目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

勝負の世界

2018年09月24日 | ミニkino


今日は息子の水泳の試合だった。
系列のスイミングスクール内の試合とはいえ、
年に一度の全国大会がかかった大事な試合。

オリンピックやジュニアオリンピックとは言わない。
(Jrオリンピックに出た年下のチームメイトもいるけれど!)
瀬戸大也も子供の頃から出場していた、系列スクールの全国大会。
それを目標に1年間がんばってきた。

年齢ごとに定められた規定のタイムをクリアすれば、何名であろうと出られる。
お祭り的な楽しさもあって、盛り上がるのだと聞いて、ずっと憧れてきた。
去年は0.8秒足らずに悔しい思いをしたから、今年こそは!と思っていた。

結果、出場3種目+リレー2種目、ベストすら出ず、当然、今年も全国大会には行けず。

同じスクールから何人も、しかも複数種目でクリアした選手も何人もいるのに。
息子より後で選手コースに入った後輩にも、どんどん追い抜かれている状態。
仲の良い年下の友達も何人も出場を決めたのに、息子はおいてけぼり。

この夏も朝練、夜練、合宿と遊ぶ間もなくがんばってきたはずなのに。
なぜ報われないのか納得いかない。

みんな同じ練習をしているはずなのに、それどころか、家でも毎晩、
帰宅後のトレーニングとストレッチを欠かさず、
旦那も様々な水泳の本を買い込んでは勉強してるのに。
(その素人コーチがいけないのか??)

私も、睡眠時間をとれるように、とか食事のこととか、できる範囲のことはやってきたつもり。

なぜ、全く成果が出ないのか??

それなのに、さほど悔しい顔もせず、「しゃーないやん」という風情の息子に
私の方が悔しくて悔しくて、ギリギリ歯噛みする思い。

練習自体に真剣味が足りないのか、意識が低いのか、熱意が足りないのか…

いくら私が悔しがってもどうすることもできず、一体どうしたらいいのか、
私の気持ちが折れてしまいそう。

言ってはいけないと思いながらも、息子にくどくど説教してしまい、
帰りの車内はとんでもないことに。

習い事の域を越えた「選手」として、この先、何を目指していけばいいのか…。
次に誕生日がきたら、また制限タイムは上り、小柄な彼は来年はさらに太刀打ちできなくなる。
(6年生~中1の選手なんて、みんな背が高く立派な体格の子ばっかり!)

そうなると、全国大会はおろか、公式戦には出られなくて、年に数回小さな試合に出るだけ。

好きだから、というだけで毎日泳ぐだけで本人は満足なんだろうか…?!
どんどん速くなっていくチームメイトの輪に入れなくなっても…?!
活躍するチームメイトをみて、情けなくないのか、自分はそれでいいのか?!
高学年、中学生になって勉強がしんどくなっても?!

「何かに打ち込むことが大事」
「将来的にきっと役に立つ経験」というには、
毎日毎日水泳のためだけに時間をとられるのがしんどすぎる。
形に残るものがなくても、続けるべきなんだろうか…。

息子は感情を表に表さないので、親の私にも、
本人がどういう気持ちなのかよくわからない。
コツコツと地道に努力をすることが嫌い。
かといって、天才肌であるわけがない。

私自身は大の負けず嫌いで、努力でなんとかなることは努力してがんばってきたタイプ。
部活も勉強も仕事も。
後悔するぐらいなら、出来ることはやりすぎる方がいいと思っている。

だから今日の、自己ベストすら更新できなかった彼が、本当に100%の力を出しきったのかが疑わしい。

本人の言うように、本当に精一杯がんばってあの結果なら、
素質がないということだろう。

私にはどうすることもできないのが、ものすごくじれったくて悔しい。
もっとしっかりした体に、もっと才能ある選手に生んであげられなくてごめん、ということだ。
鳶は鷹を生まないのだから。

過度の期待がプレッシャーになることはわかっているけれど、決して過度ではなく、妥当な期待だと思っている。
これだけやっているのにナゼ??という気持ちが拭えない。

ひとつ前のブログで書いたように、おおらかに、
「よくやったよ!また明日からがんばろう!」と
寛大に受け止めてあげたいけれど、私には無理だ。
結局は親(私)の見栄とエゴなのだろうか。
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