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日本人はいませんでした

2008-05-15 12:39:08 | ニュース
Rescue四川省大地震@中国の報道で、不思議に思うことがある。
それは、日本人の被害者がいないことだ(もちろん、いないに越したことはない)。
  
四川省には、かなりの人数の在留邦人がいるはずだし、
日本人観光客もそれなりに訪れていたはず。
被災者1000万人&死者5万人超が予想されているというのに、
その中に日本人がいないのは、それだけ中国の人口が多いということなのだろうか?
日本人が滞在している建造物は、いわゆるアッパークラスで、耐震強度が高いのだろうか?


ともかく、日本にいるご家族・ご親族・恋人は、一安心といったところだろう。


ところで、THE YELLOW MONKEY だったと思うんだけど、

   外国で飛行機が墜ちました
   ニュースキャスターはうれしそうに
   乗客に日本人はいませんでした
   僕は何を思えばいいんだろう
   僕は何て言えばいいんだろう

というリリック(うろ覚えだけど…)の楽曲があったと思う。
イエモンのことはよく知らないし、この楽曲もこの部分しか記憶にないから、
以下のことは僕の思い違いかもしれない。


ニュースで「犠牲者に、日本人はいませんでした」と報道するのは、
日本人さえ無事であれば、外国人は死んでもいい
ということじゃないだろう。


家族や友人が海外に出かけているとき、その渡航先での事故や災害のニュースに接すると、
当然心配だし、不安な気持ち駆られる。
この不安や心配をいち早く解消しようという意味から、このような報道がなされていると思う。


そもそも人の命が失われたり危険にさらされいる報道を、
ニュースキャスターがうれしそうに原稿を読むだろうか?
少なくとも僕は、そんなシーンに、未だお目にかかったことはない。