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八咫烏にダメ出し?

2008-05-28 09:43:07 | アート・文化
Soccer2夕べ、何とはなしに、キリンカップ「日本 VS パラグアイ」を観た。
結果は周知のとおり、スコアレスドローながら、日本がめでたく優勝した。


サッカーに疎い僕には、キリン杯優勝がどれくらい価値のあるものなのか、
よくわかんない。
けど、パラグアイが南米の強豪国であることぐらいは知ってる。
だから、ドローは日本としては健闘した、といっていいんだろうな?


ところで、サッカー日本代表のユニホームには、
八咫烏(ヤタガラス)を摸したエンブレムが付けられている。


八咫烏は、3本足の伝説上の鴉で、熊野三山の守り神(だったかな?)だ。
神話では、
神武東征の際、神武天皇を熊野から大和へ道案内をした
と、されている。


この八咫烏がどうして、サッカーのエンブレムに使用されるようになったんだろう?
3本足だから、2本足より有利ってことなんだろうか?


「八咫烏のエンブレム、北京五輪ユニホームに使用ダメ」
というニュースを、先日、耳にした。


IOC は、北京五輪のガイドラインに、
「(国旗などを除く)メーカー商標以外の商標を、衣類や用具に表示することは一切認められない」
と、明記した。
「各国協会のエンブレムは、レプリカを売るなど、商業行為につながる可能性がある」
ということらしい。


このニュースを聞いて一抹の寂しさを感じたのは、僕だけじゃないと思う。
エンブレムが勝敗の鍵を握る、とは思えない。
だから、この IOC の決定は、競泳の水着問題にくらべると根は浅い。


でも、スポーツ選手にとってユニホーム -とくに代表ユニホーム- は、単なる競技用ウェアじゃなく、
身に纏うことによってスピリチュアルな何ごとかを感じられるものだと思う。
IOC は、スポーツ文化というものを、どうとらえてるんだろうか?