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零式艦上戦闘機(51) 零戦の好敵手P-38ライトニング
アメリカ陸軍機『ロッキードP-38ライトニング』(Lockheed P-38 Lightning)は、昭和18年(1943)4月18(日) 山本五十六長官を乗せた一式陸攻を撃墜した戦闘機だ。
ちなみに日本軍ではこれを『海軍甲事件』といい、アメリカ側では『ヴェンジェンス作戦』という。
<P-38(G)のカタログスペック>
エンジン:アリソン排気タービン装備 1325馬力×2
最高速度:644km/h
全幅:15.85m
全長:11.53m
機体自重:5534kg
全備重量:7218kg
武装:20mm機銃×1(携行数数1銃あたり150発)
12.7mm機銃×4(携行弾数1銃あたり500発)
航続距離:1400km
増槽搭載航続距離:3200km
全生産数 約9,500機(輸出機含む)
昭和17年(1942)6月、アリューシャン作戦で初めて日本軍と交戦し、ソロモン、ニューギニア方面には同年後半から登場した。
双発双胴の珍しい戦闘機で、パイロットは中央に設けられた胴のコクピットに乗り込み、プロペラは回転のトルクを打ち消すために、それぞれ左右プロペラが内側に回転する。
格闘戦では零戦の敵ではなかったことから、ペロっとひと舐めすると墜せるので『ペロハチ』とか、その姿から『メザシ』などと呼ばれたりもした。
しかし、自重が零戦の全備重量(2300kg余り)の2倍以上もありながら、零戦よりも100km/hも速く、まさにその名のとおり、『 Lightning(稲妻)』なのだ。
ちなみに日本海軍では、全備重量で最高速度を計測するが、アメリカでは燃料を搭載しただけで計測していたと思われるのだが、それにしても速かった。
ただし、すべてを装備した全備重量では零戦の全備重量の3倍にもなるため、実践での速度はかなり拮抗していたものと思われる。
プロペラの回転に影響されない中央の胴に、大口径の火力を集中して装備することができ、零戦よりもずっと多くの弾を携行していたので一撃離脱戦法を徹底してからは、零戦にとって手強い『双胴の悪魔』になっていった。
リチャード ボング少佐は、このP-38を駆って40機を撃墜しアメリカ軍屈指のトップエースとなり、P-38が撃墜した日本軍機の総数は、3,700機余りという。
高高度性能が改善されてからは、ロケット弾を装備したものや、偵察機、レーダーを搭載した爆撃嚮導機、爆撃機と様々な派生型が生まれたが、戦後アメリカ軍の主力戦闘機がF-51に決定すると廃棄処分される運命にあった。
そして山本長官機撃墜は、P-38の戦績における最高殊勲として、今に語り継がれる伝説の戦闘機となったあのであります。
関連 零式艦上戦闘機(11) 多勢に無勢 2013-10-19
零式艦上戦闘機(52) 零戦の好敵手F4Fワイルドキャット 2014-08-02 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(50) 零戦の派生型『二式水上戦闘機』 2014-07-19
【関連記事】
零式艦上戦闘機(36) 山本長官機撃墜 2014-04-12
零式艦上戦闘機(37) 山本長官機撃墜(2) 2014-04-19
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零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
零式艦上戦闘機のお話や、「所沢航空公園」、「零戦来日」の記事はリンク集を見てね♪
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零式艦上戦闘機リンク集・・・・・・・・・・・・・熈代勝覧(きだいしょうらん)リンク集
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早春の箱根総集編 2014-06-25
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ちなみに日本軍ではこれを『海軍甲事件』といい、アメリカ側では『ヴェンジェンス作戦』という。
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エンジン:アリソン排気タービン装備 1325馬力×2
最高速度:644km/h
全幅:15.85m
全長:11.53m
機体自重:5534kg
全備重量:7218kg
武装:20mm機銃×1(携行数数1銃あたり150発)
12.7mm機銃×4(携行弾数1銃あたり500発)
航続距離:1400km
増槽搭載航続距離:3200km
全生産数 約9,500機(輸出機含む)
昭和17年(1942)6月、アリューシャン作戦で初めて日本軍と交戦し、ソロモン、ニューギニア方面には同年後半から登場した。
双発双胴の珍しい戦闘機で、パイロットは中央に設けられた胴のコクピットに乗り込み、プロペラは回転のトルクを打ち消すために、それぞれ左右プロペラが内側に回転する。
格闘戦では零戦の敵ではなかったことから、ペロっとひと舐めすると墜せるので『ペロハチ』とか、その姿から『メザシ』などと呼ばれたりもした。
しかし、自重が零戦の全備重量(2300kg余り)の2倍以上もありながら、零戦よりも100km/hも速く、まさにその名のとおり、『 Lightning(稲妻)』なのだ。
ちなみに日本海軍では、全備重量で最高速度を計測するが、アメリカでは燃料を搭載しただけで計測していたと思われるのだが、それにしても速かった。
ただし、すべてを装備した全備重量では零戦の全備重量の3倍にもなるため、実践での速度はかなり拮抗していたものと思われる。
プロペラの回転に影響されない中央の胴に、大口径の火力を集中して装備することができ、零戦よりもずっと多くの弾を携行していたので一撃離脱戦法を徹底してからは、零戦にとって手強い『双胴の悪魔』になっていった。
リチャード ボング少佐は、このP-38を駆って40機を撃墜しアメリカ軍屈指のトップエースとなり、P-38が撃墜した日本軍機の総数は、3,700機余りという。
高高度性能が改善されてからは、ロケット弾を装備したものや、偵察機、レーダーを搭載した爆撃嚮導機、爆撃機と様々な派生型が生まれたが、戦後アメリカ軍の主力戦闘機がF-51に決定すると廃棄処分される運命にあった。
そして山本長官機撃墜は、P-38の戦績における最高殊勲として、今に語り継がれる伝説の戦闘機となったあのであります。
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