年中さんの女の子が、
「先生、お米がたおれてるよ」と、言いに来ました。
私は、とっさに、プランターが何かの勢いで倒れて
しまったのかな?っと思って、急いで畑の方に走って
いきました。
すると走っていく途中にも、年中さんの男の子が居て、
「先生、お米たおれてるねん!」
「うん、えらいこっちゃな~。すぐに直さなあかんなぁ。」
「うん、オレも行く!」
そう言って走って畑の横に置いているプランターを
見に行くと・・・
”ん?あれ?倒れてないけどなぁ~(私の心のつぶやき)”
「ほら、先生、ここ!」
「こっちも倒れてるねん!、こっちも!」
よく見てみると…束で植えたお米の苗の一部が、ペタンと
倒れていたのです。
”これか~。すごいなぁ、こんな細かいところまで見てたんだ。
しかも、みんなすっごい心配そうにしてるし…(心のつぶやき)”
「どうしらたいいかな~」(私)
「石田のおっちゃんに電話して聞いたらいいと思う。」(男の子)
「でも、電話やったらわからんから、絵に描いて渡したら?」(女の子)
※石田のおっちゃんとは、先日のサツマイモの苗の植付け写真で
初登場した私たちにとっての畑の先生です。
そう言いながら…最終的にはチョコチョコっと、指で押したりしてみて、
何となくこれでいいかな~っという雰囲気になりました。
お米作りを始めたばかりですが、こんなに心を寄せている子ども達の
姿に触れて・・・本当にうれしくなりました。