつーか、アオハル感、めっちゃ来るなぁ。

ネコみみトラップ 一夜漬けver. 娯禅宙

いるよな、こういう悪知恵が凄い女。

 

今週の食事

8月12日(月)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若布御飯×3)、黒烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(ラガルト、玉葱、キャベツ・焼肉のたれ)、鹿尾菜の白和え、胡瓜と若布の酢の物、冷や汁、黒烏龍茶

 

8月13日(火)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若布御飯×2)、麦茶

夕食

ごはん(冷や汁)、牛筋の煮込み、肉野菜炒め(豚小間、キャベツ、人参、モヤシ)、ネギトロの山かけ、黒烏龍茶

 

8月14日(水)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若布御飯×2)、麦茶

夕食

ごはん、牛筋の煮込み、肉野菜炒め(豚小間、椎茸、ピーマン・焼肉のたれ)、茹でブロッコリー(ポン酢)、お吸物(根昆布)、黒烏龍茶

 

8月15日(木)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若布御飯×2)、麦茶

間食

おにぎり(海苔ふりかけ)、アップルティー

夕食

焼饂飩(牛筋の煮込み、キャベツ、玉葱、人参)、茹でブロッコリー(ポン酢)、山芋とオクラの和え物、味噌汁(豆腐)、黒烏龍茶

 

8月16日(金)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(若布御飯×2)、麦茶

夕食

ごはん、鶏と葱の塩タレ炒め、サラダ(キャベツ、胡瓜・塩レモンドレッシング、和風ドレッシング)、冷や汁、黒烏龍茶

 

8月17日(土)

朝食

バケット(イチゴジャム)、黒烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけご飯×2)、黒烏龍茶

間食

おにぎり(海苔ふりかけご飯)、黒烏龍茶

夕食

稲荷寿司、鶏と厚揚げの炒め物、餃子、オクラのおかか和え、冷や汁、黒烏龍茶

 

8月18日(日)

朝食

稲荷寿司、黒烏龍茶

昼食

ドライカレー、春巻き、黒烏龍茶

夕食

鮨盛り合わせ、春巻き、冷や汁、黒烏龍茶

 

今日、読んだ本

端的な感想もとい結論を真っ先に言っちゃうと、この『はかばなし』、実に最高でした。

総合的なモノはともかくとして、下ネタメインのコメディの中では、少なくとも、現時点で、この『はかばなし』は、私の中で一位です、原先生。一読者の中で、一位を獲ったくらいじゃ嬉しくないかも知れませんが、それはちゃんと言っておきたかったので。

よく、書店の棚に置かれている一話目が試し読みが出来る小冊子、これに関して、漫画読みで、それぞれ意見は違うでしょうが、私としては置いて貰いたい派。

漫画読みにとって、出来るだけ避けたいのは、勘でジャケ買いをして大ハズレの漫画を読んでしまう事なので、一話目だけでも試し読みできれば、ある程度の判断材料にはなってくれますよね。

一話目だけで、その漫画の良し悪しが決まらない、その意見は尤もだが、一話目で惹かれない、正確に言うと、漫画読みの興味をしっかりと引けない作品は、よほどの実力が無いと挽回が出来ないんじゃないでしょうか。

そんな小冊子で一話目を読んで、私は、この『はかばなし』を買う事を決め、自分の判断が間違っていなかった事を、二話目以降を読んで確信出来ました。

性的なネタを扱った漫画は、その辺のラインをしっかりと見極める事が出来れば、老若男女をしっかりと笑わせる事が出来る。何だかんだで、男は何歳になっても、それなりの社会的な立場に就いても、そういう系統が大好きなんですから。

そんな下ネタ、正確に言えば、個人が誰にも言わないで来たエロに関わる話を、地獄の裁判での判決を左右する重要なピースにするって設定を活かしたストーリー運びに加え、閻丸を筆頭にしたキャラたちの個性がしっかりと立っているのが魅力的ですね。特に、閻丸の不真面目な奴の雰囲気を醸しながらも、何だかんだで、自分の中に揺るがない信念を持って、死者の心情と欲望に寄り添った判決を下せる「正しさ」を持っているのが強いな、と感じました。

そんな閻丸の魅力に、秘書である佐々鬼が淡い恋心を抱いているって甘酸っぱさも、この『はかばなし』の良さを力強く語りたい上で外せない点ですね。立場もあって、自分の本心は決して、閻丸に見せない、悟らせない、と自分を強く律しつつも、ふと漏れ出ちゃっている佐々鬼の可愛さは実にグッと来ますね。(2)でも、閻丸と佐々鬼の恋模様が楽しみです。

 

この台詞を引用に選んだのは、先にも書いた通り、閻丸の信念、死者の行く末を左右する判決を下さねばならない閻魔としての責任感をしっかりと感じ取れるものだったので。

傍からしたらくだらねぇ、と思われるようなエロい話の中から、その死者の本質をちゃんと見抜く眼力は本物でしょう。

ほとんどの人間が性欲を持っている訳で、ある意味、人は自分の性欲と最も向き合わねばなりません。

食べ過ぎても、眠り過ぎても、痛い目を見るには本人ですが、性欲をコントロールできなかったら、自分の人生を台無しにするだけじゃなく、他人も酷く傷つける事になります。

偉い、と大袈裟に誉めてもいけないんでしょうけど、自分のアブノーマルな性癖を、周りに気取られず、自己との対話によって研鑽した妄想で満たしている人は立派じゃないでしょうか。

ちょっと話がズレましたが、そんな性欲まみれの話の中から、その人の本性を的確に見定めるってのは容易な事じゃない、と私は思います。

それが出来る閻丸はカッコイイですし、そりゃ、佐々鬼さんもトキメキクライシスだわ、と納得できるセリフでした、これは。

確かに、誰かを打算抜きで応援できる人は善ですよね。

きっと、この田辺さんは、人を応援できる生き方をしてきたから、人からも応援して貰える、可も不可もなく、面白味に欠ける、だけど、人として真っ当な人生が送れたんでしょう。

田辺さん、人間への再転生、おめでとう。

ぜひ、次の人生も、応援され、応援してください。

「・・・ただ、なんでですか?」

「ん?人間?」

「ええ」

「別に?なんとなく」

「・・・」

「いやー、まー、しいて言えば、釣り人がみんな、自分の事を応援してたという解釈、思い込みは、奴自信が応援してきた人間でなきゃ、有り得ないように感じた。それは大いなる善かなって。まー、そんな感じ?」(by第十四代閻魔・閻丸)

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三大特撮感想(2024-8-11)

2024-08-17 06:37:40 | 日記

ウルトラマンアーク

ついに、私の住んでいる地域でも放送が始まりました、『ウルトラマンアーク』!!

第一話「未来へ駆ける円弧」、掴みとしては、実にバッチリだ、と私は感じましたね。特撮に限らず、どんな作品にしてもそうですけど、一話目で、しっかりとインパクトを与えられないと勢いを付けられません。

この『ウルトラマンアーク』でウルトラマンアークに変身するのは、怪獣の調査や、避難する民間人の誘導などを主な任務としている「SKIP」の新人として、毎日、全力を出している青年・ユウマ。前作、『ウルトラマンブレーザー』で主役を張っていたゲントが渋さが良い感じに出てきている年齢で、なおかつ、部隊の隊長、また、夫や父の顔も持っていたので、ユウマのフレッシュさは実に眩しいですね。この純粋なユウマが、これから、どんな戦いを経て、己の力と向き合い、苦難や絶望に曇らされ、そして、己の弱さを乗り越え、強くなっていくのか、楽しみですね。

そんなユウマが変身するのが、ウルトラマンアーク。今回も、地球人と異星人であるウルトラマンが共に力を合わせるタイプのようです。もちろん、一話目ですから、ユウマに何らかの秘密がある可能性も否定は出来ません。この時点で、ユウマは巨人を、怪獣から人々を守る力を欲す自分の味方として認識しているようですが、この巨人が怪獣と戦うパートナーにユウマを選んだのか、そこも明らかにはなっていません。それでも、ユウマと巨人は思いを一つにして、怪獣と戦います。

見た感じ、ウルトラマンになった際は、ユウマが意志のメインを担って、怪獣と戦うのでしょうかね。怪獣に対する恐怖で動けなくなるって事はなく、ユウマは勇敢に立ち向かっていきますが、元々、戦いに向いていない性格なのか、もしくは、まだ戦闘経験が足りないのか、今回、街で暴れたシャゴンの馬鹿力と体の硬さ、また、体から発射する飛び道具に苦戦していました。しかし、どんだけ痛くても、ユウマは決して戦いを止めず、シャゴンにぶつかっていきます。良いですよね、こういう泥臭さ。まぁ、さすがに、攻撃を防ぐために発現させたバリアを鈍器に使うわ、膝蹴りで叩き割って出来た破片をシャゴンにブッ刺した時は、思わず、噴いちゃいましたが。ブレーザーとは違い、必殺技は最初から、光線系だったので、ちょっとホッとしたのは私だけでしょうか?

ウルトラマンアーク、”アーク”ってのは、てっきり、「聖櫃」を意味している単語なのかな、と思っていたんですが、何か違いますかね。「円弧」、これも、”アーク”です。一話目で、ウルトラマンの名前が地球人によって付けられ、認知されていくって展開も熱いですね。「SKIP」のメンバーは、ユウマを筆頭に、中々にアクが強めな感じですけど、逆に、その個性の強いキャラたちが力を合わせた時のパワーが凄そうだ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ24「届けたい歌」は、大也の甘酸っぱい初恋にグッと来る、程よい切なさが宿ったストーリーになっていましたね。

かつて、学童に通っていた大也は、コミュ能力お化けの今と大違いで、他者に心を開かず、一人で黙々と車の模型を作る事を楽しむタイプの子供だったようです。そんな大也少年の頑なな心を温かさで開き、同時に、大也少年の初恋の相手となったのが、まひろ先生だったようだ。初恋の相手が、学校関係者だった人は、大也がその思い出を大切にしている理由に共感できたんじゃないでしょうか?

大也が子供らの前で、アコースティックギターを華麗に弾きこなし、美声で歌ったモノも、まひろ先生から教わった大切な歌だった。世話になっている園長先生が、自分とまひろ先生の話を、今の仲間にしていると知り、珍しく、動揺してしまう大也。それは気恥ずかしさもあったんでしょうけど、まひろ先生に二度と会えない寂しさもあったからでしょうか?大也は「遠くへ行ってしまった」とボカした言い方をしてましたけど、これは、どういう意味なんでしょうね・・・穿った考え方をあえてしないのであれば、やはり、まひろ先生は何らかの理由で、もう、亡くなったんでしょうけど。

そんな中、ギャーソリン回収が芳しくなく、上から詰められ、プレッシャーで胃を痛くしているギャノンボーグが生み出したアコギグルマーが暴れ始める。これまで色々な特殊能力を持った怪人が登場してきた訳ですが、このアコギグルマーの能力は最強って言うよりも最低の部類に入りますね。攻撃を当てた者を強制的に眠らせ、その者にとって都合の良い夢の内に捕らえ、生命エネルギーを奪っていく・・・最低だな。

地球での生活に辟易し、宇宙に行く事を子供時代に決断した先斗は、自分を引き止めてくれる親友の姿を見せられましたが、自分の生き方を後悔していない先斗は自力で夢の束縛から脱しました。当然、親友を騙り、友情を愚弄された事で、先斗の怒りは煮え滾ります。怒りで攻撃パターンが単調にならないのは、さすがの一言です。一方で、大也はまひろ先生と会いたい気持ちが募っていた事もあってか、仲間たちが必死に起こそうとしても、夢の中から出てくる事が出来ません。

そんな大也に、この夢が敵の能力だ、と気付かせたのが、まひろ先生との思い出である歌ってのが、これまた、気分を爆上げにしてくれました。子供達が気持ちを乗せた歌で、ヒーローがピンチを脱するって展開が嫌いな特撮ファンはいませんって。先斗に負けないくらい、思い出を穢された怒りを燃やす大也は119にパワーアップし、バイオレットと共に、最低な戦法を使ってきたアコギグルマーを撃破しました。実にスカッとしましたね。巨大化したアコギグルマーも、赤信号攻撃も、緊急車両である消防車をモデルにしたブンブンレオレスキューで突破し、アコギグルマーにアンコールを許さず、改めてぶっ倒しました。ラストで、大也たちが歌うシーンは切なさと共に、絆が強まったのを感じ、グッと来るものでしたね。

 

仮面ライダーガッチャード

第48話「黄昏にさよならを」は、アトロポスの最期に切なくなり、マジェードの最強フォームに興奮し、そして、グリオンの吐き気を催すほどの邪悪っぷりに慄くストーリー展開になっていましたね。

宝太郎との”喧嘩”で酷く傷ついたスパナは、風雅に看病されていた。あんなバカをやらかしちまった以上、スパナも鏡花さんのトコには戻れなかったんだな。そんな時、風雅の隠れ家にグリオンが血相を変えてやってきた。グリオンは告白する、アトロポスをりんねをモデルに作ったホムンクルスだ、と。ガエリヤは、りんねの命を奪い、アトロポスを自我無き殺戮兵器であるキマイラに変えようとしていた。りんねを心から愛する父親だからこそ、グリオンに対する感情に蓋をし、攫われたりんねとアトロポスの救出に向かう決断をする。

風雅とグリオンが共闘する事を予知していたガエリヤは、二人を殺し合わせるトラップを用意していた。娘を救いたい一心から、罠を見抜く冷静さを失っていた二人は、このトラップにまんまとハマってしまい、一挺の拳銃を互いに撃ち合う羽目に。そんな窮地の中だからか、風雅とグリオンはこれまで秘めていた感情を吐露する。そんな場に駆け付けた宝太郎は、ガエリヤの設けたルールを逆手に取って、侵入に成功する。この機転の利かせっぷりに、宝太郎の成長を感じる。

愛娘を救えた事に、グリオンは安堵する・・・と思っていた私が浅はかでした。コイツは、やはり、とことん、どクズだったわ。りんねをモデルにアトロポスを生み出したのは、風雅への嫌がらせでしかなく、グリオンはアトロポスを愛した事など、一度もなかったのである。アトロポスが、自分を父と慕い、娘として愛されている事に喜びを感じているのも解っていた上で、だ。ショックを受けるアトロポスを守って、りんねはマジェードに変身して必死に戦うが、拘束によるダメージが残っているのか、その動きは精彩を欠いていた。それでも諦めないりんねを見つめるアトロポスの中で、何かが動いた。

ガエリヤの放った凶弾から、りんねを守ったのは、宝太郎でもなく、風雅でもなく、アトロポスだった。本当に、自分が欲しかったのは、りんねのような友達だった、と気付けた喜びを噛み締めながら消えていったアトロポス。そんな彼女の最期を嘲笑したガエリヤに、りんねの怒りは頂点に。初めてなんじゃないだろうか、りんねがここまでブチぎれたのは。その感情に呼応するように、「ザ・サン」と「ユニコン」は再練成され、マジェードはトワイライトマジェードにパワーアップ。

確かに、ガエリヤの「予知」は強力。だが、高性能ゆえに、戦いの中で完全に動きを先読みできるのは、常に目の前の一人のみ。ゆえに、ガエリヤはりんねの攻撃を「予知」できても、彼女に宿ったアトロポスが、りんねの体を動かして繰り出す攻撃には対応が出来ない。自分は、ありとあらゆる事を予知している全能感に浸っている奴ほど、自分の能力を無効化されると、途端に脆くなるものだ。しかも、ガエリヤは、りんねと違って、自分の力で道を切り開き、辛い運命を変える戦いから逃げて、安易な「予知」に縋ったメンタル弱者。そりゃ、りんねとアトロポスの心が一つに合わさったトワイライトマジェードに勝てるはずがない。

これで、仮面ライダーvsグリオンvsギギストの三つ巴になった。グリオンに比べたら、ギギストの方が、まとも感はあるにしろ、敵の敵は味方って理屈で手を組めるかって言うと微妙だ。果たして、ラスボスはグリオンとギギスト、どちらになるのか。それとも、この両者を上回るラスボスが登場するのか。個人的には、どちらでも問題ない訳だが、一つ、ファンとして我儘を言っても構わないなら、そのラスボスに、ガッチャードがスチームホッパー、スーパー、ファイヤー、アイアン、プラチナ、レインボーの全員で必殺攻撃をぶちかまして、勝って欲しいなぁ。

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