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「500ページの夢の束」きっと辿り着ける

2018年10月14日 | 映画タイトル か行
ちょっと前に観た映画。
もう劇場公開は終わってると思うけど・・・

「500ページの夢の束」(PLEASE STAND BY / 2017・米)

家族と離れ、施設で暮らす自閉症の女の子・ウェンディ。
日々の生活には自分のルールがあり、時にかんしゃくを起こしてしまいながらも
仕事もし、自立に向けて奮闘するウェンディ。
ある日、大好きな「スター・トレック」の脚本コンテストを知った彼女は
書き溜めていた壮大な脚本を仕上げて応募しようと考える。
しかし、締め切りまで日がないことに気づき、映画会社に持参することに。
彼女にとっての初めての一人旅が始まる。

ウェンディを演じるのは天才子役だったダコタ・ファニング
「アイ・アム・サム」では知的障害のある父親と暮らす
幼い娘を演じていたのに、こんなに大きくなって・・・と感慨深い。
(そんな彼女も現在24歳!)

最近では妹のエル・ファニングの方が人気があるようだけど
久しぶりに観たダコタちゃんは、すっかり成長して
立派な女優さんになってました!

毎日のルーティンがきっちりと決まっていて
外界との接触が苦手(かな?だからi-podを手放さないのかと思ったけど)
でも、ある分野には驚異的な才能があるウェンディ。
それが「スター・トレック」!

最近の映画版を観たことはあるけど、TVシリーズまでは観てない。
世界中に”トレッキー”と呼ばれる大ファンがいることは知ってます。
たびたび映画の中でネタにされるしね(笑)

私は「スター・トレック」と自閉症のことに詳しくないので
すべてを理解しているわけではないけど、
ウェンディの書いている脚本は、
カーク船長とスポックが、二人だけで砂漠の惑星を彷徨う話。
異星人で、感情を持て余すスポックとウェンディ自身は
似ている、ということかな、と思いました。

脚本を届けるウェンディの旅は
絶対に越えてはいけない、と言われている大通りを渡り、
バス乗り場を探し、行き先を確かめて、切符を買い、
バスに乗って・・・という大冒険。
(たぶんサンフランシスコからロサンゼルス)

トラブルに継ぐトラブル。
それでも諦めずに、夢が詰まった原稿の束を手に
映画会社を目指すウェンディ。

目標を達成できたら、お姉ちゃんと、かわいい姪っ子と
一緒に暮らせるようになるかも、という気持ちもあったのかも。

誰もが、チャレンジする前から、ダメと決め付けたり
この子はこれしかできないから、と思い込んでいることより
ずっと大きな可能性はあって、成長していけるものなんだよ、
っていう映画かな。

芸は身を助ける、じゃないけど
大好きで誰にも負けないものがあれば
人は強くなれる、ってことかも!

スター・トレックが好きな人にはより楽しめると思います。
セリフとかいろいろ小ネタが。

ダコタ・ファニング、これからも楽しみな女優さんです。
マイナーだけどいい映画でした。
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