『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

今日の出来事(13-6-30)

2024-06-30 21:35:16 | 日記

コミックカイエン(13)一言感想・その②

銀の轍 蛆孕菌

ほんと、こういう性癖が尖って、捻じれて、突き抜けてるエロ漫画、めっちゃ好き。

流浪の甲冑-令和女装コスプレ調教奇譚-遊戯編 八メガ

うーん、残念、私の「好き」からは外れてる。

復讐のアナルホリック 海野りょう

こっちも微妙か・・・

大魔法使いの性活事情 ゴールデン

ちびっ娘系師匠とマッチョな弟子の組み合わせ、実に尊い。

北風ちゃんと太陽ちゃん なてぃん

タイプの違うロリっ娘二人に挟まれる、何、これ、天国?

メスガキわからせ! 常識改変アプリ かにまる

褒めちゃいけないんだろうが、常識改変アプリの正しい使い方をしとるわ、このブサイク先公。

田舎へ帰っておいで♡ 第3話 藤本いくら

皆、可愛い、じゃなくて、それぞれの良さを褒めなきゃな、男なら。

 

今週の食事

6月24日(月)

朝食

肉野菜炒め丼(豚こま、モヤシ・甘酢ダレ)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶

夕食

アジフライサンド(トンカツソース)、フライドポテト(焦がし醤油塩)、レンチンキャベツ(めんつゆ)、抹茶蕨餅(黄粉)、烏龍茶

 

6月25日(火)

朝食

バケット(イチゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

ぶっかけ饂飩(豚しゃぶ、お揚げ、オクラ・めんつゆ)、烏龍茶

 

6月26日(水)

朝食

バケット(イチゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

稲荷寿司、中華スープ(フライドオニオン、オクラ、分葱)、烏龍茶

 

6月27日(木)

朝食

バケット(イチゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

稲荷寿司、河童巻、冷奴(絹ごし豆腐・オクラめんつゆ)、中華スープ(フライドオニオン、海苔)、烏龍茶

 

6月28日(金)

朝食

バケット(イチゴジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し、味付け海苔)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、キャベツ・塩大蒜麻婆豆腐の素)、味噌汁(フライドオニオン、オクラ、分葱)、烏龍茶

 

6月29日(土)

朝食

ホットドッグ、烏龍茶

昼食

ぶっかけ饂飩(お揚げ、オクラ)、緑茶

間食

薩摩芋チップス、緑茶

夕食

焼きそば(ソーセージ、玉葱、ピーマン)、味噌汁(高野豆腐)、烏龍茶

 

6月30日(日)

朝食

お汁粉、烏龍茶

昼食

ホットドッグ、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、キャベツ、ピーマン・回鍋肉の素)、中華スープ(フライドオニオン、オクラ)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

これは面白い。

あ、いや、言い方が悪いな。面白いってのは、インパクトが強いって意味合いで用いている。

いくら、自他ともに認める外道な私でも、この作品を読んで、腹が捩れるほど笑い転げるような事はしない。

今や、湖西先生の代表作と言っても差し支えないほど、めっちゃヒットしている『意味がわかると怖い4コマ』も強烈ではあるが、この作品は突き抜け方が凄い。

身近な死因が羅列されている事もあって、リアリティのある怖さに満ちている。

血や痛みに弱い人は、まず卒倒しかねないほどだが、私個人としては読んで良かった、と思えた。

子供を愛しているお父さん、お母さんに読んで欲しい一冊である。

何も知らなかったら回避が難しいけど、この作品でそれを知っておけば、万が一の時に備えられ、子供の命をしっかりと守れる。

また、この死に方は大人にも当てはめられるので、注意する事も可能だ。

人間、いつかは死んでしまうからこそ、出来るだけ、死ぬ確率を努力する事で下げておきたいものである。

 

この台詞を引用に選んだのは、生きるってのは素晴らしい事だな、と感じられるものなので。

死はどうしたって、いつか、訪れる。

むしろ、死が身近にある存在だからこそ、人は必死に全力で生きられる。

命の大切さに気付けるのは、死と直面した時ではあるが、出来る事なら、早すぎるタイミングでの対峙は避けたい。

これは、誰だって同じだろう。

幸せ、もしくは、満足できる死に方は、これまた、人それぞれではあるが、老衰で寿命を迎え、大往生ってのは理想的だ。

いつか死んでしまうならば、その時が来るまで、可能な限り、死を回避しつづけたい。

まぁ、私の場合、畳の上で、家族に見守られ、笑って逝くのは相当に難しい気もするが。

(天国や地獄が、もし、あるのなら、天国に行けるように。生まれ変わりが、もし、あるのなら、希望の生き物に転生できるように・・・ただ消えて無くなるのが死なら、たった一回の命をせいいっぱい)

「また生きたい!」

(・・・たくさんの人間が守り育ててきたキミの命だ。せいぜい、気をつけて大事にしなよ・・・めざせ、老衰?)(byしニャがみ、人間の少女)

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三大特撮感想(2023/6/23分)

2024-06-28 21:09:41 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第16話「ニセモノのオーケストラ」では、ウルトラマン作品ではお馴染みと言っても良い、偽ウルトラマンたちを紹介する内容になっていましたね。

絶対に出さなきゃいけない、と決まっている訳ではないにしろ、ウルトラマン好きからすると、やはり、偽ウルトラマンが良い感じの出方をしていると嬉しいもんです。その偽ウルトラマンの実力が高いほど、本物のウルトラマンが勝った時の爽快感は大きいですからね。

実力の方はともかくとして、ザラブ星人が化ける偽ウルトラマンは、偽物感がバリバリに出ていて、ある意味、正統派の偽ウルトラマンだ、と感じます。一方で、ババルゥ星人が化けたウルトラマンオーブは見た目が完全にそっくりでしたが、その実力はババルゥ星人のままなので、怪獣にフルボッコにされてしまいます。ただ、ババルゥ星人は、地球の子供たちと触れ合った事で、自分の中にある正義に気付き、男を魅せてくれましたね。そんなババルゥ星人を助けるべく、ガイがオーブに変身し、ケルビムを倒したのは、実にグッと来ました。

変身能力ではなく、ロボット系の偽ウルトラマンもまた、王道でしょう。ロボゆえに感情に左右されず、ただ、冷淡に、敵=ウルトラマンを倒すために戦う。もっとも、いくら、見た目がそっくりで、戦闘力が高くても、ウルトラマンに勝てるかっつーと、そうでもない。むしろ、なまじ似せたもんだから、ウルトラマンたちの怒りを引き出してしまうパターンもある。ゼロとレオのタッグが相手じゃ、そりゃ、ロボットウルトラマンに勝ち目は無いわな。

見た目こそ、ザラブ星人の偽ウルトラマンと同じくらい似ていないけど、実力がウルトラマンたちに匹敵していたのが、愛染マコトが変身するオーブダークと、ベリアルによって作り出されたダークロプスゼロ。オーブダークがロッソとブルを圧倒し、勝利を掴んだのは衝撃でしたね、。ただ、これは、ロッソとブルの戦闘経験がまだ、少なかったのも大きいでしょう。実際、ロッソとブルがウルトラマンとしての地力を確実に高めてからは、負かされてましたし。一方で、戦闘力は高かったけど、戦闘経験を積み重ねてこそ出る厚味がなかったゆえに、ゼロに惜敗を喫したのが、ダークロプスゼロ。ゼロの強さは才能や努力だけじゃなく、積み重ねてきた戦闘経験の賜物、と実感できる一戦でした。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ17「ブンとビュン」は、ブンブンとビュンディーの友情にスポットライトが当たっていましたね。

大也が買い取ったオシャレなバーで、それぞれのイメージに合ったドリンクを楽しむ大也たち。玄幡さんのバーテンダー、カッコよすぎん? そんなバーを訪れたのが、先斗とビュンディー。一気にピリついた空気になるも、一人、落ち着いている大也の執り成しで、お互いに武器を下げる。ブンブンがいない事に憤り、その場を去ろうとする先斗とビュンディーを呼び止めた大也。

ブンブンに会いたいのはビュンディーであり、その理由は、彼らが、かつて、共に同じチームでBBGを走り、同時に、互いの実力を認め合い、勝ちたい、と望むライバルだったから。けれど、会いたいビュンディーに対して、会いたくない、会えない、とゴネるブンブン。そんなブンブンの弱気な姿にエモさを感じる調さん、ほんと、キャラが崩れてきたな。

一方で、サンシーター側にも変化が起きそうな感じ。ブンブンジャーに負けっぱなしの状態を良しとせず、己の肉体をジムで鍛えるデコトラーデとイターシャ。機械生命体っぽい彼らが走り込む事で何が変わるのか、そこは「?」ではあるにしろ、努力自体は悪くない。そんなデコトラーデとイターシャは、ヤルカーに改造を勝手に施したキャノンボーグへの不信感を露わにする。やっぱり、あるかもなぁ、サンシーターがブンブンジャーと共闘する流れ。とは言え、今はキャノンボーグの命令には逆らえない立場なので、渋々とランニングマシンからジムグルマーを生み出す。このジムグルマーは、一般人を重すぎるダンベルで強制的に鍛えさせる事で、ギャーソリンを集める。この流れで、まさか、ヤスノブさんが再登場し、キレキレな美筋肉を見せてくれるとは思わんかった。朝から良いものを視たぜ。

ジムグルマーのダンベル攻撃に、ブンブンジャーたちが苦戦する中、颯爽と現れたのが、先斗。自分を雇え、そんなトンデモ発言をかました先斗はブンバイオレットへチェンジし、改めて、レッドたちに圧倒的なスピードを活かした強さでジムグルマーを撃破する。ジムグルマーが巨大化しても、バイオレットは慌てず、巨大なF1形態になったビュンディーへ搭乗。ただ、ここで、キャノンボーグの改造が発動し、ジムグルマーはランニングマシン形態となり、ビュンディーはタイヤが破裂するピンチに陥ってしまう。バイオレットの機転で、どうにか、ランニングマシンから脱出する事は成功するも、タイヤは破裂したまま。そのピンチから救ってくれたのが、ビュンディーに会えない、と言っていたブンブンだった。美しさすら感じるタイヤ交換でビュンディーは復活し、ビュンビュンマッハーロボへと変形し、ジムグルマーを瞬殺。言葉こそ交わさなかったけど、タイヤ交換でブンブンの「今」を知ったビュンディーは満足気。一方で、浮かない表情で、自分を無理に励まそうとしている先斗には、キャノンボーグから着信が・・・何がこれから、起こるのやら。

 

仮面ライダーガッチャード

第41話「神の模倣品(トレース)、虹の祝福(グレイス)!」は、ニジゴンの頑張り、vsジェルマンの激闘、そして、ラストの展開で、心が様々な感情で変化しましたね。

ジェルマンの生み出したゴーレムは、確かに強い。だが、敵が強いからってのは、ガッチャードとマジェードが勝つ事を諦める理由にならない。自分の持ちうる全力を尽くし、ケミーたちの力も借り、戦略的なアイディアも活かし、見事にゴーレムを倒しただけでなく、ジェルマンにも大は付かないにしろ、確かなダメージは与えられた。完全に見下していた相手から、思いもよらぬ一撃を貰ってしまった事で、ジェルマンはブチきれるかと思ったが、精神的なダメージの方が大きかったようで、その場からの撤退を選んだか。ギギストあたりなら、冷静な判断力は残していたか、と思えるが、ジェルマンだと「ビビったな」と感じる。

一方で、桁違いの強さに到達しているクロトーに圧倒されてしまっていたスパナだったが、不意に発動した黒焔が、クロトーに大ダメージを与える。クロトーだけじゃなく、スパナも、自分から噴き出る黒焔に動揺を隠せない。その状況に割り込んできたのが、ギギスト。クロトーの回収をしつつ、スパナを唆しに来たらしい。ガッチャードもレインボーって最強フォームに到達した訳だし、ここんとこ、負け星が付いてばかりのヴァルバラドも、そろそろ、最強フォームが欲しいトコ。やはり、最強フォームに到達するのに必要な鍵は、この黒焔か。それにしても、スパナの服をちょびっと掴むラケシス、可愛すぎんか。

行方知れずになってしまったニジゴンを探し回る宝太郎たち。その道中で、ニジゴンが、色々な人の仕事を手伝い、自分に出来る事を探しているのを知る。スパナに悪気が無かったとはいえ、やはり、戦いしか出来ない、と言われたのが、結構なショックだったんだな。宝太郎たちが懸命に自分を探しているのを知ってか知らずか、己探しの真っ最中であるニジゴンが出会ったのは、一人のダンサー。ニジゴンを魅了するほど見事なダンステクニックを持つマイだったが、このまま、ダンスを続けるべきなのか、と迷い、今日のフェスに出る勇気を持てずにいた。そんなマイの代わりに、フェスへ電撃参加したニジゴンは、ヒナ、コヨミと共に会場を盛り上げる。自分の代わりに踊ってくれたニジゴンを見て、自分が本当にやりたい事に気付けたマイは、メンバーに謝罪し、ニジゴンに心から感謝する。

自分に出来る事、やりたい事は、全力で頑張っている人の応援だ、と見つけたニジゴン。そんな相棒と共に、宝太郎は、アトロポスとの約束を果たしたいりんね、つまらない迷いを振り切って来たスパナと共に、強敵・ジェルマンに挑む。ガッチャード、マジェード、ヴァルバラドの三人がかりで挑んでも、ジェルマン一人に勝てないのなら、頼れる仲間を召喚すればいいじゃない。レインボー化したホッパー1とスチームライナーのスチームホッパー、アントルーパーとレスラーGのアントレスラー、ライデンジとジャングルジャンのライトニングジャングルを召喚すりゃ、そら、一気呵成よ。いくら、ジェルマンが強くたって、高さが加わったトリプルライダーキックをモロに喰らっちまったら、瀕死だわ。むしろ、これで即死してた方が、ジェルマンにとっちゃ、まだ、マシだったかもな。まさか、ここで、アトロポスがキューブを苦しむジェルマンにぶち込んで、ジェルマンを素体にする事でグリオンを復活させるとは・・・しかし、どうにも、グリオンがラスボスって感じもしないんだよなぁ。個人的に、グリオンはスパナに倒してほしいし。

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今日の出来事(13-6-23)

2024-06-23 21:04:19 | 日記

コミックカイエン(13)一言感想・その①

ヤリマン恋歌 ぜろじろう

ビッチなヒロインが、初めて、ガチ惚れした男子に、全力アプローチする可愛い姿、グッと来た。

搾精ハーレム物語 第6話 内藤キララ

おまんこ綱引き、インパクトのあるワードだが、何気に、しっかりとした戦略が使われていて感心した。

憑れてって 木戸番

幽霊の特性をガッツリと活かしたセックスシーンに、センスの冴えを感じられた。

たわわに絶賛営業中! 芦田EX

ラストでこう言っちゃいるが、間違いなく、ノーブラノーパン出勤がクセになってるな、このヒロイン。

校内風俗の成海さん 中埜人見

男って生き物はバカだけど、可愛いもんだなぁ、と微笑ましくなるラストが良いわ。

キミに、しろクジちゅう! しろとび

こんだけ大胆な事をしてるのに、好きな人からの指摘で、照れちゃうってのは、反則的な可愛さ。

邂逅~かいこう~ あむたけ

ありゃ~、こら、完全に憑りつかれちまってるな。

ただいま 前編 水原賢治

我慢した分、セックスが燃えるんだから、ファイト、お嬢ちゃん。

 

今週の食事

6月17日(月)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(味付け牛バラ肉、大蒜の芽、キャベツ)、味噌汁(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶

 

6月18日(火)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

間食

稲荷寿司、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、キャベツ、モヤシ、ブナシメジ茸、人参、青梗菜、玉葱・麻婆もやしの素)、味噌汁(高野豆腐、分葱)、烏龍茶

 

6月19日(水)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

夕食

麻婆豆腐丼(絹ごし豆腐、キャベツ、玉葱、人参、青梗菜・台湾風麻婆豆腐の素)、中華スープ(若布、キャベツ、人参、青梗菜、葱)、烏龍茶

 

6月20日(木)

朝食

バケット(白桃ジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶

夕食

海鮮丼(キハダマグロ赤身、イナダ)、レンチン野菜(キャベツ、モヤシ・焦がし醤油塩)、中華スープ(高野豆腐、分葱)、烏龍茶

 

6月21日(金)

朝食

バケット(白桃ジャム)、烏龍茶

昼食

おにぎり(焦がし醤油塩ごはん、煮干し)、烏龍茶

間食

おにぎり(煮干し)、烏龍茶

夕食

カップ焼きそば(ペヤング大盛)、肉野菜炒め(鶏皮、キャベツ、蓮根・焦がし醤油塩)、烏龍茶

 

6月22日(土)

朝食

お汁粉、烏龍茶

昼食

カツサンド(ロースカツ・トンカツソース)、レンチン野菜(キャベツ、モヤシ・おろし玉葱ドレッシング)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏皮、茄子・麻婆茄子の素)、中華スープ(フライドオニオン、分葱)、烏龍茶

 

6月23日(日)

朝食

バケット(白桃ジャム)、紅茶

昼食

狐饂飩(お揚げ、オクラ)、烏龍茶

間食

蕨餅(黄粉)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、モヤシ・甘酢ダレ)、味噌汁(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

何じゃ、こりゃ・・・

こんな風に書き始めたら、「え、つまらない作品なの!?」と未読の方に勘違いされてしまいそうではあるが、私としては、正直な気持ちを感想として書きたいので、あえて、訂正はしないでおく。

シンプルに驚かされた、この『ゴッホ、はじめました』には。物凄く面白い!! 元より、関崎先生は、漫画がどれも面白いので好きなのだけど、この『ゴッホ、はじめました』を読んで、ますます、尊敬の念が増強した。

ずば抜けた才能を持った画家の一人であるフィンセント・ファン・ゴッホをテーマにした作品だと、穂積先生の『さよならソルシェ』も強烈だったけど、「この漫画、好き」って意味合いでは、この『ゴッホ、はじめました』も決して、負けちゃいない。作風と言うか、ジャンルが違うので、どっちが上か、は決められない。

ゴッホの幽霊が日本の男子高校生に憑りつくってのも、関崎先生らしい表現だなぁ、と感じた。自分の得意なものっつーか、描きたいモノを描く手段、ざっくり言えば、武器を持っている漫画家は一味違うな、と私は思っている。

主人公である五歩が、単に、ゴッホに対する恐怖で気絶し、その状態の五歩に憑依し、絵を描くって訳じゃなく、ゴッホの動きに五歩が合わせ、絵筆を走らせる事で一枚の絵が描かれていくってのが良い。

描かれた絵に、ゴッホでは描けない、絵を描く、それに真摯に向き合う事で、画家としても人間としても成長していく五歩だからこそ出せる良さが、しっかりと表出しているってのが、実に熱い。このアオハル感のある熱さは、これまでの関崎作品には無かったもので、関崎先生の変化と成長も感じ取れる、そこも良いのだ。

ゴッホが、本当に、こんな性格で、他人と接していたのか、言い方は悪いが、そこはどうでもいい。大事なのは、ゴッホの的確な誉め言葉で、五歩が自己肯定感を強めていき、自分の中にあった熱を引き出していき、絵描きモンスターとして覚醒していく、そこだけだ。極端な言い方をすれば、芸術家ってのは、自己顕示欲の塊。褒められて伸びられる五歩がゴッホと出逢ったのは、必然だったんだな。

なおかつ、関崎先生が得意としていると言い切っても良い、甘酸っぱい恋愛要素も、しっかりと入っていて、ファンとしては実に嬉しい。ヒロインが全員、魅力的なのも関崎作品の特徴だ。もしかすると、五歩にメロメロリーンになっちゃうヒロインが、(2)では増えたりするのかな?

どの話も、それぞれにグッと来るものがあって、全ての良さを語りたいが、さすがに、それをやると、ドン引かれ、この『ゴッホ、はじめました』を読んでくれる方が減りかねないので我慢。なので、私が推したい回は、五歩に画家としての確固たる矜持と闘争心が確かに芽生えているのが如実となった第6話「黒海樹と青嶋五歩」だ。五歩、良いぜ、その熱さッッ

 

この台詞を引用に選んだのは、努力する事の大切さを感じ取れるものなので。

努力、それは大切だ。

しかし、何も考えずにやっていたら、それは努力ではない。

どんな結果に辿り着きたいか、成果を出したいか、を頭と心で考えた上で体を動かしてこそ、自分を裏切る努力として結実する。

一心不乱に1000枚を描いた五歩の努力は、傍から見れば狂気じみている。

だが、いつだって、世に名を残す者は、周囲が理解できないほどの量と、妥協を許さぬクオリティの努力をしていた。

数を熟せば良いって訳じゃないにしろ、少なくとも、1000って単位に到達したのなら、それは無駄な努力じゃないだろう。

常人どころか天才にだって出来ない努力だ、それは。

ゴッホの賞賛と承認の言葉を受け、五歩が、1000枚を描き切った自分の手を誇らしげに視るのが、実に最高だ。

「僕・・・・・・少しは成長したのかな・・・?ただ、必死に、君の手を追ってただけだけど・・・」

「1000枚を描き切ったのは、伊達じゃない。君の手には、力が、しっかりとついてるさ」

「・・・・・・そう・・・かな」(by青嶋五歩、フィンセント・ファン・ゴッホ)

 

そんで、もう一つ、この台詞に、私の胸は殴られた。

人によっちゃ、青臭い、と鼻で笑うかも知れないけど、私は大好きなのだ、こういう宣戦布告が。

本当に、自分の中に「譲れないもの」があって、そこを穢されて怒れる人間にしか言えない台詞だ、これは。

コイツに勝ちたい、そんな思いを得た五歩が、画家として、どう化けるのか、実に愉しみ。

にしても、関崎先生、ほんと、黒海みたいな、読者に、コイツ、ムカつくなぁ、と思わせ、絶対にコイツをぶっ飛ばせ、と主人公を応援したくなるキャラを作って、動かし、喋らせるのが卓越しとるなぁ。

このセンス、勉強になった。

「僕は宣言する、僕はいつか、あなたを、絵でギャフンと言わせてみせる!」(by青嶋五歩)

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三大特撮感想(2024/6/16分)

2024-06-21 21:16:11 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第15話「ココロのカタチ 奪われた星雲荘」は、人と人工知能のAIの関係について考えるキッカケになるストーリー展開になっていましたね。

確固たる自我を持った行動が出来ているエディオムが、人と人工知能のAIの差について考えるユカ隊員に見せたのは、エディオムに負けないほど、高度な人工知能を有している、『ウルトラマンジード』に登場したレムが、自分と仲間の関係を窮地の中で見つめ直すエピソード。

実際のとこ、AIが人工知能を成長させたら、人間にどこまで近づくのか、それとも、既に追い越しているのかって問題の答えを出すのは難しいですよね。AIが自我を持てるのか、そこを考える前に、まず、明らかにしなきゃいけないのが、人間の「定義」な訳ですから。AIと比較する以上、人間の「定義」も決めておかないと、AIがどこまで成長し、何を獲得したら、人間と同じになるのか、が判りませんからね。なおかつ、育児放棄をしたり、恋愛のいざこざやSNSトラブルくらいで他人を害す存在を、AIが目指すべき、「人間」にしていいのか、そこも迷ってしまうところです。きっと、AIだって、そんなクズにも劣るゲテモノを目指したくはないでしょう。

人間と同じ姿を得て、持ち前の情報処理能力も失った事で、レムはひどく気落ちするも、そんなレムをリクたちはお荷物扱いなどせず、対等な仲間として接してくれる。そんなリクたちだからこそ、レムは仲間として助けたい、と思った。この願いを抱く事こそが、レムが人間に近づいている証拠じゃないでしょうか。まぁ、リクが人間かっつーと微妙な気もしますが、そこを考え出したらキリがありません。種族や立場の差を越えた絆を持っているレムに対して、ただただ、ベリアルを妄信し、利用され、搾取されているだけのケイが、何と憐れな事か・・・

もっとも、今回、一番の醜態を晒しちまっていたのは、しょうもないハニートラップで足止めを喰らっていたレイトでしょうね。妻子の為に仕事を頑張らなきゃいけない、相手が碌でもない奴だと気付いていない、そこを差っ引いたって、レイトのデレデレ顔は情けなかったわ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ16「ムラサキの始末屋」では、追加戦士であるブンバイオレットが登場。やはり、スーパー戦隊は第一話、追加戦士の登場回、最強ロボの登場回、そして、最終回がテンションの上がり具合が激しくなります。

ブンバイオレットに変身する焔先斗を演じるのは、宮澤佑さん。『仮面ライダーガッチャードvs仮面ライダーレジェンド』で敵幹部のアルファを演じていた方ですね。ダークライダーへの変身であったとは言え、仮面ライダー作品に登場していた方が、スーパー戦隊のレギュラー戦士になるってのは、実に嬉しい展開。

この先斗、追加戦士だけあって、かなり強い。とんでもないスピード戦法を駆使し、敵の目にも止まらぬスピードで一方的に攻め、倒すスタイルは、実にカッコ良かった。ブンブンジャーたちが、相手から受けた攻撃ダメージを自分の攻撃力に変換する特性持ちのソードグルマーに苦戦を余儀なくされていたからこそ、この圧勝劇には、ただただ、言葉を失ってしまいましたね。

そんなブンバイオレットの相棒たるビュンディーは、ブンブンの事を知っている様子。どうやら、ブンブンとビュンディーはBBGでライバル関係だったのかな。ただ、今は、ブンブンが一方的に引け目を感じていて、ビュンディーに苦手意識を持っちゃっている感じか。つまり、ブンブンとビュンディーの友情が復活し、とんでもなく強い敵が登場した際、二台のロボが超バクアゲ合体する展開が待っている、と期待しても良さそうか?

また、個人的に、今回、「おっ」と感じたのは、キャノンボーグの顔見せ。これで、錠さんは、カセキグルマーを暴走させ、暴れさせたのが、キャノンボーグである、と察したはず。間違いなく、錠さんの中には、まだ、傷が残っているはずだから、キャノンボーグに対する怒りも生じただろう。錠さんの性格もとい信念の事を考えると、警察官が、私情で復讐しちゃいけない、と自分を律しそうではあるけど、一ファンとしちゃ、追い詰められたキャノンボーグが乗ったブンブンキラーロボを錠さんが単騎で動かすブンブンジャーロボ ポリスで撃破して欲しい、と思っちゃう訳で。

 

仮面ライダーガッチャード

第40話「邪悪降臨! 三倍偉大な冥黒王」は、最終決戦のスタートか、と感じるだけの展開で、ワクワクしちゃいますね。

前回、レインボーガッチャードの圧倒的な強さで、ギギストを撃破し、これでやっと、平和な世界に近づいた、と歓喜が込み上げていたのも束の間、まさか、ギギストよりもヤバい奴らが襲来するとは・・・こういう定番を押さえてくれるのは、めっちゃ嬉しい。

ガッチャードに敗北を喫したギギストを確実に見下しているジェルマンとガエリヤ。もう見るからにヤバい雰囲気がプンプンしとる。ガエリヤの方は、まだ、ヤる気スイッチが入っていないようだけど、ジェルマンの方は、全ての人類をマルガムにする気満々で、その野望を現実に出来るだけの高い実力を持っている。まさか、ジェルマンが作り出したゴーレムに、ガッチャード、マジェード、ヴァルバラドが、まるで歯が立たないとは。まぁ、ガッチャードは、ニジゴンがどこかに行ってしまったから、レインボーに変身できず、プラチナで戦ったのも大きいかもなので、次回、ニジゴンが戻ってきて、友情パワーを大炸裂させてくれる事を期待してる。あんだけ、調子ぶっこいてるジェルマンが、ギギストに「油断しているからだ」と嘲笑されるトコ、見てぇ。

個人的に、今後の展開が気になるのは、りんねとアトロポスの約束。ヘビーなファザコンであるアトロポスは、あの時、グリオンを取り込み、しかも、喰ったのがジェルマンだ、と知り、怒りを小さな体の中で煮え滾らせていた。しかし、自分の錬金術では、ジェルマンに勝てない。だからこそ、仇でもあるりんねに協力を求めたんだろうな。ジェルマンを倒したら、二度と悪い事はしない、と言っちゃいるけど、本当に守る気があるのかな・・・ほんと、可能性は低いかもだが、大ダメージを喰らったジェルマンから、アトロポスがグリオンを引っ張り出して、そのグリオンがドレッドに変身し、ガッチャードとWキックをジェルマンに食らわして倒さんかな。

もう一つは、クロトー。こっちは、シスコンを拗らせちゃってるんだよなぁ。姉妹であるラケシスを取り戻す力を欲しているんだけど、与えられたっつーより押し付けられた力で暴走し、理性がほぼ飛んで、獣性が剥き出しになっちゃってる。そのクロトーの目を、どうにか覚まさなきゃいけない訳だが、ぶっちゃけ、ヴァルバラドたちじゃ力が不足しちまってる。これまた、可能性は低いけど、クロトーに、錆丸が漢を魅せて立ち向かったら、それはそれで熱い。もしくは、クロトーに攫われた錆丸が、彼女に、何のために力を欲したのか、と問い、力に振り回される哀しさを説き、その力をコントロールするために、レプリケミーたちと心を交わすべきだ、と助言しても、これはこれで熱い。

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今日の出来事(13-6-16)

2024-06-16 21:17:17 | 日記

COMICエルオー(2024/6)一言感想

パパは美玲のモノ 小路あゆむ

可愛いらしい見た目ながら、このお嬢さん、性欲モンスターだなぁ。

ファミリーアフェア(桃) まやふふ(賢)

まぁ、姉妹の仲が良好なのは微笑ましい事だわな。

種も仕掛けも さつよ

快楽に堕ちつつも、心春ちゃんの方が何枚も上手だったって事だ。

さまかん みさお。

どんくらい、田舎の温泉だったら、こういうラッキーが起きるのやら。

ポよ子のおめでた人生(ロード) お絵かきおじさん

このタイトルは、男とヒロインの頭がおめでたいってのと、懐妊=おめでたのダブルミーニングなのかね?

モールで見かける子 降本孟

世の中にはいるんだろうか、こうやって、男の人生を悪意なく、無邪気にぶっ壊す事を楽しめる少女が。

ぎぶみーもあ きゃらだいん

改めて、きゃらだいんがエロリ漫画家として凄い事を実感できる漫画だわ、これ。

学びの芽生え前編 彦馬ヒロユキ

このファンは自分の方が優秀だ、と思っちゃいるんだろうが、気付いていないんだろうなぁ、自分が性欲モンスターの餌食になる事に。

やみつきプールおせっせ EB110SS

この夏は近所にあるプールで泳いで、体を引き締め、スタミナも付けたいなぁ、と思っちゃいる。

お嬢さまタイツ るるえぱ

真面目に生きていた人生がぶっ壊れるのは、いつだって、一瞬のことだ。

メスガキ忍者エマちゃん♡ ポンスケ

うーん、これは、この師範が悪いか。

港崎しいは逆上がりができない 谷町めいど

まぁ、自業自得ではあるが、可愛い恋人が出来たんだから、それで良しとしろ。

おとなごっこ 第3話 ぽろん

あまり陰鬱な展開にはしないでほしいなぁ。

不登校の恋人 前島龍

ほんと、前島先生の漫画は当たり外れがデカい・・・今回はちょっと、ハズレだったか。

飛んでロリコンビュービュー チグチミリ

最初は生意気で、段々にメス堕ちしつつ、何だかんだで、エラそうにするトコが可愛い。

セキレイちゃんと僕 第5話「夏の訪れ」 砂漠

好きな人のセックスにハマっちまうのは、どうにもならんわな。

幽世の「あこ」 猫男爵

猫男爵先生の、バッドエンドなんてもんは絶対に認めないって信念を感じて、この作品、すっげぇ好き。

 

 

今週の食事

6月10日(月)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

夕食

皿饂飩(豚こま、ブナシメジ茸、エリンギ茸・醤油餡掛け)、味噌汁(焼き麩)、烏龍茶

 

6月11日(火)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

間食

おにぎり(海苔ふりかけ)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、キャベツ、モヤシ・麻婆豆腐の素【辛口】)、味噌汁(焼き麩)、烏龍茶

 

6月12日(水)

朝食

安倍川餅、バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

間食

安倍川餅、レモンティー

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、キャベツ、人参、青梗菜、ブナシメジ茸、モヤシ・青椒肉絲の素)、中華スープ(キャベツ、若布、青梗菜、人参、高野豆腐、葱)、烏龍茶

 

6月13日(木)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶

間食

煮干し、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、キャベツ、蓮根、午房、人参、蒟蒻・回鍋肉の素)、味噌汁(高野豆腐)、烏龍茶

 

6月14日(金)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(ちりめん山椒御飯×2)、烏龍茶

間食

餡蜜風大福、烏龍茶

夕食

マグロネギトロ丼、中華スープ(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶

 

6・15(土)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(ちりめん山椒御飯×2)、烏龍茶

間食

おにぎり(ちりめん山椒御飯)、烏龍茶

夕食

カップ焼きそば(ペヤング大盛)、豚しゃぶ(おろし玉葱ドレッシング)、味噌汁(若布、キャベツ、人参、青梗菜、高野豆腐、葱)、烏龍茶

 

6月16日(日)

朝食

冷やし烏龍茶漬け

昼食

コロッケサンド(トンカツソース)、レンチン野菜(キャベツ、人参、モヤシ、葱・めんつゆ)、烏龍茶

間食

黒糖蕨餅、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(味付け牛ばら肉、キャベツ、人参、玉葱、葱)、中華スープ(高野豆腐、分葱)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

面白い、名作だ、と言われる漫画に必要な条件や定義は色々とあるだろうが、私個人としては、前の巻より面白いってのは大事かな、と思っている。つまり、この(6)は(5)を上回っているので、『出禁のモグラ』は名作、と呼ばれるべきだ、と力強く言いたい訳だ、私は。

これまでも、『出禁のモグラ』では、怖いっ、と感じる事は多々あった。前シリーズなんか、何度も鳥肌が立ってしまった。

しかし、その恐怖はオカルト的だったり、鬱屈した人間の闇の部分に対するものだったが、この(6)で感じた恐怖は、看守である浮雲さんが揮った圧倒的な暴に、だった。『嘘喰い』で登場する立会人レベルの暴だわ、これ。

看守だからこそ、モグラを守る、それが浮雲さんにとっては大事。そのモグラが囚人として過ごせない状況になったのならば、相手の理など容赦なく捻じ伏せ、無慈悲な攻撃を加え、命を刈ろうとする。この世には、色んな恐ろしいタイプがいるけど、自分の職務に、どこまでも忠実だからこそ、自分の役目を果たすためなら、手段を一切、選ばないタイプは一線を画した怖さがある。

そんな浮雲さんの、文字通り、人間離れした怖さで読み手を震わせたのと同時に、この騒動を起こしていたゲームマスターの抱えていた闇を露わにし、読み手に「これは果たして、悪と言えるのか、悪として裁くべきなのか」と考えさせるのもまた、江口先生、テクニシャンだなぁ、と感じさせてくれる。

実際、誰でも持っていると思うんだよな、この劣等感と自己顕示欲、「好き」を共有したいって欲が綯い交ぜになったものは。そんな人間らしい心から、この騒動を起こしてしまったのは、一人の天才少年。子供だから何をしても許される訳じゃなく、やっちゃいけないラインを越えてしまった以上、その罪は裁かなきゃいけない。そう、この少年は、自分が犯した罪を裁かれるべき所で踏み止まってくれていた・・・逆に言えば、そこで踏み止まらなかったのなら、私は子供であっても、裁く事はせず、その命を断つべきだ、と思っている。

最後の最後で、毒繭アケロンティアこと熊谷誠治(故48)に好い働きをさせるってのも、江口先生かつこの『出禁のモグラ』らしいな、と感じた。何がどうってのは説明し辛いんだが、藤田和日郎先生の『双亡亭壊すべし』の凧葉やみなぎ得一先生の『足洗邸の住人たち。』の福太郎のような、本来であれば、非戦闘員であるはずの絵描きが、戦いの勝敗を引っ繰り返すような一手を打つ爽快感に近いものを、この熊谷の言動に、私は感じた訳である。

この「呪いのゲーム」編の着地点は、ハッピーエンドじゃないけど、バッドエンドやビターエンドでもなく、結局んとこ、こういうのが一番、落ち着くんだよな、と思えるものだった。他のシリーズに負けない、色々と考えさせてくれるものだった。

ちょっとじゃ済まないレベルで「呪いのゲーム」編が重かった事もあってか、江口先生、「猫附ゼミ夏合宿編」は結構、はっちゃけてるっつーか、明るさに全振りしてるわ。こういう、明と暗の使い分けも、江口先生の武器だ、と私は思う。

悪い奴じゃないし、むしろ、良い奴なんだけど、絡み辛いっつーか、積極的には関わられたくないタイプである、陽キャの更なる先にいる藤村に対する苦手意識を、ほんのちょびっとであるが、ドッヂボールで克服した真木くん。そんな彼の背を、モグラが良い感じに押してくれているのが、これまた、グッと来る。この背中の押し方、やる気の出させ方は勉強になるわ。

 

この台詞を引用に選んだのは、モグラは真木くんのことをちゃんと見てくれているんだなぁ、と感じたものだったので。

短所や弱点を悪い、とせず、それも個性を形成する大切なものと見た上で、優れている部分をしっかりと、本人よりも把握してくれているのは嬉しいもんだ。

「真木の弱点は、全てにおいて、『ビビリ』なとこだ!他の点では、判断力も行動力もある!!ビビリを取っ払えば強いぞ!!」(byモグラ)

 

この台詞を引用に選んだのは、深いなぁ、と感じたので。

熊谷誠治(故48)って、アクが弱くないキャラが言うからこその説得力。

毎度のことながら、名言は言うキャラも大事だな、と思う。

人生は儘ならない、でも、だからと言って、何の努力もしないってのは違う。

どうにもならない、と解っているからこそ、少しでも、どうにかしようって足掻くのが人間だ。

その足掻きを止めてしまった時、人は、気付かない内に、自分の「大切なもの」を自分で捨てちまってるのかも・・・

「生きたい人が早死にして、生きたくない人が苦しみながら生きています。世の中、上手くいかないです。世の中、変です。いつだって、一番欲しいものは手に入りません。3番目くらいに欲しいものの方が、何故か、手に入りやすいです。皆、それはわかっていて、それに対する対応の仕方が、多分、人生の分かれ目です」(by熊谷誠治)

 

この台詞を引用に選んだのは、上にも書いたが、モグラの発破の掛け方は学ぶところが多い、と感じているので。

社会人としてやっていくには、ある程度、こういう能力が必要なんだよな、と悩む事が度々。

後輩の、困難に立ち向かう勇気を引き出したい時、このスタンスを参考にしたい。

また、モグラのこれで、戦う気持ちを持つ真木くんも良い奴だな、と思える。

「それにな、真木も一回、戦った方がいいな。『藤村』って、よく、お前の話に出てくる、『気のいいジャイアン』ぽい奴だろ?見てわかったよ、ドッジボールの件も、また押し切られたんだろ。お前、見るからに気が進まなさそうだもんな。ただな、いつも我慢して意見を譲るのはお前の勝手だが、譲る以上、相手の土俵で戦うのを許すってことでもあるな。なら、ちゃんと戦ってみないか、まぎ太くん」(byモグラ)

 

こちらの台詞もまた、モグラの人(まぁ、神様なんだけど)としての器がデカいってことを魅せてくれるものだ。

モグラの中で、藤村に対する恨みは、相当に深かったはずである。

しかし、藤村に敗北の味を舐めさせた事で、その恨みをキッパリと捨てるのは、漢にしか出来ない、と私は思った。

許す力、これもまた、人間には必要か・・・

「よォーし!!これで許―す!!!」(byモグラ)

コメント
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