今日は母に頼まれていた大仏さんの写真を撮りに鎌倉へ。
江ノ電・長谷駅下車。
高徳院さまへ向かって歩き出す。
シーズンにはごった返すこの道も中途半端な時期はさすがに閑散としている。
そうだ。ついでに光則寺さまに寄ってロウバイの香りを楽しもう。
山門の前の梅の古木の状態が良くないようで、庭師さんたちが手術の真っ最中。
ロウバイが香る。
庭師親方さんにお伺いしたら、どうもこの地衣類がとおっしゃる。
鎌倉の古刹名刹のお庭の樹木は地衣類に覆われていることが多い。
樹木に害は無いとはされてるけど、新芽に着生するとあまりよろしくないようだ。
日蓮宗行時山光則寺さまは文永11年(1274年)の創建。
五代執権北条時頼の家臣・宿屋光則が自邸を寺にしたことから始まる。
立正安国論によって迫害を受けた日蓮が佐渡に流罪になった時に共に捕らえられた弟子の日朗は宿屋光則邸の裏山の土牢に幽閉された。なれど日蓮日朗の受難に立ち向かう姿に心打たれ後に帰依したという。
今は四季折々の花の寺としても有名。
ちなみに拝観料は100円です。
今日は月に一度のお経を読む会のようだ。
庭師の親方さんが、カイドウも弱ってきちゃってるんだよとおっしゃっていた。
本堂の前にあるカイドウは、樹齢200年以上と言われる古木。
鎌倉市の天然記念物でありかながわの名木100選にも選定されている。
って?え?!
花が咲いている!
観光シーズンは避ける私には思いがけない幸運だけど、本来は春の花だ。
そうして本来は今が盛りのはずの境内のロウバイが元気無い。
土牢へと上っていけば、木がぼっきりと倒れてる。
去年の台風19号でやられたらしい。
ん・・・
やっぱり塩害なのかな?
カイドウは大丈夫なんだろか?
スイセンとミツマタを見ながら寺を後にした。