「結婚しなくていいですか。－すーちゃんの明日」 益田ミリ

いつも楽しく読ませてもらっている
ichikoさんのブログで見かけて、
読んでみたかった本。
インターネット書店で注文するも、
なぜか在庫切れで購入できず、やっと入手。
売れてるみたいですね。

「結婚しなくていいですか。－すーちゃんの明日」
（益田ミリ　幻冬舎）

すーちゃんという女の子（35歳独身）が主人公の
漫画の第２弾らしいのですが、前作は読んでません。
（益田ミリさんの「OLはえらい」という漫画は読んだことあります）

すーちゃんはカフェの店長。
一人暮らしで、老後とか仕事とか
毎日いろんなことを堂々巡りで考えながら
暮らしてます。
先輩のさわ子さん（40歳独身）や、
友達のまいちゃん（既婚・妊娠中）も登場して
それぞれの胸のうちが語られます。

シンプルな絵で、淡々とした展開だけど
深いです。重いです。
旦那が”何これ？”と手に取り、ぱらぱらと
あっという間に読了して・・・
”なんか暗くなる本やなぁ”と言ってた。

この漫画って、女性なら絶対に誰かに
どこか共感するところがあって、
心がざわざわしたり、切なくなったり
笑えたり、泣けてしまったり
するんじゃないでしょうか。

私も独身の時はうだうだ考えては
ブルーになってました。
このまま一生独身だったらどうなるんだろ？
老後ってどうなるの？
仕事、このままでいいのかなぁ？

子供ができたらできたで、
私のこの先の人生ってどうなるの？
子供のことしか考えられない自分になるのかな？
とか・・・

男の人ってそういうこと、あんまり考えないのかな？
確かに、悩んでも悩まなくても夜は明けるし
１日１日は過ぎていくのだけれど。

周りの人の何気ない言葉が　
誰かを傷つけていることに気づけるすーちゃんや
さわ子さんは　とってもしっかりした、
優しい人だなぁ。
そんな自分を無理して変えなくても、
きっといつか、道は開けるだろうし、
自分の納得のいく人生が送れるんじゃないかな、
と思えます。

すぐに読めるから、是非　立ち読みでも！