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坂の上の雲

2006-08-29 09:20:00 | 日記・エッセイ・コラム
後輩のバースデイになにを贈ろうか考えあぐねた末、
司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』をチョイスした。


坂の上の雲〈1〉 坂の上の雲〈1〉~〈8〉

 司馬遼太郎
 価格:¥ 620(税込)
 発売日:1999-01



この小説は数ある司馬さんの作品の中で、名作中の名作だと僕は評価している。
たしか司馬さん自身がなにかに書いていたが、
『坂の上の雲』というタイトルは、封建の世から目覚めたばかりの幼い日本国家が、
そこを登り詰めてさえいけば、やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを、
「坂の上にたなびく一朶の雲」に例えた切なさと憧憬をこめた題名らしい。


僕自身まだまだ若僧で、ひとにものをいえるような人間じゃない。
けど、後輩にはこの本を通じて、
日本(国家)や日本人について自分自身のしっかりとした存慮をもってもらいたい。