ウルトラマンアーク
第15話「さまよえる未来」で、ついに、ウルトラマンアークは新たにして強大な力を得ましたね。
その名は、ギャラクシーアーマー!! 銀河の名を冠すだけあって、もう、見た目からしてインパクトが強く、その外装に見合った戦闘力を遺憾なく発揮してくれていました。ソリスアーマーがパワーとタフネス特化、ルナアーマーがスピードと怪獣を救う事に長けた形態とするなら、このギャラクシーアーマーは、サイキック系の技を得意とする感じでしょうか。ワームホールを駆使して、ザディーメに攻撃をぶち込んでいく戦い方は痺れました。まぁ、母は、これ、卑怯じゃないかな、と首を傾げてましたが、勝てばいいのだよ、勝てば。
この力を、ユウマとルティオンが手に入れるまでの流れが、実にガッツリと作られており、改めて、『ウルトラマンアーク』が好きになれましたね。スイードが語った、オニキスに因む真実は、ユウマとルティオンの心に陰りを生みます。しかし、スイードの思惑通りにはいきません。ユウマの中で長い時を過ごしたルティオンにとって、もう、地球やそこに住む人々は、もう、自分に関係のない存在じゃなくなっていたようです。皆を守りたい、その気持ちが一致した時、ウルトラマンアークへの変身が果たされました。
どこまでも邪魔をしてくるウルトラマンアークに好き勝手させるか、とスイードは再び、エネルギー攻撃でアークの動きを封じ、ピンチに追い込みます。その窮地を救ったのが、ユピーってのが、これまた、仲間の絆を感じますね。超高感度センサーを有しているからこそ、ユピーには、精神生命体と言ってもいいスイードが発している、微量な磁気っつーか電磁波、もしくは、空間の乱れをキャッチできたんでしょう。発達した機械は幽霊や幻術の類を捉えられる、と聞きますが、マジかもしれません。
ユピーのナビで見事な射撃を見せたシュウのアシストで呪縛から脱したアークは、ユウマと力を合わせ、オニキスへ回転アタックを仕掛けます。ユウマだけじゃなく、ルティオンの想像力も解き放たれた結果、オニキスが内包していた、地球を消滅させ、銀河を救えるだけのエネルギーは、ギャラクシーアーマーとして形成されました。ザディーメも十分な強さを有していますが、銀河の力を内包した鎧でパワーアップしたアークは、もう、止められません。新たなウェポンであるアークギャラクサーに三つのキューブをセットして放つ必殺技・ギャラクサーファイナライズは、ザディーメをスイードごと吹っ飛ばしました。しかし、ここで気になるのは、本当にスイードは消滅したのかってこと。粘着的な性格っぽいし、生きてそう。しかも、ラスボスのコアになりそうな雰囲気もありますよねぇ。
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ39「悲鳴の星」、サブタイトルが不穏で、ハシリヤンのボスであるワルイド・スピンドーが、ついに、地球に降り立つ展開だったからこそ、調さんの見せたカッコ良さ、これに、大也たちのみならず、私らファンも爆上がりでした。
調さん、これまでも良いキャラしてるなぁ、と思わせてくれる言動が多かったですけど、今回の無茶、これは実に熱かったですね。ブンブンジャーだって、あの特殊スーツを着ているからこそ、ブンブンカーの運転が出来て、ロボでの戦闘による負荷で体がダメージを受けない。にも関わらず、調さん、ピンチの大也を、愛しきブンドリオの代わりに救うべく、ブンワゴンに乗り込んで、戦いの場に駆け付けて、その上、ブンブルーたちまで救ってくれるとは・・・
そりゃ、グランツにボコボコにされてヤバかった大也も気合がしっかりと入るわ。ここでヘタれてちゃ、気を失うほどの負荷を受けてまで、自分にブンブンチェンジャーを届けてくれた調さんの覚悟を踏み躙っちまう。当然、爆上がっているのは大也らだけじゃなく、ブンドリオも同じ。スピンドーに対する恐怖を振り切って、巨大化したスポンジグルマーを瞬殺しおった。
しかし、前々から、その雰囲気はあったけど、思っていた以上に、ハシリヤンとISAは癒着しているようだ。まぁ、仲良く手を組んでいるって感じじゃなく、表側は協力する風だけど、お互いに腹ん中じゃ、相手を利用し、出し抜いて、自分の利だけを掴んでやるって野心を持っている感じだが。ISAの上層部が危険である事を察した調さんは、同僚である梅栖さんを頼ろうとしているみたいだけど、どっちかと言えば、上層部寄りっぽい。ただ、彼女は彼女で、両陣営を出し抜こうとしている可能性もあるっちゃあるのかな。
いずれにしろ、グランツ・リスクにワルイド・スピンドーとヤバい敵が待ち構えている以上、こっからの戦いは烈しさを一層に増していきそうだ。ブンブンジャーの事も気になるけど、サンシーターの立場、これも、どうなる事やら。大番頭であるグランツに、その不屈の姿勢を認められて喜び、スピンドーの姿を見ただけで感極まって気絶しちゃうあたりが、ほんと、敵として憎めない。ハシリヤンへの忠誠心と、マッドレックスから教わった自分達らしい走り方、それを天秤にかけた時、サンシーターたちは、果たして、どちらを取るのかな。
仮面ライダーガヴ
第13話「約束の手作りケーキ」で繰り広げられたガヴvsシータ&ジープの激闘は、凄まじかったですね。
失敗続きで、いよいよ追い詰められたシータとジープ。クビになる事よりも、この双子が怖れるのは、バラバラになってしまう事。ずっと、一緒に生きていたからこそ、離れ離れで暮らすなんて耐えられない。そんなストレスを負う羽目になったのは、自分達の詰めが甘かったのが原因なのに、責任をまるっと、ショウマに転嫁するあたり、幹部の中でも格下って感を出しちゃってる。
ただ、やはりと言うべきか、強さは本物。個としての戦闘力も高いんだろうけど、双子らしいピッタリの連携は、ガヴにとっては脅威であったな。確かに、失敗続きではあったにしろ、何だかんだで、ちゃんと、ガヴの観察はしていたのか、攻撃には、しっかり頭を使い、弱点を突いて来ていた。何より、どん底まで追い詰められている事や、これまで見下してきたショウマに自分達が直で手を下す不快感も相まって、その強さは、ガヴがフォームチェンジを駆使しても、手に負えない始末だった。
まさか、今回で初お目見えした、クリスマスらしいケーキの代表格たるブッシュドノエルのイメージを内包したフォームが必殺技をぶつけ合った結果、双子の気迫に押し負けてしまったのはビックリ。ショウマはショウマで、負けられない、ここで死ねない理由があった訳だが、ジータとシープの気合も大したもんである。ただ、双子の攻撃は、機動力には欠けるけど防御特化のグルキャンで受けていたし、何より、ショウマが落ちたのは崖。仮面ライダーは崖から落ちても死なない、それがお約束ですから。また、ショウマは幸菓とケーキを一緒に食べるって約束をしてる、それを破るような真似は出来ないだろ。
そんな激しくも、どこか切なさも感じさせる家族同士の戦いを繰り広げているショウマに対し、絆斗の方は、路上ミュージシャンに変装しているグラニュートと戦っていたんだが、何か、こう、コミカルな空気を醸してたな。これは、台本だったのか、それとも、水場で戦うまでは台本で、いざ、本番になったら、現場の人間が、こうした方が面白いんじゃね、と悪ノリをしたのか。まぁ、面白くなれば、何の問題もない。
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