気の広場

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母の日に ・・・ いのちのなつかしさ 

2010-05-09 06:15:52 | Weblog
( むかし ・・・ )


「お父さん、どうもできたらしいわ」

「できたって、なんだい魚の目か」

「バカ言っちゃいけないよ、赤ん坊」

「冗談じゃないよ、八人目、喰わせられんよ」

「なにいってんのサ、あなたの責任でしょ」


なんて言って、あんまり歓迎されず(?)に

  お腹の中で育った子ども(私)でも

いざお産になったら ・・・

「神様、どうか、母子とも健康にたのみます。

  少々ご面相がオカチメンコでもかまいません」

なんて父親は、手をさすりながら

  産室の前を行ったり来たりします。


・・・ それが、親の心だと思うのです。


生まれてくると

「幸子にするか、美しく恵みの多い子、美恵子にするか」

なんて

生まれ出たばかりの行く末の幸いを祈りながら

    命名するのではないでしょうか。


のちに 「このバカめ!」なんて

  しょちゅう叱られている子ども(私)だって

「バカ夫」とか「バカ子」なんて

    命名されたりはしませんよ。

        (ちなみに ・・・ 私の名前は オサムです)



人はみんな

  不幸を願われて生まれてきたりはしません。

  幸せを願われて生まれてきた存在です。



いったん人生のいちばん初め ・・・ にもどります。

「生命のなつかしさに」 ・・・ に還ります。



いまの子たちは

  みんな「いのちのなつかしさ」を知らない ・・・ のでは

つまり

  ほんとうのお母さんとお父さんを知らない ・・・ のでは。



心が 父母の心の世界に還りつくと

  ・・・ なぜか 「安らかな心」になります。


「安心」とは ・・・ 幸せの別名です。