
英語の「croquette」からの転訛だといわれている。
さらにその英語「croquette」の語源をさかのぼると、フランス語の「croquer」で、
「砕く, つぶす」という意味にあわせて、
名詞としてつかうと「カリカリするもの」っていう語感があるそうだ。
要するに、ジャガイモをつぶしてつくるってことと、
油で揚げた食感がカリカリしてるってことから、
この名前がついたんだろう。
日本にコロッケがはいってきたのは存外ふるく、
明治の早い時期には食べられていた。
オランダ好きの僕としては、コロッケの語源は、英語の「croquette」じゃなく、
江戸時代をつうじて交流のあったオランダ(語)の「kroket」からきたって思いたい。
じっさいにオランダでは、コロッケの自動販売機があるほどポピュラーな食べものだ。
もしかしたら、すでに江戸時代に長崎の出島あたりで、
オランダ通事たちが食してたんじゃないかって想像もしたくなる。
こういった妄想は、贔屓の引き倒しだろうか…?