喜連幼稚園の夏…、セミの鳴き声が鳴り響き、はだか・はだしになって、
汗をいっぱいかいて、走り回る姿。
喜連幼稚園の良さは、子どもが子どもらしく生活できる環境をめざしている
ところです。
日頃は、喜連幼稚園の保育にご理解・ご賛同賜り、またお互いに子どもを
見守る大人としてご協力頂いておりますこと、心より感謝いたしております。
本日、夕べのつどいを計画して準備をすすめてまいりましたが、中止という
判断をさせていただきましたので、ご案内いたします。
現在、在園児のお友だちでインフルエンザA型にかかったお友達がいることが
わかりました。幼稚園としましては、大阪府から示されている指針を基本とし、
園医の先生ともご相談した結果、幼稚園として子どもの幸せを総合的に判断し、
中止という判断となりました。
既に終業式・夏期保育も終わり、夕べのつどいが終ると夏休みに入ります。
みなさんが、夕べのつどいを楽しみにして下さっていたこと、たくさんの方々
のご協力をいただいていたことなどを考えると、複雑な想いもありますが、
幼稚園として子ども達の安全と健康、みなさまの安心を一番に考えるべきで
あると判断いたしました。
今日の中止を受けて、残念に思われる方もおられるかもしれません。
また、今回の判断が過剰な判断だと思われる方もおられるかもしれません。
しかしながら、私達がめざす子どもの幸せとは、健康と安全・安心の上にある
もので、そこからはじめて楽しさがスタートすると思っています。
残念な気持ちは、喜連幼稚園に関わる皆さんが同じ気持ちだとは思いますが、
こういう時こそ、文句を言うのではなく、大人として子どもに、どのように声を
かけられるでしょうか。
大人は、社会の中に生きていて、思い通りにならないことの連続です。今回の
判断も苦渋の選択ではありましたが、みなさんにご理解いただけると思っています。
思い通りにならない時に、今、みなさん一人ひとりが、子ども達に前向きな
言葉をかけてくださるかどうか、それによって、子ども達の気持ちも未来も
変わると思います。
そして、こういう事態になったときに、否定するのではなく、一人ひとりが
理解する方向で受け止めて下さるかどうかで、子どもを取り巻く未来が変わる
と思います。
賛否両論のご意見もあるかと思います。また、対応の不備もあったことと
思いますが、私達が子ども達に、保護者の方に、地域のみなさんに、喜んで
いただきたいという一心は変わりません。
どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。