目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「オペラ座の怪人」4Kデジタルリマスター版に燃えた2024年

2024年12月29日 | オペラ座の怪人!
今年もあとわずかなわけですが。
どうしても書かなければならないでしょう。
「オペラ座の怪人」20周年記念4Kデジタルリマスター版のことを!

この映画のことはこれまでも何度も書いてきて、私の映画好き人生においてこれほどまでに愛した映画はなかった、と言える1本。

それが、今年6月、20周年記念として劇場公開されました。
当時はここまでシネコンが普及していなかったし、爆音、応援上映、4DXなどなどの上映形態もなかった!
それでもできる限り映画館に足を運んだものです。
だって、この映画は映画館で観てこそ、なのだから!

久しぶりに映画館で観られる喜びに打ち震え、アホかと思うような熱量で再び通った。
12月1日の「ライブ音響上映」を打ち止めに計8回…。できることなら永遠に映画館で観たかった!
これはオペラ座ファンならわかってもらえると思う!!

ライブ音響上映、素晴らしかった!
これはとにかくデカい音の大迫力で観られるイベントで、今までにもオペラ座が上映されたこともあったのかもしれないけれど、私は初体験。
絶対にこれを体験すべき!!

冒頭のオークションでシャンデリアがあのオーバーチュアとともに輝きを取り戻すシーンの迫力たるや!!
腹の底に響く夢のような名シーンに酔いしれたわ…。

どの歌唱シーンも本当にライブで聴いているかのようで、正直、劇団四季のより感動したかもしれない。
大大大好きなマスカレードも最高に煌びやかだったし。
「Point of No Return 」からは目が離せないし、最後のシャンデリアクラッシュのド迫力よ!!ものすごかった!本当に観てよかった!

たぶんこれが当面の見納めだと思って観たからよけいに感動しました。
何回目よ?!(実は家では言うほど観てない。映画館で観たいから←しつこい)

今回20年ぶりにこの映画を観て、つくづく、この時のファントム(ジェラルド•バトラー)、クリスティーヌ(エミー•ロッサム)、ラウル(パトリック•ウィルソン)でなければならなかった!なんと天才的に素晴らしいキャスト!と涙しました。

もうね、ファントム、最高過ぎへん?!

たぶん、私たち観客もクリスティーヌ同様に夢のような天使のようなファントムの魅力に取り憑かれて催眠状態なんだと思う。ほんまに。
それほどまでに完璧なファントムーー!
(ラミン•カリムルーのファントムも高井治さんも、それはそれで素晴らしくて大好きだけど)

画面の隅々まで目を凝らして脇役の表情に新たな発見を見出したり。

これほどまでに熱狂する映画にこの先出会うだろうか?!
この映画は私にとっての最高傑作。
出会えてありがとう、って気持ちでいっぱい。

今回観ていて、クリスティーヌにとってファントムが夢の中の存在であることを今更ながら確認したというか、決して実存して自分に欲情を抱いたり、人を殺めたりする存在であってはならなかったんだよね。

だって彼は「Angel of Music」で、幼い時から、眠っていると夢の中に現れ、歌を教えてくれる。
In sleep, he sang to me. In dreams, he came なんよ!

陽の光で包み込んでくれるラウルがいて
闇を恐れる一方で夢で会えたら…と願ってしまう。

「Think of Me」は始めの方で歌われるけれど、これは、私にとってはクリスティーヌがファントムのことを歌っているとしか思えず、毎度歌詞を噛みしめるのです。

Think of all the things we’ve shared and seen - don’t think about the way things might have been …
Think of me, think of me waking, silent and resigned.
Imagine me trying too hard to put you from my mind
…There will never be a day when I won’t think of you …

ですもの。

目覚めている時の私は何も言えずなすすべもない
あなたを心から追い払おうとしている私…
あなたのことを思わない日などないでしょう!
その後のクリスティーヌとファントムの想いとしか言いようがない!

しかもね、私の持っているシナリオブックには、ラストシーン、
ファントムに指輪を渡した後、ラウルと舟で去っていくクリスティーヌのト書はこう書いてあるのです。

Say you’ll share with me one love, one lifetime …
クリスティーヌ、振り返りファントムを見つめ、彼のために歌っているように…
Share each day with me …each night …each morning …
まだファントムを見つめながら消えていく

とあるのです。
泣くしかない!

愛を知ったファントムのこれからを、そしてクリスティーヌとラウルの幸せなはずだけれど空虚な未来を思い涙。
(続きはLove Never Diesで!)

こうして20年ぶりに再燃したオペラ座の怪人への愛を胸に私の2024年は暮れてゆくのです。

またいつか映画館で観る機会はあるかな。
今年初めて観た人がこの映画を好きになってくれたら嬉しいし、この先も語り継がれる映画であることを心より願います。




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