主役の正蔵師匠のほかに、
桂三枝・春風亭小朝の両大師匠、若手は林家いっ平・翁家勝丸というラインナップ。
もちろん、このキャスティングでしょっぱい公演になるはずもなく、
ひさしぶりに腹の底から笑い、人情噺では柄にもなくウルウルしてしまった。
正蔵師匠には TV 同様、古典落語の世界でもガンバってほしいです。
僕は大学時代、なぜか落語研究会(落研)の人たちとひじょうに仲がよく、
落研の部室に入り浸ったり、落研の合宿にひやかしで参加したり、
新宿末広亭に寄席をみにいったりしてて、けっこう落語好きだった。
僕の大学の落研顧問は、あの人間国宝 柳家小さん師匠だったのだけど、
光栄なことに、人数あわせで、いっしょに麻雀卓を囲ませていただいたこともある。
落研の人たちとおつき合いするときは、相手を芸名でよぶのが慣わしで、
「目白亭白目」さんとか、「目白亭都留古(とるこ)」さんなど、ユニークな芸名が多かった。
なかには、「目白亭白痴」っていう放送コードぎりぎり(ていうか、完全に NG)の後輩もいて、
人前で「はくち、はくちッ!」ってよぶと、まわりのひとから白い目でみられていたのを思いだす。
落研には女の子もいて、落語はせずにお囃子を担当していた。
「はずみで入部したから」という理由で「葉摘」、なんていう源氏名?のカワイイ女の子もいたっけ。
で、未だに本名を知らない(おぼえてない)人も結構いるんだよな。
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イズミ
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