
このての話題には極力触れずに
お気楽にブログをやっていこうと思っているのだけど、
人間が小っちゃいんだろう、時たま、そっち方向に振れてしまう。
きょうのエントリーもそうだ。
この土日、日がな一日、民主党代表選の立候補者が仲良く5人揃って
TV に出ずっぱりだった。
まったく無意味とはいわないけど、
投票権もない僕らにいったい何をしろというんだろう?
メディアは、マスコミは、政治の疲弊を批判する。
それはメディアの役割でもある。
そして、確かにこの国の政治は制度疲労を起こし、劣化している。
その責任はだれに?
もちろん、僕ら国民にある。
けど、メディアにも相当程度の責任があるんじゃないだろうか。
この週末の代表選立候補者へのメディアの、とりわけ TV の質問はひどかった。
視点が一方向で、ワンテーマで、陳腐で、ステレオタイプで、
インテリジェンスやオリジナリティの欠片もなかった。
立候補者たちはまるで被告席に座らされているかのような扱いで、
一日中、何度も同じような不毛な質問を浴びせられていた。
僕はむしろ、チープな質問に唯々諾々と答えることを強いられている
立候補者たちに同情を覚えた。
政治改革を、まるで国民の正当な代弁者のように、メディアは声高に叫ぶ。
けど、僕はそれをアンタらに負託した覚えはない。
政治の改革よりもメディアの改革、
このプライオリティの方が遙かに高いと思った週末だった。